塾長です。
昨日(米国7/26)の米株市場は、予告していた通りWalmartショック。
S&P500、3,921(-1.15%)
Nasdaq、11,562(-1.87%)
【米国市況】株はウォルマート重しで下落、FOMC待ち-136円後半 - Bloomberg
原油、95.61
10年債、2.7870
ドル円、136.9430
Bitcoin、21,106
5月 S&Pケースシラー住宅価格[前年比]、20.5%(予想20.6%)
7月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、95.7(96.9)
7月 リッチモンド連銀製造業指数、0.0(-15.0)
6月 新築住宅販売件数、59.0万件(65.9万件)
米消費者信頼感指数、7月は21年2月来の低水準-3カ月連続低下 - Bloomberg
雇用が「十分にある」との回答比率は50%強と、過去1年の最低となった。職を得るのが困難との回答も増えた。
米住宅価格は伸び減速-ローン金利上昇で買い手が様子見姿勢 - Bloomberg
米新築住宅販売、6月に再び減少-過去2年余りの最低水準 - Bloomberg
米住宅市場、一時の熱狂は終わったが、まだ値段は高止まりな感じ。Redfin CEOグレン・ケルマン(Glenn Kelman)は、業者が在庫をさばくために値段を下げていると言っているのだが、定量的に示してくれていない;
例えばコロナ前に5千万円だった物件が、22年初めに7千万円(+40%)になり、現在5%下げたとしても6,650万円。それは果たして値下がりと言えるのでしょうか???と。
日本だと首都圏マンション価格は上がったが、家賃は余り変わらない(なので日本の不動産市場を前向きに捉えられないのだが、それはまた別の話)。米国だとそうは行かない。家賃も上がる。社会不安が心配。
今日からFOMC。
なし。
米中首脳会談の日程決定;
米大統領と中国国家主席が28日に会談へ、米中関係悪化の中-関係者 - Bloomberg
ポートマン上院議員(共)が「中国がFederal Reserve Bankに勤めている人を買収し、内部情報獲得、判断に影響を与えようとしている」と指摘したレポートを発行;
https://www.hsgac.senate.gov/imo/media/doc/HSGAC%20Report%20-%20China%20Threat%20to%20the%20Fed.pdf
レポートは長いので、Politicoの記事が良くまとまっている(Politicoの意見は入っていない);
China targets Fed to gain influence, senator charges, drawing Powell rebuke - POLITICO
CNNは記事タイトルからして胡散臭いという扱い「中央銀行と共和党議員が中国に関する根拠の薄い申し立て(allegations)をめぐって言い争い」。記事の中では「トランプ政権時、外国人嫌悪(xenophobia)に基いた中国”千人計画”捜査は失敗だった」と、このレポートも同じ類だと仄めかしてもいる;
Federal Reserve and Senate Republicans spar over allegations of Chinese influence - CNNPolitics
右寄りのFOXはエンタメ的だが、CNNは論調がマジメまのよねぇ。
中国やロシアが外国政府・政府機関・民間企業の情報を取得しようとしたり、影響を及ぼそうとするのは普通のこと。軍事力も行使する。民間企業にはメディアも含まれる。アメリカなど西側も同じ。
大型株の決算が続々。
まずは市場オープン前に発表したのは、GE、UPS、Coca-Colaなど。
米GE、第2四半期は増益 航空業界の回復追い風 | ロイター
UPS株が大幅下落、4-6月取扱量が市場予想以上に減少 - Bloomberg
コカ・コーラが上昇 ペプシコに劣らず好決算=米国株個別 - 2022年07月26日23:48|為替ニュース|みんかぶ FX/為替
マクドナルドが決算受け上昇 値上げも消費者の外食行動続く=米国株個別 | 個別株 - 株探ニュース
ここからは市場クローズ後の発表。GM、Google(Alphabet)、VISAなど。
GMが決算受け下落 採用抑制など慎重姿勢示す=米国株個別 | 個別株 - 株探ニュース
前もって警告していたのに(米GM、半導体不足が収益に打撃-在庫積み上がりは年内解消へ - Bloomberg)、株は下げた。-3.42%の22.34ドル。
Snapが悪かったので注目されていたGoogle(Alphabet)の決算は予想と一致;
グーグル親会社4-6月、売上高が予想にほぼ合致-広告需要堅調 - Bloomberg
グーグルの広告収入、特に検索広告が企業のマーケティング支出低迷を乗り切る態勢にあることが売上高増加で示唆された。こうした逆風はスナップやツイッターなどグーグルより規模の小さい競合他社に影響を及ぼしているが、グーグルの広告収入は市場予想を上回った。
株価は日中-2.56%、after hoursで+4.80%
今晩、Metaが決算。
マイクロソフト、4-6月期増収率鈍化-需要不振やドル高が重し - Bloomberg
売上高は12%増の519億ドル(約7兆1000億円)。純利益は167億ドル(1株当たり2.23ドル)に増加した。ブルームバーグが調査したアナリスト予想平均は、売上高が524億ドル、1株利益が2.29ドルだった。クラウドサービス「アジュール」の増収率は40%に鈍化し、市場予想を下回った。
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アジュールの増収率のアナリスト予想は44%。1-3月(第3四半期)は46%増収だった。
どれも予想以下の数字なのに、市場は「思ったほど悪くなかった」的な反応。日中-2.68%、after hours+4.16%。「決算内容を消化した」とか何とか言って、今日は下げるかな?
VisaはAmerican Expressに続き好決算;
ビザ支払額8%増、海外旅行回復で-利益・収入も予想上回り株価上昇 - Bloomberg
8%増って、ほとんどインフレ効果ですネ。
Shipifyが決算(現地7/27、9:00予定)を前にして、人員削減を発表;
コロナ禍の人気企業ショッピファイ、10%人員削減-株価一時17%急落 - Bloomberg
決算内容が悪いのだろうとの憶測を呼び、株価は14%下落。5年チャートがこちら;
コロナ前の最高値は2020年2月、53ドル台。なので、40%引きのバーゲンセール中。
コロナバブルの間、「良い会社だけど、高くて買えないなぁ」と指をくわえていた人には買い時だ!