塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジム・ビアンコ】FOMC議事録は偽物。市場は金利6%を予想し始めたゾ。

塾長です。

昨日(米国2/22)の米株市場は、FOMC議事要旨を消化して、若干下落。

 S&P500、3,991(-0.16%)

 Nasdaq、11,507(-0.13%)

【米国市況】株下落、FOMC議事要旨が利上げ示唆-ドル134円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.93

 10年債、3.9230

 ドル円、134.8810

 Bitcoin、24,148

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

FOMC議事要旨:追加利上げ必要、ほぼ全員がペース鈍化を支持 - Bloomberg

 議事要旨によると、「ほとんど全て」の当局者が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げが適切であることに賛同した。ただ、「数人」は50bp利上げの方が好ましいと考えたか、あるいは議決権があればそれを支持していただろうという。

  幾人かの当局者は、景気抑制的な政策スタンスが「不十分」だった場合、インフレ圧力の緩和に向けた最近の進展が止まりかねないと指摘政策金利を昨年12月の当局予測で示した最終到達点の5.1%よりも高い水準に引き上げる用意があることを示唆した。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 決算はRio Tinto、Stellantis、nVidia、TJX、Baiduなど。衣料品ディスカウントTJ Maxxを運営するTJXの業績が好調だった(←ここまでは想定通り)が、保守的な見通し示したため株価が下落したのが印象的。

Rio Tinto slashes dividend as profit plunges on slower China demand | Reuters

Stellantis 2022 earnings strong despite logistics, chip problems | Automotive News Europe

Nvidia stock rises after slight beat driven by A.I. chips
エヌビディアが強気予想、AI取り組み奏功か-時間外取引で株価上昇 - Bloomberg

Off-Price Retail Giant Plans Big Dividend Hike, Huge Share Buybacks

百度、50億ドルの自社株買いへ-昨年10-12月売上高は予想上回る - Bloomberg

 

 

Intel減配;

インテルが大幅減配、16年ぶりの低配当に-投資資金の確保で - Bloomberg

インテルは22日、大幅な減配を発表した。投資資金を確保するためだと説明した。四半期配当は16年ぶりの低水準となる。

  同社は発表文で、6月1日に支払う四半期配当を1株12.5セントに引き下げるとした。現在の四半期配当は同36.5セントで、2023年通期で計60億ドル(約8100億円)余りのコストがかかると見込まれていた。

36.5→12.5なので、1/3。

株主にとっては厳しい。

しかし、株価は思ったほど反応せず、-2.26%の25.47ドルで着地。

こちら5年チャート;

Intel 5Y 2023/2/23 - Yahoo Finance

ちなみに、現CEO パット・ゲルシンガーがVMwareから戻ってきたのが2021年2月。

その後、株価は4月ドットコムバブル時期に次ぐ最高値を付け、坂道を転がり落ちて行った。

個別株コワイ。

 

 

■ 今日の〆はジム・ビアンコ;

www.youtube.com

FOMC議事要旨についてどう感じましたか?何か変化は?

・いや、議事録は作られたものだ(the minutes are hyped)。2月1日、パウエルは「金利引き上げを停止する道筋を示す」と言ったが、議事録からは何も得られなかった。強い雇用統計、強いCPIが出て、その計画が適用できなくなってしまったのだ。それが過去2週間に起きた事のステージを作った。金利が上昇した、10年債は50bpsも上昇したのだ。そして市場は3、5月だけでなく、6月も利上げをし、5.5%に達すると言い始めた。それは現実のものになりつつある。FOMC議事録にその列車を止める力はなかった。市場は、FEDの予測であるteminal rate 5.25%以上を織り込み始めた。

ー3月0.5%利上げの可能性もありますね。ただ、一回の利上げ幅を見るだけでは視野が狭い。問題は高金利がどの程度続くかでは?

・その通り。一度の利上げ幅が0.25か0.5かは重要ではない。terminal rateが5.25%か5.5%かもあまり重要ではない。

 市場は秋に6%を予想し始めた。FEDが多数の利上げをするということ。それによって、株式市場は揺り動かされ、2年債は昨日、今サイクルで最高となる4.72%に達した。

ー経済がhard landingすると言われていたのが、soft landingになり、no landingと変化してきて、突然「金利6%になるのでは?」となった。それでも株式市場は崩れていない。何が変化点になるだろう?パニック売りになるような。

・その通り。ほとんどの市場は前向き(acting well)だ。前向きでないのは、金利市場(interests market)。金利は上昇し始めている。私はFEDタカ派的であり続け、金利も上がり続けると思う。投資家は金利6%の世界を想定すべきだ。もはや現金はゴミではない。秋には6か月債券が利回り6%になる。株式で得られる利回りの2/3をリスク無しで得られるのだ。それは株式に対して大きな競争力を持つ。株式市場からカネを吸い取る可能性があるということだ。

こんなに円安でなければ、米国債を買いたい。

秋には日銀がYCCを捨てるのでは?と噂されているが、実現するでしょうか。

そうなれば、円高に振れ、(ジム・ビアンコが予想している)6%利回り米国債を買えるチャンスかも。

楽しみです(その時、米国株は爆下げしているだろうから、そっちを買っちゃうかも・・・)。

 

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