塾長です。
BlackRock CEO ラリー・フィンクが年次レターの中で、気候変動を投資戦略の中心に置くと書いたらしい。
正確に言うと”投資家は、気候変動リスクに対する証拠によって、現代金融の核となる仮定を再評価せざるを得ない。
近い将来、思った以上に早く、資本の重大な再配置が起こる。”
だって。
そこで、CNBCがインタビューしてきたヨ:
・気候変動によって、大きなエネルギーの移行が行われる。40、50年かけて。
・我々は[化石燃料から]逃げるわけじゃない。我々は[移行の]計画を立てなければいけない。
・我々の仕事として、炭化水素(ママ)に依存している国、地域に対して、資本の移行がある事を知らせる。
・天然ガスが移行に大きな役割を果たすと考えている。投資を止めるのではない。石炭は駄目だけど。
・我々の仕事は、より良いリスク分析、継続的なリスク調整されたリターンを提供すること。
・化石燃料は長期で見ると良い投資とは言えない。今日時点でダメだと言っているわけではない。
・巨大エネルギー会社のいくつかは、再生エネルギー最先端を行っている。この会社がダメとか、イイとか、決めつけていない。
・彼らには、再エネに関する透明性を要求する。
インタビュー後、CNBCコメンテーターたちが、持続可能性には同意しつつ、「これは政治的な発言・行動だ」「いや、経済的視点から、若い世代の投資動向を予測しているんだ」と動機について議論。
インタビューからは、石油業界にめちゃくちゃ気を使っているのが良く分かる。
それだけ、アメリカでは大切な産業だって事ダネ。
気候変動が本物か、本物だとしてどれくらいの速度で進行してるか、どんな対策が必要か・・・、は別にして、BlackRockは世界最大の投資企業。
地球に優しい企業は買われ、厳しい企業は割安に置かれる可能性が高いって事ダ。
それを聞いて、流れに乗って環境関連株を買うもヨシ、割安に放置される石油関連株を買うもヨシ。
判断すのは、私であり、あなた。