塾長です。
昨日(米国9/20)の米株市場は、大幅安。
S&P500、4,358(-1.70%)
Nasdaq、14,713(-2.19%)
【米国市況】S&P500種が5月来の大幅安、終盤には押し目買い - Bloomberg
中国の不動産バブルが弾けるのでは?との懸念が囁かれていますが、世界規模の危機に発展する可能性は少ないとみる人が大半:
習主席が計算ミス犯すリスク、不動産規制で-市場は慌てて織り込みに - Bloomberg
中国恒大巡る不安で米国株はほぼ全面安、関係性薄い企業にも売り波及 - Bloomberg
いつもこのblogでフィーチャーすることの多いJP Morgan マルコ・コラノビックとMorgan Stanley マイク・ウィルソンの意見が割れている:
株売りは行き過ぎ、押し目買いの好機-JPモルガンのコラノビッチ氏 - Bloomberg
S&P500種、「氷」のシナリオなら20%余り下落へ-モルガンS - Bloomberg
ジム・クレイマーは弱気。このビデオの中で色々説明しているが、おもいっきし要約すると「上昇するネタは無いが、下落するネタは多いので、今は売り」なんだそうだ:
なるほど、ボラタリティファンドって、それなりの規模があるのですネ:
ボラティリティーファンドが4.4兆円の株売りも、相場急落で-ノムラ - Bloomberg
この規模の下落なら、システマチックに売買するこの種のファンドから150億-400億ドル(約1兆6400億-約4兆3800億円)の売りが促され、「ボラティリティー拡大」が続けば、さらに多くの売りが出るはずだと同氏が20日分析した。
株価全体を押し下げてくれるなら、歓迎しておきましょう。買いやすくくなる。
とりあえずFOMCまで様子見。売られたら、買い。買われたら、スルー。
債券、為替、コモ:
原油、70.64
10年債、1.3090
ドル円、109.439
Bitcoin、42,954
ビットコイン下落、一時4万3000ドル割れ-中国恒大を巡る懸念が波及 - Bloomberg
ビットコインはニューヨーク時間20日の取引で一時11%安の4万2522ドルと、8月初旬以来の安値を付けた。他の仮想通貨も軟調で、ビットコインキャッシュやEOS、イーサは軒並み下落。
経済指標:
9月 NAHB住宅市場指数、76(予想74)
米NAHB住宅市場指数、5カ月ぶりに上昇-資材コストの下落で - Bloomberg
金融政策:
FOMCが20、21日開催なので、quiet期間です。
財政政策:
米下院民主党、政府閉鎖回避の歳出法案に債務上限凍結盛り込みへ - Bloomberg
米中:
今更かよ、という感じですが、SECが米国市場上場の中国企業に対する危険性を警告:
SEC、中国株投資で米投資家への警告拡大-具体的な懸念事項挙げる - Bloomberg
SECは企業の年次報告書を吟味するよう投資家に促し、重要な懸念事項には以下の内容が含まれるとした。
・財務報告書で中国企業はペーパーカンパニーとの関係をどのように説明しているか
・米上場のペーパーカンパニーと中国の運営会社はどのような関係か
・中国政府が変動持ち分事業体(VIE)と呼ばれるペーパーカンパニーを取り締まるリスク
・中国の民間教育事業への投資を巡るリスク
・中国運営会社のオーナーと米上場のVIEの投資家の間で利益相反が生じる可能性
個別株:
前回blogにて取り上げた三菱UFJによるユニオンバンク売却、こんな背景があった模様:
三菱UFJの米銀行部門にOCCが停止命令、不健全な慣行巡り - Bloomberg
この報道だけから推測するのはアレですが、三菱UFJから派遣されている(腰掛け)日本人幹部のガバナンスが機能せず、(給与・ボーナスが業績に連動している)現地幹部が不正に走った、的な、よくあるパターンでしょうか。
ユニオンバンク内では、こんな感じになっていたりして?
日本人幹部「これが本社からの本年度予算です」
現地幹部「(こんな低金利でそんな予算達成できるわけないだろ)そうですか。コロナで中小企業の貸し倒れが増えているし、低金利で、難しいですね。我々が立てた予算案はどうなりましたか?」
日本人幹部「これは本社からの指示です」
現地幹部「それを達成するための具体的指示や、日本企業顧客の紹介などの支援はありますか?」
日本人幹部「それはあなた達に任されています(気合でなんとかしろ)」
現地幹部「(お前らは本社からのメッセンジャーか?話にならない。でも給料・ボーナスは米銀並みな一方、勤務評価は米銀より甘いから我慢しよう。今のうちに日本企業から搾り取って、おさらばだ)分かりました」
内部情報お待ちしてます。