塾長です。
昨日(米国12/30)の米株市場はクローズにかけて売られましたヨ。
S&P500、4,778(-0.30%)
Nasdaq、15,741(-0.16%)
【米国市況】株は小反落、終盤にマイナス圏転落-利回り低下 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、76.39
10年債、1.5150
ドル円、115.0600
Bitcoin、47,169
経済指標:
米新規失業保険申請件数、20万件を下回る-予想に反して減少 - Bloomberg
個別株:
Tesla車にリコールがあったみたい。
テスラ株が下落、一時3%安-米国で47.5万台がリコール対象に - Bloomberg
モデル3はトランクの開閉によって後方確認用カメラのケーブルハーネスが損傷し、画像が表示されない恐れがあるほか、モデルSはフロントトランクの掛け金の不具合でフードが突然開く恐れがあるという。
車という複雑な工業製品に不具合が出るのは仕方がないですネ。バッテリー全交換とかでなくて、良かった良かった。
(GMがリコール対象となったシボレー・ボルトEVの交換用バッテリーモジュールの出荷を開始 | TechCrunch Japan)
年末なので「2021年はこんな年だった」的話題が多いですネ。こちらは、自社株買いについて:
2021年の自社株買いは$850Bで、過去最高額。今までの最高額は2018年の$806B。
2021/Q3、最も自社株買いを行った5社がこちら。
Apple、$20.4B
Meta Platforms、$15.0B
Alphabet、$12.6B
Bank of America、$9.9B
Oracle、$8.8B
テック企業が多いのは、キャッシュフローがあるから。銀行が自社株買いを再開できたのは、今年の大きな話題。
自社株買いをすると株数が減る。株数を減らし、EPS(earnings per share)を高めるのが、自社株買いの狙いである。特にテック企業で目立つ傾向。2018年以降の減少率は、
Apple、△19%
Meta Platforms、△1.4%
Alphabet、△8.2%
Oracle、△25%
全てが減少しているわけではなく、増減マチマチである。他のテック企業を見てみると・・・、
Tesla、+16%
Nvidia、+3%
Broadcom、+1.4%
Adobe、△2.6%
Cisco、△6%
・自社株買いにも関わらず、S%P500の株数は増加している。2018年より、2021年の方が多い。その理由は、2つ。オプションの発行。株高により(同額の自社株買いを行ったとしても)買える株の数が減少している。これら理由により、数年前と比べ、ほぼ同じレベルの株数を維持している。
・バイデンは、Buildback Better Programにおいて、自社k部会に1%の税金を掛けると主張しており、政治的に熱い話題である。
2022年も企業のキャッシュフローが衰える兆しは見えず、自社株買いが多い年になるだろう。
$850Bは、$1=115円とすると、97兆7千5百億円。100兆円に近い。
数字に弱いので、イメージがわきません。なので、日本の株式時価総額と比較してみると・・・、
TOPIX全銘柄の時価総額は426兆円。$850BでTOPIXを買い続ければ、4~5年で全てが買える。
「情報通信」の時価総額は36.7兆円。半分も使わず一瞬で買い取れる。買えたとしても、欲しくないって?それは言わない約束・・・。
(データ元:基準時価総額・銘柄数 | 日本取引所グループ)
動画がほぼ同じ内容が記事になっているので、文字で確認したい方はどうぞ: