塾長です。
昨日(米国6/15)は先物が大きく下げていたので、ヒドイ事になるかと思いましたが、プラスでフィニッシュ。
S&P500、3,066(+0.83%)。
Nasdaq、9,726(+1.43%)。
ドル円は107.4円くらい。
そんなの前から分かっていたのに・・・。
ここ数日の荒い値動きを追っても仕方がないので、あるファンドの投資戦略を聞いてみよう。
Morgan Creek Capital Management CEO & CIO マーク・ユースコ:
・結局FEDはドルの価値を下げた。
2018年10月以来のこと。
株式市場は基本的にフラット。
ゴールド、ビットコインは50%上昇。ゴールド株は80%上昇。
名目の価値は上昇しているように見えるが、真の資産価値は下がっている。
・株は、3月23日から4月23日の4週間上昇した。
それ以来、フラット。
年初から見ると、約10%下がっている。
我々が”グレート・セパレーション”と呼ぶものがある。
我々のファンドはロング・ショート戦略だ。
成長すると考える株をロング、コロナ後の世界で厳しい株をショートする。
買われ過ぎの株は多くある。それらを大きくショートしている。
我々のファンドは、1ケタ台の半ばの成長。市場は-10%なので、うまくやれている。
・ショートしているのは、伝統的な小売り。Amazonの殺される会社。
テック、ソフトウェアの中で、非常に買われ過ぎな株もショート。
売上の20倍、30倍で取引されている株がある。利益ではなく、売上だ。それらを少しショートしている。
・ロングしているのは、safe-haven。オイル・サービス、例えばハリバートン、スランバージェイ。最近、良いパフォーマンスを見せている。
金採掘株、ゴールド、ゴールド株。
キャッシュも多く持っている。
ロックダウンのあとで成長するような新興テックを選んでいる。
まだ新興国企業の成長にも期待している。
中国、中国のテック、特にアリババ、テンセント。うまく行っている。
・中国株が米国株取引市場から追い出されるリスクだが、この映画は以前見た。
ウーシー・バイオファーマは自ら退出したあと、香港でより高いバリュエーションを付けた。
米国株式市場から追い出すと脅すのは間違いだと思う。
中国に対する冷戦2.0全体が間違いだ。
いずれにせよ、投資家は機敏に行動すべき。安く買えるチャンスがあれば買え。
追い出されたら株は下がるが、別の取引所に登録されたらまた上がる。
中国ではカネが余っていて、投資先を探している。
2018年のS&P最高値は2,900くらい。そこから株価水準は変わっていないとの主張。
コロナが落ち着いていないのに、その判定は早過ぎるヨ。
でも、上昇余地は少ないのは認める。
アマチュアにショート戦略は難しいので、そんな時は成長株と高配当株の組合せになるのかな?
その辺もうちょっと突っ込んで欲しかった。