塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【米株】コロナ南ア変異種のおかげで全面安

塾長です。

昨日(米国11/26)の米株市場は、Thanks giving明け・Black Fridayの短縮取引だったところにコロナ新変種のニュースが入ってきたもんだから、オープンからドーンと売られ、そのまま終了。下がり続ける展開ではなかったので、月曜日には反転する?

 S&P500、4,594(-2.27%)

 Nasdaq、15,491(-2.23%)

【米国市況】ウイルス懸念で世界株安、円に逃避-米債利回り大幅低下 - Bloomberg

・米国株は大幅下落、ウイルス変異株不安で旅行・娯楽株に売り
米国債急伸、10年債利回りはパンデミック初期以来の大幅低下
・外為、円とスイス・フランに逃避の買い-ドル下落
NY原油13%安、70ドル割れ-新たな変異株の影響懸念し動揺
・NY金は上昇、広範な金融資産急落で上値重い

 

セクター別の騰落はこんな感じ。ヘルスケアが最後まで粘った:

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SPDR sector ETF 2021/11/26 - Yahoo Finance

 

 

債券、為替、コモ:

 原油、68.15

 10年債、1.4829

 ドル円、113.3100

 Bitcoin、54,169

ビットコイン下落、今月付けた最高値から20%安-イーサも安い - Bloomberg

はい、仮想通貨、まったくヘッジの役には立ちませんでした。

 

そして「リスクオフの円買い」は未だに有効なんだと再確認。しばらく円安基調が継続していたので、FXで焼かれた人は多かったかも。皆さんご無事でしょうか?

 

 

主要経済指標の発表なし。

 

 

個別株:

今日はBlack Fridayなので、コロナが無ければ「こんなにBest Buyに人が押し寄せてます」なんてニュース(の名を騙った消費扇動)で溢れているはずですが、南ア型変異種の話題でうめつくされてしまいました。そして、南ア型についてはほとんど情報が無く、皆さん口を揃えて「もっと情報が必要」的な事を言うばかりで、面白くない。

Bloombergが分からない事だらけの中、分かっている事をまとめているので、気になる方はどうぞ:金融市場を揺らす新たなコロナ変異株、現時点で分かっていること - Bloomberg

 

CNBC常連達は何と言っているかと言うと・・・

トム・リー「今日が底。Dipは買い」(動画

ダン・アイブス「10年債利回り上昇、コロナ新変種などで下げたら、テックの勝ち組を買う」(動画

ジム・クレイマー「今日は買わない。どうしても買わなければいけないというなら、Chevron。キャッシュがあるので何があっても4.5%の配当利回りを継続する。ただ、俺が買うのは月曜日」(動画

 

このまま終わっても良いくらいですが、最後にJeffries’ デイビッド・ザボスのインタビューを紹介しておきましょう:

www.youtube.com

ー「状況が分かるまで、待ちましょう」と言いたいところだが、市場は待ってくれない。分かっている事だけで値段を付ける。今日の市場の値動きは何を語っているだろう?

・今日の値動きから読み取るのは難しい。米国、欧州の株、債券市場では取引量が少ない。月曜日を待とう。月曜次第だ。欧州は4-5%下げた。Russell、S%Pは2-4%下げた。月曜日が重要になる。私としては心配している。人々はaggressive(攻撃的)にポジションを取っている。過度に明るい未来を期待して。バリュエーションは非常に高い。今年、S&Pは26~27%上昇した。今それが23、23.5%になっただけ。荒れる(messy)可能性がある。それで良いと思う。

ーmessyなのがOKというのは、経済見通しが引き下げられ、一部のアグレッシブ過ぎるポジションが無くなるという意味か?

・2つのパートがある。1番目は、人々がインフレと消費が強いという物語を先取りし過ぎている。センチメントのデータを見て欲しい。ミシガン大学のデータは非常に低い。ウィルスが長期的センチメントに与える影響が心配。

 2番目は、人々のポジションがアグレッシブ過ぎる。それが無くなるのは良いことだ。インフレが起こっても10年債利回りが上昇しない。人々は自ら崩壊しているようなものだ。特に債券市場に関しては。まだ修正は続くだろう。株にとっては悪い事ではない。しかし、(アグレッシブなポジションが)解消されるのは良いことだ。

ー今日Jeffries’の客から電話あって「どうしたらよい?」と聞かれた、何と答える?

・今年1~3四半期は素晴らしかった。少し待つべきだろう。インフレに関する議論、特にFEDに関する議論がどうなるかを見極めるべきだ。パウエル議長とブレイナード副議長の組合せがどのように作用するのか。今日、誰もFEDについて話したがらないと思うが、これまでと異なるFEDがやってくる。庶民にとって耐えがたいインフレの扱いがどうなるのか。その一方、ウィルスのような警告が突然やってくる。特に、レバレッジをかけた投資をしている人にとっては、年末という時期は流動性が少なくなっており、厄介な状況になるだろう。数週間後にFEDのミーティングを控え、散らかった状況になるだろうが、そういうものだ。

ー我々はFEDの動きを常に予想する。何度利上げがあるかとか、なんとか。しかし、彼らは特に何も変えないかもしれない。

・その通り。市場はFEDを動かそうとしてきた。そして、この南アウィルス騒ぎ。FEDが、少なくとも、FOMCのコアとなっている人達が来たところに戻る可能性がある。リスク回避的動きになるかも知れない。

最後の部分、分かりにくいかも知れませんが、「インフレ高進しても、FEDはテーパリング&利上げを急がなくなる可能性がある」と言っているのだと思いマス。

 

さて、現時点の基本路線は・・・、

・週明け、引き続き株が売られるか、低迷する。月曜日反発して、火曜日再度売られる、とか。

・金曜日あたり、ファイザー、モデルナが「うちのワクチンは南ア型にも効果あります」と発表。株爆上げ。

・12月FOMC、従来通りテーパリング進めると発表。

という感じではないでしょうか。

せっかく円高に振れたので、S&P500投信を買い増しておきましょう。

 

 

そもそも、いちいちコロナ変異種で騒ぐのがオカシイ。ウィルスが変異しない方がおかしい。

ただ、COVID-19がインフルエンザのように人間界に定着するかと考えると、憂鬱にはなります。