塾長です。
昨日(米国6/16)の米国株式市場は大きく戻して、
S&P500、3,124(+1.90%)、
Nasdaq、9,895(+1.75)。
先物も上昇中。
ドル円は昨日と変わらず、107.5を切るくらい。
株が上がったのは、小売りの指標が良かったから、らしい。
5月小売り売上高[前月比]、+17.7%(予想+8.0%)
・・・。
結局、カネ余りですネ。
Bianco Research 社長 ジム・ビアンコの話を聞いてみよう:
・FEDは流動性供給以上の事をやり始めた。最近は市場の支援だ。
社債買入を昨日(6/15)発表し、今日(6/16)開始した。
FEDはやる必要がなかった。意向を示すためにやった。
FEDは市場に底を提供した。
誰がそれに気づいたか?一般投資家だ。
一般投資家は、手数料がゼロ、1株未満を買える。
数百万の新規口座が開設された。取引量が爆発した。
先週の会見でパウエルが「市場は買われ過ぎか?」と問われ、直接的ではないが、株価とは関係なく今の施策を続ける、と回答した。
それが株価を強制的に上昇させた。永遠には続かないが。
もし、直近、株式市場が大きく下げると思うのであれば、FEDが無制限にカネを刷り、一般投資家が狂ったように株トレードしているのに、それでも下げるだけの理由を見出さなければならない。そのハードルはとても高い。
・もしファンダメンタルズに従うのであれば、この市場は買われ過ぎだ。
今の株価を正当化するためには、新しい指標が必要だ。2年間の利益との比率など。
それは6か月前には存在しなかったものだ。無理やり作られた。
伝統的な指標に従うならば、買われ過ぎ。
しかし、市場はモーメンタムとFEDで動いている。
・一般投資家はラリーを起こすほどの力(カネ)を持っていると思う。
それを裏付ける統計はないが。
最も近いと考えられるのが、オプショントレードのサイズ。小さいサイズの取引が異常に増えている。
かつての最大値から何倍にもなっている。オプション取引の数もだ。
株式市場に、それに近い統計がないのが残念。
・ファンダメンタルズは重要だ。
私の説が正しくて、一般投資家が株価を押し上げているのだとしたら、今後問題になる可能性はある。
しかし、「今」ではない。
ひとたび経済再開しきった後、状況を評価し、その結果に失望したとしたら、危ない。
しかし、それは今後数週間の事ではない。
まだ希望を持っている。
日を追うごとにオープンするレストランの数が増え、徐々に人が集まる。
個人的には、最終的に失望する結果が出るかも知れないと思っているが、それまで株は上がるだろう。
株がどれくらいの塊で取引されているか、統計はないのでしょーか?
アメリカ人、大好きそうだけど。(スポーツを見ていると、そう思う)
日本も、一般投資家が相場の中心に来ると良いですネ。
新興企業向け市場は、そうなのかな?
インサイダー取引、株価操作が横行していそうで、まったく入っていく気にはなれませんが。