塾長の資産運用

アメリカ株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ガンドラックのインタビュー。

塾長です。

左側の女性について、まったく知りませんが、ガンドラックにインタビューしていた。

7/31にupされた動画で、カニエの大統領選に言及しているので、7月末頃の収録でしょう。

前半は子供の頃の話なんかを聞いて、その後、債券や株について。

 

日曜の話題には丁度いい。(但し、特に新しい事を言っているわけではない)

1時間30分もあるので、多少要約して:

www.youtube.com

ニューヨーク州バッファローで育った。貧乏な家庭。頭の良い家系。

・子供の頃は学校嫌い。囚人のように時計を見て過ごした。成績は良かった。

 大学はダートマス。数学と哲学を専攻。

・イエールの大学院に行った。学問を純粋に追及するところかと思っていたが、単に人が人でいる場所だった。

・勉強はめちゃくちゃした。

・就職先が大学で先生になるか、スパイになるか。NSAだ。

 ビジネススクールには行きたくなかった。no more school。

・イエールでは勉強していない時は、バンドをやっていた。そこでロサンゼルスに行って、音楽活動をした。

・金にならなくて、職を探した。保険会社のアクチュアリーになった。悪くなかった。ビジネスが面白いと思った。MBAを取ろうかと思った。

・テレビを見ていたら、Lifestyles of The Rich and Famousという番組で、一番給料が良いのは投資銀行だと言っていた。

 勤めていた保険会社の同僚が知っている投資銀行にレジュメを送ったら、たまたま人を募集ししていて、入社することになった。

・その時、株が何かは知っていたが、債券が何かは知らなかった。

・株を知っていたのは、叔父がXeroxで商用コピー機を発明した人で、父親がXeroxの株を持っていた。株はNifty 50の一つで大きく値上がり。

 8年生の時、社会の勉強として、一つ株を選んで調査する事になった。チャートを作って、毎日プロットする。俺はXeroxを選んだ。153から毎日数パーセント落ちていた。72~74年のこっぴどい弱気相場の時だ。

 その時以来株に興味がある。父親はPratt & Lambertの株を買ってくれた。毎日新聞で株価をチェックしていた。

・債券部門に配属された。

 そこの投資銀行は、株をメインにやっていて、債券は仕方なくやっているだけだった。そして、その債券部門のマネージャは無能だった。

 数年たって、これは機会だと気づいた。

・俺のGodfatherに関する言説は間違っている。

 実際Godfatherを通してみた事がないのだが、あるシーンを見た気がする。色々な人がマーロン・ブランドの所に来て頼みごとをする。そして彼が最後に言う。「あれをしてくれ、これをしてくれと言うが、俺をGodfatherとさえ呼ばないとはどういう事だ(you don't even call me godfather)」って。間違った記憶かも知れない。

 そこで、俺が職場で働いている時、意見の食い違いがあった。俺の意見は大抵正しかったのに。70%は正しかった。ある時意見が通らなかったのにキレて、「お前ら俺をGod Fatherとも呼ばないのはどういう事だ」と言ってやったんだ。

・メディアは信用できない。ある時、メジャーな新聞が俺の名前を見出しに使って間違った事を言っていた。人の関心を引くためだ。抗議したら「それは人をミスリードするために書いたんです」と言われた。

 紙のインタビューは受けない。コンテンツを変えられるから。

 受けるのは、こういう口頭のインタビューだけ。

・若い人はリスクを取るべき。

 俺はoptimizerだ。諸刃の剣。その場を何とかしようとする。出口を探そうとしない。俺は1992年には自分の会社を興すべきだった。それを1日、1日と延ばしてしまった。2009年まで。

・「目には目を」か「叩かれたら反対の頬を差し出す」かであれば、最初は後者。我慢できなくなるまで。そのあとは反撃。

 俺が昔付き合っていたガールフレンドの父親が占星術師で、俺は完全なサソリ座だと言われた。

・金融知識(financial literacy)が問題。そこにあるのは間違った金融知識(financial illiteracy)だ。

 例えば、Consumer Spendingsが毎月発表される。多ければ多いほど称賛される。大きな債務をかかえても。消費者はconfidentだ、と言われる。巨大な債務が、ポジティブな事に言い換えられる。

 家の所有(home ownership)もそうだ。所有なんてしていない。カネを借りて買っているのだから、実際は30年リースだ。最近、借り換えが多いらしい。借入期間を延長。多くのリタイヤ世代が家のローンを抱えている。それがナゼ可能なんだ?誤った金融知識が蔓延している。

