塾長の資産運用

アメリカ株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【カイル・バス】ロシアとサウジが米国シェールに宣戦布告。

塾長です。

おやおや、米株先物が下がってますネ。(日本時間4/21、8PM)

二日連続の下落は、いつ以来だろう?

 

さて、昨日は原油価格がマイナス圏に沈むという大事件(珍事)が起こったわけで、色々と解説がなされている。

一番分かりやすかったのは、Hayman Capital Management創業者カイル・バスに決定!

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武漢ウィルスがグローバルに30~35ミリオン・バレル/日の需要を消し去った。

 通常は100ミリオン。

 米国の貯蔵庫をみると、Cushingからガルフ・コースト、テキサスだろうが、Permianだろうが、全部満タン。

 どこにも原油を持っていけない。

 先物の契約が期限切れになると、あなたが物理的な所有者になる。

 ヘッジファンドのAmaranthを覚えているかい?(2006年に破綻)

 天然ガスを取引してた。金融的に取引していただけで、物理的な所有は想定していなかった。

 今日契約を持っているなら、どこかに貯蔵しなければいけないが、どこも満パン。

 陸がダメなら、船に行く。

 あなたがCushing、オクラホマにいるなら、船に積むのは大変だ。

・そして、来月の話だ。6月契約は5月19日に期限切れとなる。

 ここで現実を歪める要素になっているのが、U.S. Oil ETFだ。

 USO(United States Oil Fund, LP)だけで、6月契約のうち31%の建玉を持っている。

 今原油市場が持ち直しているように見えるのは、すなわち、$21の値が付いているのは、これ(オイルETF)のおかげだ。

 何人もの友達から、オイルETFを買うべきか?って質問を受けたよ。

 そこでこう答えたよ。「お前は何を買っているか分かってない」ってね。

 一般投資家が、スポットで原油を買っていると思って、オイルの契約に金を注ぎ込んでいるんだ。

 でも、スポットマーケットが-38ドルの時に、22ドル払うって言うんだ。

 一般投資家がオイルETFに金を突っ込むのは、みすみす金をむしり取られるようなもんだ。

・我々はエネルギーコモディティーをショートしている。

 そのETFもショートしている。

・このマーケットのダイナミクスを理解しなきゃいけない。誰がプレイしているかって事だ。

 一般投資家のコミュニティーが翌月先物ETFと短期国債に金をつぎ込んでいる。

 このドデカイcontango market(先物市場で先の期日のモノが高い状態)で。

 そうすると、どんどん高い値段、高い値段に乗り換えて行かなくちゃいけない。

 これは一般投資家にとって大惨事なんだ。

・我々はこんなシナリオで考えている。

 米国の経済規模は$23T。それが1.5か月止まった。

 これから30日~45日で少しずつ経済再開となるだろう。

 原油価格、2020年12月・2021年1月を予想してみよう。WTI原油は$33だ。

 今はシステムに後負荷がかかっている一時的なサプライ・ショックだ。

 今病院に負荷がかかっているのに似ている。誰もそんな準備をしていなかった。

 地球上30億人が家に閉じこもっている。

 バランスシートが健全な石油企業は生き残るだけじゃない。勝ち組になる。

 ハイレバの小さい企業は潰れるだろう。ヘッジしていなければ。

 置き換えがきかない資産、最高の場所で生産している企業は生き残り、勝ち組になる。

・今ここで起こっている事は明らかだ。もっとCNBCなどでも議論されてしかるべき。

 世界は、GDP比で言うと、最大の危機に見舞われている。

 まさにその時にサウジとロシアが原油生産調整で”喧嘩”した。

 米国シェールが5、6ミリオン・バレルから11ミリオンになり、エネルギー独立状態になったときに。

 それが、米国、中東、ロシアの力関係を劇的に変化させた。中東、ロシアは好ましいと思っていない。

 MBSムハンマド・ビン・サルマン)とプーチンが米国のシェール・ビジネスに宣戦布告したってことだ。

 トランプは国内石油企業トップに会って、安全保障上の利益をどう守るか協議した。

 それは大統領として正しい。残念ながら、貯蔵する場所がないのに、サルマン国王が石油を送ってくるのを止めるすべがなかった。

 これはサウジとロシアが、米国シェールを潰そうという企み。

 我々は国としてやり返さなくちゃいけない。

・サウジは低い石油価格が何年も続いても、大丈夫なバランスシートを持っている。

 ロシアの経済政策は最高。通貨を変動させる。

 2014年終わりから2015年初めにかけてオイル価格が崩壊したのを覚えてるかい?

 ルーブルは50%になった。そして、ロシアは2.5%のGDP成長を達成した。

 サウジとロシアはこのゲームを長年続けている。中国も同じだ。

 米国はいったんの破綻をみる。しかし、米国には最高のイノベーション、最高の労働者、法による支配がある。

 我々に独裁政治は無いし、サウジ、ロシア、中国のような問題を抱えていない。

 しかし、市場のアーキテクチャーを見ると、SECはこれらアノマリーが紙の上での取引と物理的な取引の間で起こったか調査すべきだ。誰が毟られたのか?

 今後1、2か月注目したい。

・我々は市場の先行きを楽観的に見ている。

 ワクチン候補もある、医学業界は全力を尽くして解決に取り組んでいる。

 Gates Foundationはワクチンに18か月かかると言っているのは知っているが、若干楽観視していて、今年末にはワクチンができるんじゃないだろうか。

 そして、ギリアドなどが治療薬を開発している。

 1、2か月後には先が見えて、徐々に経済活動再開するだろう。

 米国に対して強気だ。

 FEDが下院とともにやったこともすごい。歴史上なかったことだ。

 $2.2Tの経済刺激策に、$6Tの支援策。

 金融危機の時を思い出してくれよ。

 TARPとTALFをまとめるのに何か月かかった?

 今は歴史上最も政治が割れている時と言って良いくらいなのに、これをやり遂げたし、次の支援策も出てくるだろう。

 $23Tの経済が意識的に四半期の間停止する。経済刺激策は$5~6Tになるだろう。

 俺は、誰にでも金を配れば良いなんて思っちゃいないし、財政慎重派なんだが、今は政治の時ではない、今は失業者のポケットに2週間ごとに金を入れ、国の立て直しに集中すべき時なんだ。

 民主党共和党はやると思うよ。

・今S&Pは2800くらい。

 今年の企業業績は$100くらいだろう(S&P企業の一株当たり利益)。

 28倍ってことになる。

 来年は$140ってところかな。

 ゼロ金利のときに適正な倍率はいくらだと思う?20くらいか?

 それでようやく2800.

 S&Pは大回復を織り込んでいるってことになるね。

 しかし、実体経済の会社、中小企業は厳しい。

 2,3年後、$160~$175になり、22~25の倍率をかけて、3200~3300の最高値にようやく戻る。

 今は大きく戻したけれど、最高値圏に戻す前には、一旦下げるだろうね。

 

 

 

原油に手を出してはいけない事がよく理解できました!

 

しかし、サウジとロシアが米国シェールを潰しにきている、というのは本当ですかね。

3者とも仲が良さそうに見えますヨ。

もっと深い裏がありそうな・・・。

 

最後のS&P500についても参考になるネ。

今年はもうどうしようもないけれど、最終的には、企業業績次第。

しかし、Don't fight FEDという言葉もある。

トランプが経済刺激策としてインフラ投資をやってくるかも知れない。

・・・

男は(女も)黙ってインデックス積立。

5年後、10年後、「いやー、コロナの時に積立止めなかったから、余裕でリタイヤできちゃったんだよねー」と言っているハズだ。