塾長です。
昨日(米国8/18)の米株市場は、クローズにかけて下落。
S&P500、4,400(-1.07%)
Nasdaq、14,525(-0.89%)
【米国市況】株続落、テーパリングに焦点-FOMC議事要旨受け - Bloomberg
米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、資産購入プログラムのテーパリング(段階的な縮小)について年内に決まる可能性が示唆された。
表向きにはそういう事らしいですが、テーパリング開始が早まりそうだ、なんてのは過去のニュース。それを言い訳にして、デルタ変異種・景気懸念、アフガン撤退失態・政治混乱懸念といった辺りを背景に、ストレッチされまくった株を利確しにきているだけのような・・・。
今のところ関連性を指摘している人はいませんが、中国企業ADRで大損しているヘッジファンドがたくさんあるので、その穴埋めに売っている可能性も。
中国リスク、不意突かれたヘッジファンド-アリババなどの投資裏目に - Bloomberg
ADRだけでなく、香港、本土市場もしばらく停滞しそう。
中国、所得再分配など「共同富裕」実現目指す-社会還元も奨励 - Bloomberg
中国株はもうダメか・・・。
債券、為替、コモ:
原油、64.65
10年債、1.2730
ドル円、109.7950
Bitcoin、44,968
経済指標:
7月 住宅着工件数[年率換算]、153.4万件(予想160.0万件)
同[前月比]、-7.0%(-2.6%)
7月 建築許可件数[年率換算]、163.5万件(161.0万件)
同[前月比]、2.6%(1.0%)
米住宅着工件数、7月は予想以上に減少-3カ月ぶり低水準 - Bloomberg
金融政策:
セントルイス連銀総裁、22年1-3月までのテーパリング終了を支持 - Bloomberg
個別株:
Robinhoodは決算内容良かったものの、ガイダンスが悪かったようで、下落。nVidiaが好決算。時間外で上昇。
地政学:
アフガニスタン情勢が気になって株どころではない。
と言うか、アフガニスタン情勢の変化を起点としたマクロな動きが気になって仕方がない。中東反米勢力の動きや、難民問題(西欧への入り口であるトルコの発言力増加)など。
RBC ヘリマ・クロフトは、中国がアフガニスタンのリチウムを狙っているのでは?と言っている:
・これは石油ではなく、新エネルギーの問題だ。タリバンは$1~3T(100~300兆円)の希少ミネラル資源にアクセスできる可能性がある。タリバンはこれら資源を開発できるのか?これら資源はどれほど重要か?中国がそれら、特にリチウムを狙いに行くのか?この先、非常に重要な問題になってくる。
ー中国の動きはどうなっていますか?
・7月28日、中国外相とタリバン高官の会談があった。間違いなく中国の動きは早い。中国はリチウムだけでなく、一帯一路の開発も狙っている。中国は再エネのカギであるバッテリー、その重要な構成物のリチウムをコントロールする大きな動きになるかも知れない。
(このあと、ウィグル問題もあるね、と言った話が続く。割愛)
やはり中国株か・・・。