 最近では、株をスライスと呼ぶ1株未満にした単位で取引できる。5ドルで買える。「50ドルで株式投資分散が可能!」って広告を見た。

 昔は先物がfutureで取引された。それがMiniになり、今はMini-Mini。教養の無い人、無い人へと向かっている。

 今彼らは学んでいると思う。Xeroxの時と同じ。ある時153ドルまで上昇し、その後暴落して40以下になった。

・人はモノを買う前に、貯蓄するというコンセプトを失くしてしまった。

 俺が子供の頃、貧乏だった。スーパーマーケットで手持ちの現金が足りない時、商品を棚に戻さなければいけなかった。母親に「どうしてクレジットカードで買わないの?」と聞いた。まさしくクレジットカードというものが生まれた頃の話だ。母親は俺のこと見てこう言った。「絶対、絶対、絶対に食料品をクレジットカードで買ってはいけないよ。借りた金で食品を買ってはいけない。そこから転落が始まるよ」って。そのことは絶対忘れない。

・皆、短期の負債は構わない。大きな負債が問題になるのは、すごく先の事だと言う。でも、短期をつなげて行けば、長期になる。いつかしっぺ返しをくらうことになる。

 今年は、そのdebt cliffに向かって大きく前進した。

・今コロナで、蓄えのない人は奈落を見ている。もっとひどいことになる。

 デフレになる。1/3の労働者が在宅勤務。今ロスやサンフランに住んでいるなら、税金の安い、土地の安いテキサスに行けばいい。俺なら給料を下げる。デフレだ。

 企業は脂肪を落とす。GEのジャック・ウェルチは、規則で毎年パフォーマンスの悪い10%をクビにした。

 商用不動産の需要は減るだろう。

 商用不動産はここ数年見逃されてきたが、いったい何件のホテルが建ったろう?俺の育ったバファローにホテルなんて無かった。今は全てのブロックにホテルが建っている。

 リスクが高い[商用不動産開発などの]プロジェクトであれば、少し高い利回りが見込める。FEDがそれを助けるか、それ以上の事をしている。

・3月、4月、債券市場はひどかった。皆が債券を売ろうとした。そこにFEDが現れ、カネが流れ込んだ。

 ここ数週間はサプライが足りないほどだ。国債利回りは低下。

 今日、まさに今日、Amazonが債券を発行した。倉庫のために。6年もの。シングルA。3%だ。買い手が10倍集まった。

・ある特定の業界は酷い状況だ。政府は人減らしを防ごうと航空会社にカネを貸しているが、破綻は避けられない。これは、短期 vs 長期、の別の例だ。

FEDはある市場では勝利している。ある市場では、適切なことに、介入していない。ジャンク債について語ろうか。4月9日、FEDが債券ETFを買って状況が変わった。数分で数ポイントの上昇。ちなみにハイイールド債とは呼ばない。イールドが高くないから。FEDが高値で買った。ボラを抑えたという意味で、FEDは勝利した。

 商用のmortgage-backed securityの、BBB、BB辺りはまったく上昇していない。ここは非常に危ない。2008年の住宅バブルに似ている。しかし、適切なリスク管理のもとでは、専門家にとっては機会である。今ハイ・リスク投資家にこの話をしても、見向きもしない。しかし、ここはFEDによって価格が歪められていない。誰もが儲かるとは言っていない。儲かる可能性がある。

・Federal Reserve Act 19(13)は社債の購入を許していない。しかし、買っている。ひとたび罪を犯したら、次もやるだろう。

 FEDが株を買う以上に怖いのは、money printingだ。歴史的に、money printingは失敗する。ローマ、フランス、ワイマール共和国。貧乏人は飢える。ミドルクラスが貧乏になる。money printingしている人とその周りが豊かになる。革命的な事が起こる。

・不平等の問題には、部分的な真実が関わっている。

 金持ちは税金を払っていない、と。これは全くの間違い。トランプの税制改革で、俺には巨大増税があった。税控除が減ったからだ。俺の税率は50%を超えている。

・教育改革は必要だ。人種差別撤廃ではなく、機会の均等。

 ユニバーサルインカムは特別な考えだと言われているが、実際は60年代からやっている。Welfareだ。生活保護は、悪魔との取引。生活保護を受ける代わりに、子供、孫の代まで機会を取り上げられる。

 カニエ・ウェストが大統領選挙に出ていたら、バイデンに勝てたと思う。黒人票がカギを握っている。今まで黒人票は民主党候補に行っていた。黒人コミュニティーは思っている以上に政治への影響力がある。もしそれを掴む気があるなら。

