塾長です。
昨日(米国7/27)の米株市場は、FOMCを通過して上昇。
S&P500、4,023(+2.62%)
Nasdaq、12,032(+4.06%)
【米国市況】株大幅高、FRB議長発言で利回り低下-136円台半ば - Bloomberg
原油、98.09
10年債、2.7340
ドル円、136.1820
Bitcoin、22,835
6月 耐久消費財受注[前月比]、1.9%(-0.4%)
6月 耐久消費財受注・輸送機除くコア[前月比]、0.3%(0.1%)
米耐久財受注、6月は予想外の増加-防衛航空機が80%超の急増 - Bloomberg
耐久財受注の増加は、借り入れコスト上昇と景気の先行き不透明感にもかかわらず企業が投資を継続していることを示唆。数値はインフレ調整されていないため、増加は新たな投資というより価格の上昇を部分的に反映した可能性もある。
米中古住宅販売成約指数、2020年4月以来の大幅低下-金利上昇で - Bloomberg
7月26、27日のFOMCが終了、FEDは声明を発表し、パウエルさんがQ&A;
FOMC、2会合連続の75bp利上げ-パウエル氏は景気後退否定 - Bloomberg
FOMC声明:支出と生産の指標軟化も雇用堅調-インフレは高止まり - Bloomberg
パウエル会見動画はこちら;
すごくおおざっぱにまとめると、こんな感じ。
- インフレ率が高過ぎるので、0.75%利上げ、バランスシート縮小継続します。
- 住宅市場など一部経済データにスローダウンは見られるが、まだ労働市場は強い。
- インフレ抑制が経済の基盤(bedrock)であり(経済成長より)重要。
- GDPは広範囲な経済活動を対象にしており、正確な統計を取るのが難しい。後で修正されることもある。過去にも、第一四半期、季節要因でマイナスになったが、リセッション入りしなかったケースはある。
- インフレ率が継続的に目標である2%台に向っていくのを確認するまで、利上げは続く。0.75%という大きな幅にはならないかも知れないが、それもデータ次第。
- バランスシート縮小は市場で吸収できている。今のペースで良い。
Q&Aでは「リセッション入りするのか?」との質問が多発。ニュース見出し的には重要かも知れないが、FEDにそれを聞いてもネ、という感じ。彼らは既に経済成長よりも物価安定を重視すると宣言済み。
SEP(Summary of Economic Projections)への言及がありましたが、出ていませんでした。今回は無いのかな?出るなら、ここ(↓)のJuly26-27の欄に載る;
The Fed - Meeting calendars and information
今日のパウエル会見はハト派的だったという意見もあるが、どう感じましたか?個人的には、6月と変化無し、との印象。相変わらずインフレに対する緊張感はある。
米上院、半導体業界支援法案を可決-520億ドル補助金 - Bloomberg
米上院民主シューマー、マンチン両氏が税制・支出法案で合意 - Bloomberg
製造業の大型株が2つ、市場オープン前に決算を発表。
まずはBoeingの決算、今期は期待外れだったが、これからDreamlinerなどで挽回すると言って、株価はヨコ;
Boeing (BA) 2Q 2022 earnings fall short of estimates
期待外れでも大きく売られないのは、底打ちのサイン。
そして、Fordがイイ。好調の原因は分かりません・・・;
フォード、4-6月利益は予想上回る-通期見通し据え置き - Bloomberg
調整後1株利益は68セントと、アナリスト予想の平均(45セント)を上回った。
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2022年通期のEBIT見通しは115億-125億ドルに据え置いた。これは前年比15-25%増に相当する。同社は四半期配当を50%引き上げ、1株当たり15セントとした。
株価は+5.18%の13.19ドル。15セントの配当が年間を通して維持できるなら、利回りは4.5%。なかなか。
市場クローズ後の注目はMeta。悪い!;
メタ株下落、4-6月売上高が市場予想下回る-四半期で初の減収 - Bloomberg
フェイスブックとインスタグラムを運営するメタ・プラットフォームズの4-6月(第2四半期)決算は四半期ベースで初の減収となった。
もう成長株として取り扱えませんネ(FTSE Russell Reshuffle Adds Netflix, PayPal, Meta In Value Index)。
株は日中約10ドル上昇し、after hoursで約8ドル下落。wisper numberよりも悪くなかったとか言われている。囁かれてもねぇ。
28日の注目決算はApple。