塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

米国株、Sell-Off。

塾長です。

昨日(米国6/24)は下落。

ずっとNasdaqの上昇率がS&Pを上回っていたので、Nasdaqの下落率が大きいかと思ったら、さにあらず。

S&P500、3,050(-2.59%)、

Nasdaq、9,909(-2.19%)。

後付けの理由は、米国でコロナ患者が増えているから?

メジャーな指標の発表もなかったし。

ドル円は、107円台を回復。

先物は下落中。

財政支援策などの新ネタが現れない限り、この辺り(S&Pなら3,000、Nasdaqは10,000)で頭打ちということか?

 

こんなSell-offのとき、どこに逃げたら良いか?というお題で、チャートの読みから3つお勧めしていた:

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1.Gold、

 17500は2012年につけた高値。これを更新するプレッシャーがかかっている。これを破ると、さらに上昇。

 コモディティー全体の平均に比べ、Goldは常に上回っている。

2.携帯電話の電波塔(AMT、CCI、SBAC)

 株価が安定的に推移するS&P Consumer Staples(生活必需品、β=0.78)に対して、電波塔株は常に上まわっている。

3.Eli Lilly。

 2、3週間前に150日移動平均線を離れて大きく上昇。乳がん治療薬がPhase3に入った。ディフェンシブな銘柄。

 

チャートなので、詳しくは動画(画像)を見て頂きタイ。

個人的にはまったくチャートを信用していないが、チャートを信用して取引している人が一定数いるのも確かなので、そういうで参考に。

 

 

Canaccord Genuity Chief Market Strategist トニー・ドワイヤーは強気の発言:

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S&Pの3000を下落する下限とみている。これを下回ると攻めにまわる。今はそこまで50ポイント圏内にいる。

 もちろん、我々がポイントを決めたというのは、それをブレークしないという意味ではない。

・3月に底を付けた、底まで下げたのは3つの理由からだった。

 COVID-19が何か分からなかった。経済的インパクトもシャットダウンがどれくらい続くか分からなかった。金融政策・財政政策がどんなものになるか分からなかった。

 今はそれなりに分かっている。

 金融・財政政策は継続する。なんらかのワクチン、治療薬が今年中に、少なくとも、アナウンスされる。

 市場は金融政策で動く。今の状況では、下げたら買いだ。

・まずFEDの金融緩和はとてつもなく巨大だということ。

 かつてない流動性を供給。

 60ミニッツで、パウエルはテレビカメラを見ながらカネを刷ると宣言。

 ここでワクチンができれば、電灯のスイッチが入る。

 市場のチャレンジは、FEDが無限に流動性を供給するときのマルチプルはいくつが適切か?だ。

・今日時点(6/24)で、S&P500の銘柄のうち、56%が50日移動平均線以上で取引されている。先週火曜日(6/16)の時点では97%だった。今日だけで修正が入ったわけではない。インデックスに表れたのが、今日だったということだ。

・JPMorganは債券市場次第。

 10年国債の回復は遅い。カネの貸し手にとって弱い環境だ。

 一方、社債は$1T以上発行された。

 マネー・サプライが20%増えたことの銀行に対する影響。

 「60ミニッツ」のインタビュー前、銀行は再度底を試していた。「60ミニッツ」の前の木曜日、Wells Fargoは配当を減らすと噂されていた。Goldmanに買収されるとさえ言われていた。

 KBW Bank Indexは底を試していた。

 そこで、FEDが無制限にカネを刷ると言ったので、値上がりに転じた。

 銀行株は恐ろしいポジションに思えるかも知れないが、一旦は修正された。

<ガイ・アダミ>

FEDは二つの責務があるようだ。そのうちの一つはS&PNasdaqを上昇させること。

 問題は、これ以上の上昇余地がほとんど無いことだ。

 そして、doller index。ドルは弱い。これからも弱いだろう。今は株に強気になる時ではない。

 

 

 

みなさん1か月、2か月、長くて半年先の話をされてますネ。

長期投資家は、冬眠、冬眠。

夏ですが。