塾長です。
昨日(米国12/29)の米株市場は、オープン後徐々に値が下がり、どうなることかと思ったら、アゲて終わり。さすが米国株。12/30は、半ドンでしたっけ?
S&P500、4,793(+0.14)
Nasdaq、15,766(-0.10%)
【米国市況】S&P500が最高値更新、今年70回目-ドルは下落 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、76.48
10年債、1.5430
ドル円、114.9680
Bitcoin、47,283
経済指標:
11月 住宅販売保留指数[前月比]、-2.2%(予想0.5%)
同[前年同月比]、0.2%
米中古住宅販売成約指数、予想に反し低下-高価格・在庫薄が重し - Bloomberg
個別株:
Biogenの身売り話が大きな話題といえば、大きな話題。しかし、興味がないのでスルー。
米バイオジェン株急伸、サムスングループに身売り交渉中との報道 - Bloomberg
CNBC ブライアン・サリバンが「2022年予想」という軽い話をしていて、日本株がその一つに入っていたので、ご紹介:
・2022年予想をしていきたいと思う。遊びであって、投資アドバイスではない。しかし、異なる見方の一つとして捉えてもらえればありがたい。
1.インフレ。CPIは年率4%上昇している。農業肥料が値上がりしている。それが食品価格を押し上げるだろう。
2.ベイビー・ブーム。米国の出生率は長期に渡って低下してきたが、反転する。妊娠テストキットが売れている。
3.日本株が上がる。日経225がS&P500より高いリターンを出す。バリュエーションがS&Pの半分しかない。プライシング・パワーもある。人口動態にだって変化があるかもしれない。
4.新車販売に占めるEV割合が10%。今は2~3%だ。
5.銅価格上昇。金属価格が上昇する。EVにも、EV充電のための電線にも銅が使われる、バッテリーにも銅やパラディウムが使われる。
・詳しくは記事を読んでくれ。
という事で、なぜ日本なのか?、記事を読んでみましょう:
3.日本ブーム。日経225がS&P500を上回る。
日本が上昇すると変に聞こえるだろう。確かに日本経済は停滞している。何年にも渡ってだ。過去数10年間、何度もリセッションを経験した。日本にはベイビー・ブームが必要で、日本政府は対策を打ち出してきた(https://www.un.org/en/development/desa/population/events/pdf/expert/24/Policy_Briefs/PB_Japan.pdf)。
企業の面で見ると、日本はなんとかやってきた。日経の評価はS&P500よりとても低いが、利益は増大している。日本の財政政策は、米国と同じくらい緩い。Jefferiesのアナリストは、Sony、トヨタ、スズキ、スバル、デンソーなどを割安だと見ている(Jefferies names its top stock picks for 2022、残念ながら有料記事)。
有料記事が読めないのが残念。もっと日本株が上昇する理由を掘り下げて知りたかった。
今は、米国株が上昇しきった感があり、利上げが意識されている。世界の投資家が割安資産を探し求めている。中国株は地政学的(米国の制裁)、ビジネス環境的(共同富裕、ロックダウン)に危なそう、という投資環境。
このような番組で日本株を紹介し続けてくれれば、日経が50%程度上昇してもオカシクない!?