塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

大手金融機関決算良好、[トム・リー]リセッションが起きても金利が下がるので、株には強気。

塾長です。

昨日(米国4/14)から決算シーズン本格化。大手金融は好業績だったものの(だったから?)、利上げ期待が上昇し、株は安い。

 S&P500、4,137(-0.21%)

 Nasdaq、12,123(-0.35%)

【米国市況】株反落、利上げ観測再び高まる-ドルは133円台後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、82.68

 10年債、3.5220

 ドル円、133.7450

 Bitcoin、30,426

 

 

経済指標:

 3月 小売売上高[前月比]、-1.0%(予想-0.5%)

 3月 小売売上高コア[前月比]、-0.8%(-3.8%)

 3月 鉱工業生産指数[前月比]、0.4%(0.3%)

 4月 ミシガン大学消費者信頼感指数、63.5(64.2)

 

 

金融政策:

ハト派グールズビー vs タカ派ウォーラー;

シカゴ連銀総裁、利上げが経済全体に効いてくるのに時間要する - Bloomberg

ウォラーFRB理事、一段の金融引き締め必要-高インフレ根強く - Bloomberg

ウォラーは”重鎮”という評判だし、グールズビーは新人なので、グールズビーの分が悪い。

インタビュー動画もあったので貼っておきましょう;

www.youtube.com

こんな事を言っている;

  • 銀行が金融引締めの代わりをしてくれる。様子を見るべき。5月FOMCまでには時間がある。これから出てくるデータを見て、利上げを判断したい。
  • 次回FOMCではcredit(貸出)の状況を議題に上げたい。一方、賃金は物価のleading indicator(先行指標)ではなく、lagging indicator(遅行指標)なので、その議論に時間を費やしたくない。今見ている賃金上昇は6か月前の物価(上昇)を反映したものである。

マトモな事を言っている感じがしましたけど、いかがでしょう?

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

Twitterで収益化可能に;
TwitterのマスクCEO、収益化プログラム「サブスクリプション」に参加呼びかけ - CNET Japan

同社は今後12カ月間、クリエイターが上げた収益から手数料を一切徴収しないという。

収益化するためにはTwitter Blue(青い認証バッジ)を買う必要があるみたい。

ナルホド。

例えばYoutubeの収益化には審査があるし、スーパーチャット、スーパーサンクスの還元率は50~70%と言われている(30~50%はYoutubeに手数料として徴収される)ので、その手数料の高さに不満を持つクリエイターを呼び込む作戦でしょうか。

ゴールドラッシュの逸話(ジーンズ屋とシャベル屋が儲かった)をなぞる戦略?

 

 

■ 決算シーズン本格化。大手金融とUnitedHealth。PNCが若干期待外れだっただけで、皆さん好業績;
JPモルガンなど大手行決算、金利上昇で好調-小規模行から預金流入も - Bloomberg

JPモルガン、純金利収入予想を引き上げ-預金は予想外の増加 - Bloomberg

ウェルズ・ファーゴ、純金利収入が予想上回る-米利上げが影響 - Bloomberg

シティ、1-3月は予想外の増益-金利変化でトレーディング好調 - Bloomberg

ブラックロック、運用資産9兆ドル超え-銀行混乱で預金が流入 - Bloomberg

PNCが決算受け下落 ひとまず安心感も第2四半期の減収見通しを嫌気=米国株個別 - 2023年04月14日23:05|為替ニュース|みんかぶ

UnitedHealth's quarterly beat clouded by 2024 Medicare uncertainty | Reuters

 

証券アナリストの言う事はさっぱり当たらない(決算シーズン始まったばかりですが);
【サビタ・スプラマニアン】企業利益予想は10%引下げられる【Delta】2Qガイダンス引上げ。 - 塾長の資産運用

 

 

■ 最後は久々のトム・リー。当然、今日も強気;

www.youtube.com

ー今日は主要指数が下がりましたが、(週間の)上昇は維持しそうです。このレベルをどう見ますか?多くの人が弱気の中、あなたはそうではない。

・今週は強気予想(bullish narrative)が成功したと言える。まぁまぁのインフレの数字が出て、週半ばにはFOMC議事録でリセッションが言及されたため株が売られたが、株式市場は週間で上昇した。多くの論理や機関投資家(institutions)がリセッションを予想しているが、今日の銀行を見ても決算は良好だ。2年前より儲かっている。人々が「earnings recessionがくるぞ」と言っているのは、去年の企業利益が多かったから、その対比で悪くなると考えているだけだ。年初から株は8%上昇している。1950年代以来、2四半期連続で株が上昇したとき、弱気相場は起こっていない。そう感じられないかも知れないが、bullish narrativeが市場を駆動している。

FOMC議事録において、銀行危機がマイルドなリセッションを起こすかも、と言われている。あなたは今後の見通しを変えたりしないのですか?

・そうとも言えるし、そうではないとも言える。投資家はFEDのスタッフ(staffers)が言っている事※に過剰反応している。リセッション入りするかも?というのは以前から言われていた事だし、それを言ったのはFOMC投票権を持つメンバーではなく、スタッフである。去年もスタッフは多くのエラーがあるかも知れないと言っていた。神の言葉だと考えるべきではない。重要なのは、FEDがリセッションの可能性を意識することだ。あまり言いたくはないが、リセッションは金利のピークとなるため、市場にとって悪いことではない。

※:FOMC議事録には「FEDのスタッフがFOMCメンバーにリセッションが起きる可能性があると報告した」的な事が書かれていた;
Fed expects banking crisis to cause a recession this year, minutes show

Federal Reserve staff gave FOMC members a presentation about potential repercussions from the failure of Silicon Valley Bank and other tumult in the financial sector that began in early March.

 

ということで、2つの事を言っていました;

・1Q企業決算は、去年とても良かったので前年同期比で見ると悪化するかも知れないが、それ以前と比較すれば悪いとは言えない水準だろう。

FOMC議事録にあった「リセッションの可能性」については無視して良い。そもそも、景気が悪くなれば、金利は下がるので、株価にとっては悪くない。

 

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