・皆、政治がおかしいと思っている。何がと正確に言えないが。

 もし大統領選挙が2020年ではなく、2021年であれば、第三の政党が出来てたと思う。もう時間がない。カニエは変えられたかも知れないが。

・労働参加率は金融危機時に下がって、リバウンドした。コロナのせいで、52%まで下がった。50%を切ったら、間違いなく第三の政党が出てくる。失業党だ。取り残された人の党だ。

 中間管理職はこれからもっと悪い状況になる。システムに埋め込まれ、安泰だと思っている人。それは突然やってくる。

 南カリフォルニアでは山火事が多い。他人事だと思っていた。海の近くに住んでいるし。今年1月、月曜だった。避難マップを見た。俺の家が避難地域に入っていると理解するのに、1.5分かかった。ヤバイと思った。4時間かけてトラックに家財道具を積み込んだ。結局何事もなかったが。そんなモーメントがある。他人事だと思っていたのが、急に自分の問題だと気づく瞬間。[職の安心に関して]そんな人が増える。

米国債のダウングレードされるとは思わない。自国通貨で発行している限りはダウングレードされない。

 8月11日に起こった事は誤りだ。格付け会社は領域を超えた。格付け会社は、カネが戻ってくるかについて意見を述べる。返ってきたカネの価値について意見を述べるべきではない。バフェットはこの件について正しい事を言った。AAAAに格上げした。間違いなくカネは返ってくる。その価値がどうであろうとも。

 米国は$154Bの裏付けが無い債券を発行している。GDPの7.5倍だ。返すとしたら、75年間、GDPの10%を返済にまわすことになる。75年の経済停滞だ。デフォルトするか、例えば社会保障を80歳に引き上げるとか。これで解決。まるでガン治療の化学療法のようだものだ。もっと悪い結果を想定して、[苦しい解決策を受け入れる]

・独立した調査チームを中国に送る、ウィルスの起源を調べるために、のは茶番。何も変わらない。

 中国は米国よりも有利な点がある。Autocracy(独裁政治)だ。人権にとっては不利だが。長期計画には有利なシステムだ。

 何年か前に、ヘンリー・キッシンジャーと昼食をとった。キッシンジャーが教えてくれた。中国のリーダーは台湾を取り戻すのに100年かかっても良いと言った。キッシンジャーは30年後、そのリーダーだったか、その後継者とディナーをとった。彼は、70年かかっても良いと言ったそうだ。

 俺はしばらく中国に行っていない。2005~2009年、毎年訪問した。いつも大きく変化していた。その間、彼らが大きく自信を付けていくのを見てきた。今は10倍の自信を持っているだろう。

 米国の消費者は気付き始めた。莫大な借金をして、中国から安物を買っている。コロナで、必需品を中国に頼っていると気づいた。薬品。短期の楽しみを優先して、長期の失敗に向かっている。

・20%の労働者が何も生み出していないのに、代償が伴わないはずがない。経済刺激策を、予想しているより長期に続けることになるだろう。J. パウエルは、QEを続ける力は無限にあると言った。

・経済メディアが言うような事は言いたくないが、分散が重要だ。この結果は2つのうちどちらか。財産没収か、質の低下(debasement)か。分散というより、バーベルかな。debasementを生き延びる何かを持つべき。ハードアセット。

 FEDがカネを刷っていなければ、株式市場は酷いことになっていた。この5年間、FAANGMicrosoftの6社、super sixを除けば、利益は伸びていない。もし減税がなかったら、利益は減っていた。バイデンは当選したら減税を取り消すと言っている。そうしたらPEが跳ね上がる。

 6月にファイナンシャル・アドバイザーがこう言っていた。「俺は間違っていた。弱気過ぎた。今が最高の買い時だ」と。何度も巻き戻して、見直した。信じられなかった。PEが25倍のときが、2009年3月より買い時か?そのときPEは一桁だった。彼らは厳しい形で学ぶだろう。

 

 

いつもの通り、政治に関してはとてもナイーブ。経済に関して、特に株に関しては、悲観的。

米国政治において、革命的な事は起こらない。第三極は現れない。現れても、巨大勢力になれない。既存勢力の力が強いのもあるが、社会・市民が細かく分断されていて、一つにまとまらないヨ。ある層に属している人達は、その下の層には上がってきて欲しくない。その層は肌の色だったり、資産の多寡で細かく分割されている。コロナで多少貧困が進んだくらいで、どうなるものではない。経済的にダメダメなエジプトやシリアでだって、革命は失敗。フランス革命を持ち出す前に、アラブの春を思い出そう。

株に関しては・・・、バイデンは心配の種。11月に向けて売るべきだろうか・・・。しかし、彼だって株価暴落は望まないはず・・・。どうしよう。