塾長です。
昨日(米国1/19)の米株市場は、オープン後反発するそぶりを見せたものの、失速。続落。Nasdaqが調整入り(correction, 直近高値より10%以上下落)。
S&P500、4,532(-0.97%)
Nasdaq、14,340(-1.19%)
【米国市況】株続落、ナスダック総合が調整局面入り-原油は続伸 - Bloomberg
ナスダック総合指数は1.2%下げ、昨年11月に付けた高値からの下落率が10%を超えた。
債券、為替、コモ:
原油、86.28
10年債、1.8270
ドル円、114.3700
Bitcoin、41,840
米国の利上げが予想されているのだから、円安になってもおかしくない気がするんですけどねぇ。為替は素人なのでスルー。
経済指標:
12月 住宅着工件数[年率換算]、170.2万件(予想165.0万件)
同[前月比]、-0.1%(-1.7%)
12月 建設許可件数[年率換算]、187.3万件(170.1万件)
同[前月比]、9.1%(-1.0%)
米住宅着工件数、予想外に増加-許可件数は約1年ぶり高水準 - Bloomberg
住宅バブルはまだ続く感じ。
金融政策/財政政策:
バイデンが就任1周年で演説。
米大統領、FRBがインフレ抑制で政策「再調整」するのが適切 - Bloomberg
大統領は「物価高が定着しないよう確実にする重要な責務は連邦準備制度に託されている」とした上で、「米経済の力強さや最近の物価上昇ペースを踏まえれば」、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が指摘するように、金融当局がインフレ抑制のため現在の必要に応じて支援を「再調整」することが適切だと語った。
:
「連邦準備制度の独立性を私は支持する」
「インフレはFRBが対処すべき、FRBは政権とは関係ない(から、支持率下がるのは勘弁して」と言ったように聞こえてしまう。インフレ原因の一つが、財政ばら撒きだったのでは?
個別株:
Bank of America、Morgan Stanleyが決算。どちらも悪くなかった様子。
BofA、10-12月は融資回復で好業績-トレーディングは予想以下 - Bloomberg
モルガン・スタンレー、予想外の株式トレーディング増収-債券は低迷 - Bloomberg
今まで出た銀行決算では、行員の給料を高くしたのがコスト押上要因・利益圧迫要因と言っているけれど、そもそも銀行トップの給与&ボーナスが高過ぎだったりしませんかね?例えば、トップが100億円もらっていれば、幹部は10億円欲しいだろうし、その下は1億円くれって言うでしょう。
過去記事:ゴールドマン、CEOに特別ボーナスか-報酬減額処分から1年足らず - Bloomberg
ソロモン氏とジョン・ウォルドロン最高執行責任者(COO)は合計で5000万ドル(約56億8500万円)余りを受け取る資格がある。
Procter & Gambleが好決算。Bloombergの記事が無かったので、日経をペタリ。
米P&G、値上げでコスト吸収 22年通期予想を上方修正: 日本経済新聞
株価は+3.36%、162.00。こちらP&G株価、1年。
PER 29.61、Forward Dividend & Yield 3.48(2.22%)。
少し買われ過ぎの感はありますが、pricing powerを持っているのでインフレヘッジになり、配当もそれなりにあって(本当は3%くらい欲しい)株式市場下落局面時、ポートフォリオに組込んであると、気が楽になる銘柄。巨大なリターンは期待できない。
個別株が嫌な人は、Consumer Staples(生活必需品)セクターETFを。P&GはHDV、VYMにも入っています(今日時点。最新情報はそれぞれのリンク等から確認を)。