塾長です。
昨日(米国7/7)は先日のADPと乖離した雇用統計が出て市場は混乱。米国株は引けにかけて売られ、マイナスで着地。そろそろ強気派も利確時期?米株市場頭打ち?
S&P500、4,398(-0.29%)
Nasdaq、13,660(-0.13%)
【米国市況】株が3日続落、円は3月以来の大幅高-米雇用統計受け - Bloomberg
週間ではS&P500種株価指数が1.2%、ナスダック100指数は0.9%それぞれ下落した。
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市場は足元、今月の利上げは織り込んでいるものの、年内あともう1回の利上げ確率は50%を割り込んでいる。
原油、73.67
10年債、4.0500
ドル円、142.0830
Bitcoin、30,337
米長期金利が上昇しているのに円安になっているのは、逆神のせい?;
「ミスター円」榊原氏、1ドル=160円割り込む円安進行も - Bloomberg
原油高はこれ(↓)のせい?;
米政府、原油600万バレルを追加購入へ-戦略石油備蓄を補充 - Bloomberg
6月 NFP[前月比]、20.9万人(予想22.9万人)
6月 失業率、3.6%(3.6%)
6月 平均時給[前月比]、0.4%(0.2%%)
同[前年同月比]、4.4%(4.1%)
米雇用者数、6月は伸び鈍化-賃金はなお力強い労働市場を示唆 - Bloomberg
6月の雇用の伸びは医療や政府、建設といった分野で特に目立った。一方、小売りや運輸・倉庫では雇用が減少した。5月と4月に関しては、雇用者数の増加幅が2カ月合わせて11万人下方修正された。
改定された数値を細かくみると、こんな感じ;
4月、294K→217K(差分△77K、△26%)
5月、339K→306K(差分△33K、△10%)
こんな信用できない統計なのに、「データ依存」と言い金融政策を決める人達を信用することができない。
そんな文句を言ったところで、彼らが操縦桿を握っているのだから、従うしかない。
シカゴ連銀総裁、リセッション起こさずにインフレ抑制する軌道にある - Bloomberg
なし。
米財務長官、米中間の競争「勝者総取り」にあらず-李首相と会談 - Bloomberg
■注目決算なし。
■2つ面白いトヨタ関連ツイートが流れていたので、それらを紹介して終了;
1.トヨタが全固体電池を発表※したのに投資家は「いやいや、本当に目にするまで信じないぞ」と言っている。その一方で、イーロン・マスクの実現しない約束(ロボタクシー、Cybertruck、火星移住・・・)を信じて買っている様を揶揄;
Post-covid capital markets are surreal.$TSLAQ pic.twitter.com/ptxA81aTDf
— Anthony Pesec (@anthonypesec) 2023年7月6日
※:「全固体電池」27年にも実用化、トヨタが目指す性能|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
2.The Driveの記事が「Hybridを推進しているトヨタが正しいのでは?」と言っている;
Toyota has caught a LOT of shit for pushing hybrids over EVs.
— Kyle Cheromcha (@cheromcha) 2023年7月6日
But the math shows they're right: to lower emissions fast, it'd be way more effective to spread our limited battery supply around full-hybrid lineups vs a relatively small number of full EVs.https://t.co/D6cpe8C9ko
記事に直接行きたい方はこちらからどうぞ;
Toyota Is Right: We Need More Hybrid Cars and Fewer EVs. Here's Why
記事の副題は「The auto industry is going all-in on EVs, but a more effective way to lower emissions quickly is staring us in the face.(自動車業界はEVに全振り。しかし、排ガスをより速く減らす方法が目の前にある)」
記事中身は普通のことが書かれている。トヨタが(豊田章男が?)主張してきたこと。
ちなみに、米議決権助言会社は豊田章男再任に反対していましたが、彼らは誰のために働いているのでしょう?(白目);
トヨタ株主総会で異例の展開…米助言会社が豊田章男会長選任に反対推奨・18年ぶり株主提案 : 読売新聞
EV化は欧米中による日本車メーカー潰しとして始まり、途中で米中対立が激化し、瓦解するかも?という状況にある。
少なくとも半導体に関しては、日米で脱中国が決まった模様。労働集約型の製造業はインドへ。
次の米大統領が共和党から出れば、EV化の流れは逆転するハズ。
欧州は相変わらず中国と組みたいのかも知れない※1が、次は反移民政策の右派になりそう※2。
※1:アングル:中国がマクロン氏異例の厚遇、米の包囲網に手札 | ロイター
※2:仏大統領選、今ならルペン氏がマクロン氏に勝利 世論調査 | 時事通信ニュース
親中だったイタリアの現首相は右派;
「極右」が首相に? イタリアのメローニ氏、いったい何者なのか:朝日新聞デジタル
ドイツは良く分からない・・・。
1、2年というより、5、6年先を見越してトヨタの勝利に張ってみるのも悪くない。
トヨタ株価を2年チャートで確認してみると、ほぼ最高値。PBR1倍を回復;
直近底の1,800円で買っていれば大成功でしたが、来年は新NISAが始まるので上昇余地はある。
バフェット好きなら、豊田通商もアリ。事業範囲は車だけでなく、結構幅広い(と言ってもトヨタ依存ですが);
豊田通商、サウジアラビアで独立系発電業事業に出資 - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
PERはまだ9倍なので、トヨタPER12倍と比較すれば割安感がある。
こればかりは神のみぞ知る。
あ、逆神が160円だと言っているので、130円台に戻すかも(そうなれば、輸出産業には逆風)。
(以上、投資アドバイスではありません)
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