塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ゴールドマンのケイティー・コークは日本推し。

塾長です。

昨日(米国4/8)の米株市場もすごかった。

・コロナがピークを付けたとの推測

・金融・財政政策が効き始める期待

・サンダースが大統領選撤退→ヘルスケアに追い風

などと後付けの理由がついている。

 2019年1月と同じかも。プロが急激に買い戻している。

 

それを受けて日本はどうだろう?

Bloombergでは、Goldman Sachs Asset Managementケイティー・コーク(コーチ、かも)が日本株を薦めてた。なぜか聞いてみよー:

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・日本は、明らかにマクロでは良いニュースが入ってこない。

 日本のマクロが好転するのをまっているのだとしたら、すごく時間がかかるだろう。

 そういう意味では、我々は変わっている。

 我々は、先進国市場の中で日本が最も好ましいと思っている。

 その理由を簡単に三つ教えてあげる。

・1番目が最も重要。

 バランスシートが強い。

 TOPIXの企業のうち、53%が”net cash position”(キャッシュフローがプラスだと言いたいのかな?流動資産が負債より多いとか?)である。米国では17%。欧州は14%。

 これが原因で、アクティビストが日本企業にもっと金を使えと迫っている。

 [売上が減ってキャッシュが重要になる]今の時期には、これが強みとなる。

・2番目は、日本のバリュエーションが低いこと。

 コロナ危機の前も魅力的だったが、今はPBRが1倍前後。

 これはアベノミクス以前の数値と同じ。しかし、コーポレートガバナンスの向上によって、ROEは2倍になっている。

・3番目は、長期的成長が見込まれる。国ではなく、個別企業。

 電動車、ロボットなど。

 日本は労働者が減っていて、ロボットを使おうとする。

 中国に労働者はたくさんいるが、給料が上がっていて、ロボットを使いたい。

・例えば、キーエンス

 彼らはロボットを賢くし、協働ロボットを実現する。特に、ロボットの”目”。

 バーコード読み取りから、3Dで物体認識し選択。Amazonなどの企業が使いたくなる。

 ハイ・マージンなビジネスだ。55%のマージン。

 バランスシートの強さで言えば、市場価値の10%をキャッシュで持っている。

・日本全体で言えば、マクロのチャレンジが続く。個別株では多くの機会が見いだせる。

 

 

 

日本は、人口減、老齢化、社会保障費増大、・・・などの理由でGDPが増加しないので、普通の企業が普通にビジネスをやっていても売上が伸びない。

投資家からすれば、そんな難しい市場にわざわざ金を突っ込むくらいなら、成長市場に投資した方がよっぽど安全。

そうだよネー。 

元々輸出型である自動車、製造装置、素材などを除くと、ここ20年のうちに輸出で成功したと言えるのはユニクロくらい?

円安だから製造業には有利なはずなんだが。

同じく円安で有利になる観光業がコロナのおかげで打撃をうけているから、なおツライ。

頑張れ、日本!