塾長です。
昨日(米国2/2)の米株市場は、2日連続の大幅上昇。Nasdaq強し。
S&P500、3,826(+1.39%)
Nasdaq、13,612(+1.56%)
Russell2000、2,151(+1.19%)
【米国市況】株続伸、個人の投機的取引が下火に-原油も高い - Bloomberg
債券、為替:
10年債、1.1050
ドル円、105.029
おお、久しぶりに105円台見た。前回は2020年11月。今日も日本株あがるかな?
そして、石油が高い。55.02。
Bitcoin、値崩れするかと思ったけれど、底堅い。35,528。
重要経済指標の発表はナシ。
個別株は、Alphabet、Amazon、Exxon決算。
グーグル親会社、10-12月期売上高は予想上回る-株価上昇 - Bloomberg
AmazonはベゾスがCEOを退き、会長職へ:
アマゾンのベゾスCEOが退任へ-AWSトップのジャシー氏が後任に - Bloomberg
ジーン・マンスターのAmazon決算、ベゾス退任へのコメント:
・デジャブだね。毎回Amazonは好決算を出して、「これは持続可能か?」なんて話をする。これは今後も続くだろう。その理由は、電子商取引のシェアがまだ少ないからだ。パンデミックで11%から15%に急伸したとは言え、最終的には60%程度になるだろう。Amazonがそのけん引役だ。
・ベゾスがCEOから退いたのは、たいした事ではない。私はアンディーの事を知らないので、良いとか悪いとか言えない。テックの巨大企業はいつかバトンを渡す。スティーブ・ジョブスがplay bookを書いた。アンディーはAmazonに25年務めている。
今後同じような会話が繰り返されるだろう。ティム・クックは60歳、イーロン・マスクは49歳、ザッカーバーグは36だったかな。いつかは起こること。同じ会話をするだろう。これは一つの出来事ではない。
・後継者がはっきりしていないのはFacebook、Tesla。むしろはっきりしている方が少ないのでは。Appleは違うかも。ジェフ・ウィリアムズがAppleに入ったのは1998年。25年前だ。クックより大幅に若いわけではない。57歳。クックが引退するのがいつかは分からないね。5年から10年。ずいぶん先の事だろう。
・Amazonの決算会見で聞きたいのは、ロジスティクスへのコスト、投資。Amazonはロジの会社でもある。投資家は理解しておく必要がある。
Apple/ジョブスが後継者選びをうまくやった、長年ジョブスに仕えた人(クック)を選んだのが成功だった、と言いたいのだろうけれど、例えば失敗例として名高いGEの場合、イメルトは長年GEに勤めていた。CEOになるまで19年?20年?といったところ。
引き継いだものが悪かったって?それは、そうかも。
GEと言えば、Simens Energyを訴えていた。Dominonへのガスタービン案件で、SiemensがDominionの人からGEの機密情報(いくらで入札するか的な情報)を受け取ったんだってさ。1月15日付けの報道:
GE alleges Siemens Energy used stolen trade secrets to rig contract bids | ロイター
Simens Energyと言えば、7,800人削減する、と発表していた(2月2日):
Siemens Energy to cut 7,800 jobs in bid to raise margins | ロイター
新規で化石燃料を使った発電所を作る案件が、びっくりするほど減っている&減り続けるのが分かっている、のでしょうね。
Siemensの戦略としてよく分からないのが、再エネ発電事業を別会社にしていること。Siemens Gamesa。主に風力発電機。しかも、三菱重工に売っちゃう?なんて報道まで出ていた(2020年12月9日):
三菱重工、独シーメンス・ガメサ売却意向を打診との報道否定 | ロイター
風力は伸びない/太陽光発電が拡大し続けるのでしょうか?
Siemens、いいところ無い。中国の成長に頼りたくなるのが良くわかる。とは言え、MESやPLCは、そのうち中国企業がマネして作っちゃうような気がする(もうマネされてる?)。PLMは難しい(追いつかれるまで時間がかかる)と思うけれど。
Mindsphere?うーーん、中国には巨大IT企業も、元気なスタートアップもいるからネ。