塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【豊田章男】全面EV化に反対【大丈夫?】

 

塾長です。

12/18、豊田章男自工会会長として政府、マスコミが煽るEV化を牽制していた。たくさんニュースにもなっている:


自工会 豊田会長が全面EV移行に懸念 小泉環境大臣「脱炭素への考えは同じ」(2020年12月18日)

 

言っている事は大方間違っていないと思う。

しかし、

・「全面EV化すると原発10基が必要になる」

 ←今動いていない原発を動かせば良いのでは?

・「軽自動車は電動化率が低いが、国民車。日本には軽でなければ通れない道が多い」

 ←最近小型EVも出てますヨ。

 そんな小型EVが中国ではバカ売れしているらしいではないですか。朝日新聞にさえ書いてある:

43万円のEV、中国でテスラ超え 五菱製「人民の足」:朝日新聞デジタル

 そしてトヨタ自身も出すらしいではないですか:

トヨタ、超小型EVを2021年から本格販売:旬ネタ|日刊カーセンサー

など、クビを傾げたくなる点もある。

 

発電に伴うCO2排出の多い日本において、カーボンニュートラルとなれば、日本で車作りはできない・雇用が失われる、と主張。脅しにかかっている。

 

 

彼の主張には、隠れた前提「今の技術の延長では」があるように思う。

今、世界はむしろ「EV化を進めれば、必然的に技術革新が進み、(豊田章男が指摘するような)様々な課題は解決する(そして、その解決策を見つけた者が経済的な勝者となる)」との前提に立っているように思われる。

例えば、昔は太陽光発電補助金入れないと成り立たないと言われていた。当時はその通りだったのが、補助金をバンバンいれて、中国がカネを突っ込んだ結果、パネルの値段も下がり、発電効率も上がり、成り立つようになってきた。

この手の対立・意見の相違は、日本人と米国人の間でよく起こる。たくさん見てきた。

 

豊田さん、EV化を煽る無知な世間・マスコミが悪いと言うのではなく、自社技術に囚われる事なく、技術革新の先にある未来を見つめた方が良い気がしますワ。

トヨタに倒れられると、日本在住日本人としては困るので、応援して〼。