塾長です。
米国株高が続き、気が付けば、S&P500が3,000目前。
「再度底を試すぞ」と言っていた人達も、バツが悪そうな顔をしながら「ワクチン期待からV字回復を織り込んでいる」「FEDが流動性を」と解説。
Bloombergが、Federated Homes International Equities CIO スティーブ・オースに、そこんとこどうなのか聞いてたヨ。彼はちょっと考えが違うようダ:
・今のトレンドは何年も続いてきたものだ。それが加速している。
勝者はデジタルで利益を得る者、バイオ、工業ルネサンス、
勝ち、負けが徐々についてきていた。それが加速している。
・市場は二分化している。
人々は市場平均を見て、「市場が現実と乖離している」と頭を掻いている。
勝者は、例えばアマゾン。25%売上増加。アマゾン株が3末の底を試す事は無い。
それらが平均を押し上げている。
経済的にセンシティブな銘柄、私がサバイバーと呼んでいる銘柄は、先週、3月の底を試した。
例えば、JPMorganだ。木曜日の日中(5月14日のこと)、82ドルまで下げた。3月の底は、79だ。
3Mも同じ。先週、日中の最安値は131。3月は120台中盤をウロウロ。3月23日は118にタッチしたが。
Exxonも明らかにサバイバーだ。原油市場がタイトになってきて、上々の配当を支払っていて、成長株ではないけれど、先週は40まで下げた。3月は30台中盤で取引されていた。
サバイバーの中には、債務の多い企業がいる。市場は債務が多い企業を心配している。
例えばAT&Tだ。我々の好きな企業だ。巨大なキャッシュフロー、債務の5倍、配当の2倍。しかし、債務は多い。木曜日に3月底まで戻った。28ドルだ。
私は、市場は経済的現実から乖離していない、と言いたい。
今までこの番組で話してきた通り、我々は経済的現実に対して、より建設的な立場だ。
V字回復するとは思っていない。不安定な立ち上がりを見せるだろう。日々良くなるだろうが。
もっと重要なのは、市場は乖離していないし、経済的現実を心配している。
経済再開し、現実が良くなる一方で、本当のゲームが進行する。そこでは勝者と敗者の差が開く。
・我々は既に、巨大企業がさらに巨大化するのを織り込んでいる。
長期に渡って、我々はそれらの株を好むだろう。
しかし、単に「巨大企業は大きくなる」とだけ言うのは間違いだ。
小型株、中型株にも多くの勝者はいる。今、我々の中小型株ファンドは最高のパフォーマンスを出している。
信じられないかもしれないが、我々は勝者に焦点を当てているからだ。
中小型株のテック、バイオ。工業の中にさえ、国内、海外でうまくやっている企業はある。
今日、我々の小型成長株ファンドは3%上昇した。
勝者ー敗者のゲームは、大型株が大きくなるだけの話ではなく、経済を通して、もっと広いものだ。
いつ景気循環株に乗り換えるか?ではなく、企業(株)を選んだ方が良い。
我々のやり方は、匂いを嗅ぎまわって、グループの中で一番良いものを選ぶ。
・個別の名前を出すのは避けたいが、我々の小型株ファンドを見れば、名前は載っている。
我々は、様々な業種で成功している。テック、製薬に重点は置いているが、そこだけではない。
様々な業種で、自分のポジションを高めるためデジタル化を推進している企業がある。
小売り、レストランの中にも、同業他社よりうまくやっている企業がいるだろう。
なるほどね。
Aamazon、MS、Apple・・・の急上昇に気を取られてはいけない。米国株、まだ買える!
中小型株に手を出す気にはなれないけれど。AT&T、Verizon、JPMなどは良いかもネ。
Verizonの利回りは、4.5%もある。AT&Tは約7%。ちょっと怖い。
エネルギーの中でも石油は怖いが、発電は大丈夫かも?Dはコロナ前に戻し切った感じはあるが、利回り良い。SOはまだ上昇余地がある(コロナ前に戻っていない)。