塾長です。
Casperって聞いたことアル?
マットレスって、あの、ベッドに敷いて、その上で寝るためのヤツ。
アメリカでは、マットレス販売店が街のいたる所にあって、マットレスを売っている。
このCasperは、通信販売にすることで、中間マージン省く事ができる。
「あ、そう」「ふーん」って感じでしょ?
でもね、この会社、投資家向けマーケティングが上手くて、マットレス市場よりも巨大なSleep Economyがあるんだ、って主張するのヨ。
そんな主張に眉を顰める人も多くて、ダン・ロバーツもそんな一人。
S-1 Filing(IPOに向けてSECに提出する目論見書)を読んだ彼の言い分を聞いてみよう!:
・S-1は、ファンタジーな言葉で溢れてた。
・CasperはSleep Economyをイノベーションする。”Sleep Arc”で特許取得。
・単なるマットレス会社じゃない。ベッドのフレームや、ベッド用品も売っている。
・競合と見なしている会社を聞いて、びっくりだ。
・マットレス会社だけでなく、ベッド用品を売ってるってことで、Bed Bath & Beyond、Wayfair, Amazon, IKEA, Macy's, Bloomingdaleと何でもアリだ。
・しかも、赤字。そして、拡大中。
・この会社、Pelotonと一緒じゃねーか?Pelotonも、自分たちの事をテックカンパニーだ、ソフトウェアカンパニーだ、ハードウェアデザインカンパニーだ、幸せを売っているって言ってた。
・寝てる時間で課金しなかったのが、驚きなくらい。
・2019年、$80Mを返品・返金・交換に使ってる。
・100日くらい返品可能期間があって、無視できない数の客が、買って・寝て・返品して、を繰り返してるらしい。
・同業者にPurpleがいて、Casperと同じくらいの売上で、市場価値はだいたい半分。
・2020年のIPO市場も、2019と一緒だ。
目論見書を公開しただけだから、IPOの日程が決まるのはこれから。
アメリカ、金が余ってて仕方がないんだろーネ。
お笑い番組見るより、マーケット見ていた方が笑える。