塾長です。
昨日(米国11/9)の米株市場は、開場前からワクチンをネタに先物が爆上げ。徐々に上げ幅を縮め、Nasdaqに至ってはマイナスでフィニッシュ。小型株は大幅上昇。
S&P500、3,550(+1.17%)
Nasdaq、11,713(-1.53%)
Russell2000、1,705(+3.70%)
爆上げ原因はこれ:
ファイザーの新型コロナワクチン、確率90%超で感染防ぐ暫定結果 - Bloomberg
ファイザーのニュースが2週間前に出ていれば、トランプ勝てていたかも。
そんなトランプは、エスパーを解任。
トランプ選挙陣営は徹底抗戦の構え。先ほどまで記者会見をやっていた。ペンシルバニアで票を数える活動を妨害されたとか、どうとか。
CNBC、Yahoo Financeでも、ワクチンニュースが出た現地の朝から、まるで中学生男子がエロ本を発見したような騒ぎようだった。Phizer CEOが出演したり:
その後徐々に「まだまだ先は長いネ」みたいな話になり、(高校生程度には)落ち着いたけれど。
上昇したのは、コロナで最も悪い影響を受けている航空、クルーズ船、ホテル、石油、それらに金を貸している銀行。旅行が戻ると、売上が増えるクレジットカードも。
一方下落したのは、コロナが追い風だった株。巣籠もり系。VanguardのETFで言うと、VGT(情報通信)、VDC(生活必需品)。
長期金利も上昇し、円が売られた。
10年債、0.9580
ドル円、105.3070
長期金利が上がると困るのが、住宅。CNBCのニュースはこれ:
・ホームビルダー関連EFTであるiShares DJ US Home(ITB)が下落。Lowe's、Home Depotなどが含まれる。
・ホームビルダーの大手、Lennar(LEN)、D.R. Horton(DHI)、Toll Brothers(TOL)も軒並み下落。
・住宅金利が心配だ。先週、底を付けた30年債利回りがUターンした。
・一方、アパートRIETが上昇。Equity Residential(EQR)、Avalonbay(AVB)、UDR(UDR)など。
ガンドラックの説に従うならば、米株はこの上昇を使ってポジションを減らし、アジア新興国株にシフトするのが良い、という事になる。
さて、どうするか・・・。