塾長です。
昨日(米国9/24)の米株市場は、微アゲ。方向感無し。
S&P500、4,455(+0.15%)
Nasdaq、15,047(-0.03%)
【米国市況】S&P500種が3日続伸、終盤に持ち直し-ドル上昇 - Bloomberg
昨日は日本株も戻したので、金融資産は月曜のsell-off前に戻りました。
日本株は大幅反発、米株高や中国不安の後退で買い安心感-ほぼ全面高 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、73.95
10年債、1.4600
ドル円、110.6850
Bitcoin、42,996
米長期債利回り急上昇、FOMC後に市場の利上げ時期予想前倒し - Bloomberg
ビットコインやイーサ急落、中国が仮想通貨全面禁止の方針 - Bloomberg
経済指標:
8月 新築住宅販売件数[年率換算]、74.0万件(予想71.5万件)
同[前月比]、1.5%(1.0%)
米新築住宅販売、4カ月ぶり高水準-価格は過去最高で横ばい - Bloomberg
昨日のblog更新時間に間に合いませんでしたが、こちらの統計情報もbloombergに出てました:
米家計純資産、4-6月は過去最高-株式相場活況や住宅価値上昇で - Bloomberg
金融政策:
メスター総裁、利上げ条件は来年末までに整う公算大きい - Bloomberg
個別株:
大きなニュースはiPhone13発売開始くらい?多くのニュースメディアでカバーされるでしょうから、ここではスルー。
気になったニュースはこれ(↓)くらい。欧州車会社は電池確保に一生懸命。
メルセデスがステランティスと連携-欧州電池合弁、9000億円超規模に - Bloomberg
トヨタどうする?
最後はシーゲル教授:
ー来年に向けて株式市場はどうなる?
・今のところは上昇すると思う。10、11、12月のインフレデータが悪ければ、心配だ。パウエル議長は、テーパリングを加速するかも知れないと言った。それは予想されているモデルではないが、間違いなく示唆された。インフレデータが悪ければ、株式市場はテーパリング加速に向けての準備に入るだろう。しばらくはクリアな航海が続くが、将来に問題がある、ということだ。
ー債券市場は、高インフレへの準備に入っているようです。10年債は1.46。
・まったくそのとおり。私自身も、10年債が115~135のレンジを抜けたのには驚いた。
今見ているインフレデータは低すぎると思う。もっと悪いデータが出てきて、FEDを引締めに向かわせるだろう。
ーどのような指標を見ておくべきですか?
・Bureau of Labor Statisticsがまとめている住居のインフレ率は2、3%だ。低すぎる。住宅価格は中央値で20%上昇、家賃は15%上昇している。それが彼らのデータに反映されるまで時間がかかるのだ。FEDはインフレを今年4.2%、来年2.2%と予想している。私はもっと上昇すると思う。そしてFEDは行動に迫られる。
一方、インフレ時に、現金や債券にカネを置いておきたくない。例え金利が上昇しても、人々は株、実物資産、不動産、リートに行く。それが今起こっていることだ。株式市場は平常。債券は気付いている。
ー債券や現金が良いとなることはないのだろうか?債券、現金を持たない事がnorm(標準)となるのだろうか?
・標準に近づいている。債券は他資産のヘッジ。例えば、月曜日、DOWが約1000下がった。債券は3ポイント上昇。多くの人は、そのような動きを好み、債券を持つ。保険である。短い期間で見れば、(株価下落などの)クッションとなる。それが債券の需要を支えている。それが消えてなくなるとは考えにくい。私が若かった頃の利回りを期待することはできないが。
年金を債券で運用する時代は終わったのネ・・・。