塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジム・ビアンコ】S&P500は2500へ。【オイオイ】

塾長です。

昨日はCNBCに出ていたBianco Research社長兼CEOジム・ビアンコ。

今度はYahoo! Financeに出てたヨ:

www.youtube.com

・先日のFED利下げは市場に織り込まれていた。そこに驚きはない。

 驚いたとすれば、市場が開いて30分後に発表したこと。

 伝統的には、30分前にやる。

 いずれにせよ、FEDは先手を取ったのではない。

 市場に促されて動いた。市場が欲しがったモノをあげただけ。

FEDが出来る事、出来ない事を考えよう。

 金利を下げてもコロナウィルスは無くならない。ジェローム・パウウェルもプレス・カンファレンスで言った通り。

 REPO市場があるので見えにくいが、流動性に問題があった。

 株価がもっと急激に下がる懸念があった。FEDは下落を管理することができる。株価を元に戻すのではないよ。ダメになるのを防ぐだけ。

 それでも市場は3月FOMCで0.5%の追加利下げを求めている。

・学校休校、大規模集会の禁止などで経済に大きなインパクトがあるだろう。

 [コロナウィルスが拡大している]ワシントン州などの動向次第。

 FEDが見ているのは、この点だと思う。

 通常と同じではない。経済指標を見ていない。明日は失業者数が出る。誰も気にしちゃいない。

 今後2,3週間で、大規模な経済的混乱が起こるかどうか次第。

・今日DOWは4%上昇した。

 テクニカルには、インサイド・デイ(inside day)だ。

 インサイド・デイとは、2日間の株の値動きを見て、2日目の上下が、1日目の値動きの範囲に収まる事を言う。

[注意:このインタビュー時点では、そうだったかも知れないけれど、結局昨日(水曜)の高値は、一昨日(火曜)の高値を超えた。]

 2月中旬Forward P/Eレシオは20だった。それに至るまで、フェーズ1が終わり、グローバル化が進み、インフレ率は低く、金利は低いままだと期待していた。

 そして、これだ。

 高い確率でリセッションが起こると思う。今年1 or 2四半期に。

 グローバル化の巻き戻しがある。工場を米国に戻す。コスト高でインフレ。

 P/Eレシオ20だったのが、12~15になるだろう。

 即ち、株価は20~30%下落する。

 我々は丁度真ん中にいる。

 80%下げたりしない。大恐慌も起こらない。

 S&Pが2500に戻るだけ。

 

 

 

グローバル化の巻き戻しがあるんですか!

オイオイ。

そんな事は起こらない。

貴方が何か製造業の社長だったとしよう。

「中国は危険だから、米国に工場を戻す→コスト高→製品価格上昇→販売不振→業績悪化→クビ」

コロナでも、地震でも、神の仕業(act of God)に類する事象が発生した時、実際に起こるのは:

「中国から部品が入ってこない→売るものがない→業績悪化→コロナのせいだから仕方ない→次の年、頑張ろう」

貴方ならどちらを選らぶ?って話。

少なくともサラリーマン社長に”巻き戻す”選択肢は取れないヨ!