塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【元Ford CEO】米国EV充電網はTeslaでまとまったが、中国EVを止めるのは難しい。

塾長です。

昨日(米国6/16)の米株は特にニュースもなく下落。

 S&P500、4,409(-0.37%)

 Nasdaq、13,689(-0.68%)

【米国市況】S&P500種が反落、週間では5週連騰-ドル142円に接近 - Bloomberg

 S&P500種株価指数は週間ベースでは2.6%高と、3月以来の大幅高。これで5週連続の上昇となり、2021年11月以降で最長の連騰となった。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、71.44

 10年債、3.7690

 ドル円、141.8250

 Bitcoin、26,349

 

 

経済指標:

 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数、63.9(予想60.0)

米1年先のインフレ期待、2021年以来の低水準-ミシガン大調査 - Bloomberg

耐久財の購入環境に関する指数は急上昇し、21年8月以来の高水準。家計の現状に対する見方は年初来の最低となった。

 

 

金融政策:

FRB
ウォラー理事、一部銀行巡る懸念で政策に変更あってはならない - Bloomberg

バーキン総裁、追加措置に異存なし-堅調な米経済減速させるため - Bloomberg

 

■日銀;
物価見通し、大きく変われば政策変更につながる可能性-日銀総裁 - Bloomberg

 

■ECB;
ラガルド総裁、金利についてまだやるべきことある-7月利上げ公算大 - Bloomberg

ECBビルロワドガロー氏、ピーク金利巡る「拙速な結論」に注意促す - Bloomberg

 

 

財政政策:

■金持ちトヨタ助成金!?
政府、蓄電池や半導体に投資・開発支援-トヨタには最大1178億円 - Bloomberg

西村康稔経済産業相は16日の会見で、蓄電池の国際競争が激化している中、トヨタグループによる大規模な投資などによって、わが国の蓄電池のサプライチェーンの大幅な強化につながることを期待したい」と述べた。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

トヨタ(車)つながりで、元Ford CEO マーク・フィールズのインタビュー;

www.youtube.com

ー中国製EVメーカーをどう見ていますか?品質、価格など。

・他のゲストが言った事に同意する。中国製EVはとても良い。中国メーカーは内燃機関車で機会を失ったのを知っている。なので、EVに倍掛けしたのだ。技術、バッテリー、デザイン、品質において。彼らはとても競争的である。欧州で市場シェアを獲得しつつあると聞いている。彼らの製品は、ある車種は世界クラスに達している。人々は値段だけに驚いているのではない。値段は消費者のEV購入にとってとても重要だが。

IRAのプロセスによる障壁があり、中国EVメーカーが米国市場に入ってくるのは考えにくい。彼らにはその生産能力が未だ無い。

・その通りだ。彼らは米国内に組立工場、バッテリー工場を持っていないので、$75,000のインセンティブを受ける事はできない。そうは言ったが、彼らにはコスト優勢があり、インセンティブがなくても、価格面で競争できるかも知れない。次に、販売網を構築するか、消費者に直接売る(DTC)かの難しい問題がある。次に、地政学的問題。中国製EVを買う事に伴う心理的インパクトを計算するのは難しい。

GMとFordがTeslaのチャージングネットワークを使うというアナウンスについてだが、米国で統一された充電方式が出来ることについてあなたの意見を聞きたい。

・とても重要なアナウンスだ。EVメーカーは消費者の重電に関する恐怖を排除しなければならない。EVが自動車市場の中でシェアを伸ばし続けられるかの問題ではなく、いかに早く、多くシェアを獲得できるかである。この時点において、彼らは充電器のavailabilityを拡大しなければ大問題になると気づき、テスラとの合意に至ったのだろう。

 もう一つは付け加えると、これは充電器の数の問題ではない。信頼性、利用可能性、品質(dependability、availability、quality)の問題だ。先月、CCS充電器の5つに1つが動作していないというレポートが出た。GMとFordはTeslaから信頼性のある、品質の高い充電設備を獲得したのだ。

GM、Fordにとってこの技術を使うコストの問題は?

・彼らは2025年モデルからNorth American Charging Standardと呼ぶTeslaの重電技術を搭載する。いくらかのコストにはなるが、大きなものではない。Teslaにとっては充電機利用料が追加の売上となる。他のメーカーも素早く続くだろう。Teslaにとってアドバンテージとなる。EVメーカーはほとんど利益が出ていない。マージンが小さい。Teslaは今年初めに値下げした。他よりマージンが大きいから出来たこと。Teslaは競合他社から売上を得る方法を探し、見つけたのだ。それはTeslaにとって優位性となる。

ー中国EV市場の話に戻りたい。それはTeslaにとって、重要だ。あなたの中国製EVに対する意見から察するに、Teslaは厳しい環境に置かれるようになるでしょうか?

・そうだ。既にTeslaは厳しい状況にある。Teslaは中国市場で主要なプレイヤーでいたいようだが、相手はとてもコスト面で競争力がある。Teslaにとっては、競争は激しくなるばかりである。中国だけでなく、世界中でだ。中国を含む全ての自動車メーカーはEVを出してくる。それが、Teslaは一生懸命工場やインフラを作り、他の売上源を探っている理由だ。どのような展開になるか、とても興味深い。中国市場はとても競争的。Teslaにとっては、そこでの学びが他市場で役に立つ。

ということで、

・中国EVはコスト競争力がある。

・米国政府によるEV補助金が無くても、米国市場に入ってくるかも知れないが、販売網や消費者心理(中国製EVに対する心理的抵抗、反中意識)の問題がある。

・米国のEV充電網はTeslaを中心にまとまった。他メーカーも採用せざるを得ない。

・Teslaが中国で勝てるかどうかは分からない。(発言のトーンは”相当難しい”という感じ)

だ、そうです。

あまりに「中国EVスゲー」と言い過ぎると反米的になってしまうから、言葉を選んでいる感じでしゃべっていた。

 

なので、経済産業省トヨタ補助金出しても・・・、通産省(現経産省)の第五世代コンピュータプロジェクトを思い出すのはジジイだから?

(直接企業にカネを注入しているのは、大きな違いだが)

 

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