塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェフリー・ガンドラック】テーパリング開始は12月。債券利回り低下。

塾長です。

昨日(米国8/25)の米株市場は・・・、いったい誰が買っているのだろう?続伸。

 S&P500、4,496(+0.22%)

 Nasdaq、15,041(+0.15%)

【米国市況】株は高値更新、円に売り-ジャクソンホール待ち - Bloomberg

25日の米国株式相場は続伸。カンザスシティー連銀の年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)を控え、商いは静かだった。

 

 

債券、為替、コモ:

 原油、68.00

 10年債、1.3420

 ドル円、110.003

 Bitcoin、49,004

米国債利回りはじわり上昇か、ジャクソンホールのメッセージ中立でも - Bloomberg

 

 

経済指標:

 7月 耐久財受注[前月比]、-0.1%(予想-0.3%)

 7月 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比]、0.7%(0.5%)

 

 

金融政策:

コロナ対応緩和、ジャクソンホールで終了宣言を-JPモルガンCIO - Bloomberg

米金融当局のテーパリング、重要なのは開始時期ではなく終了時期 - Bloomberg

 

 

先日Yahoo Financeによるジェフリー・ガンドラックのインタビュー動画がアップされてました(8/24付け)。言っている事は普段と変わらないので、大きく割愛して、Part2の14分からFEDについて聞いている所のみご紹介:

Part1:

www.youtube.com

Part2:

www.youtube.com

FEDの次の動きがどうなると思うか?

QEをやっている間は、短期金利を上げる事を真面目に考えていないのは明らかだ。2021年中のテーパリングは不可能と思われてきたが、FED高官からは早い場合来月からテーパリング開始すると囁かれている。私はそれが起こるとは思わない。FEDはテーパリング開始を待つだろう。インフレが一時的だという考えに固執している。既にそれは間違いなのだが。CPIの上昇は2、3か月の一時的なものだと考えていた。既に3か月以上が経っている。今は6~9か月と言っている。もし2021年末までCPI総合が5%を超えるようであれば、私はその可能性は五分五分だと思うが、FEDはテーパリングを始めるかも知れない。一時的なインフレという論理を守るのは非常に難しくなるからだ。CPIの先行指標であるPPIは確か9.6だった。FEDの政策は、このインフレが耐えられるかどうかに依存している。コモディティの価格は安定化しているが、落ちていない。インフレがこのまま続く方に賭けるのが普通だろう。このまま続けば、テーパリングという事になるが、私は早くて12月だと思う。

ー株価は高すぎるだろうか?FEDがテーパリングを始めたら、株と債券はどのように動くだろう?

・株にネガティブなのは間違いない。先に指摘した通り、FEDのバランスシートとS&P500の資産は足並みをそろえている。2018年、テーパリングをしようとしたとき、株式市場はミニクラッシュを起こした。2018年の4Q、非常に圧縮されたベアマーケットだった。それがFEDの行動を変えさせた。

 奇妙なことに、歴史的には、FEDがテーパリングをすると債券利回りが下がる。直観に反する事だが、歴史的には利回りが下がる。FEDがバランスシートを拡大して以来、国債利回りは上がってきた。どういう事かと言うと、ロックダウンになって、30年債利回りは気が狂ったレベルである1%まで低下した。そしてFEDが巨大な刺激策を繰り出し、30年債利回りは大きく上昇したのだ。最高で1.85%くらいだった。QEを開始して以来、株は大きく上昇し、債券利回りは小幅に上がったのだ。

 すなわち(テーパリングが始まれば)おそらくは、債券利回りは抑制されたままであり、株は下落するだろう。

 

 

ヘッジファンドの人達は(株、債券、商品の)価格が動けば儲かる(または損する)ので、テーパリング開始とともに仕掛けてくるでしょう。なので短期的には、彼らが株を大きく売ってきて、それにつられて売る人のカネが債券に移る(=債券利回りが下がる)と考えれば、ガンドラックの言うとおりになるのかも知れません。

最近は一般投資家の買いが強いので、ガンドラックの言う通りにならないかも知れません。

長期投資家としては目先の値動きに注目するのではなく、長期的な視点を持ちましょう!(1日で数百万、数千万円失うと、イヤ~な気分になりますが、そう考えて乗り越えましょう)