塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ID.me】米、失業保険金の半分が詐欺。

塾長です。

昨日(米国2/4)の米株市場は、4連騰。目が眩んできた。

 S&P500、3,871(+1.09%)

 Nasdaq、13,777(+1.23%)

 Russell2000、2,202(+1.98%)

【米国市況】S&P500種が最高値、小型株急伸-ドル105円台半ば - Bloomberg

 

債券、為替:

 10年債、1.1390

 ドル円、105.5490

おっと、10年債が1.1%台。円安というより、ドル高。

 

経済指標:

 新規失業保険申請件数、77.9万件(予想83.0万件)

 失業保険継続受給者数、459.2万人(470.0万人)

 12月 製造業新規受注[前月比]、1.1%(0.7%)

 

皆さんいつも「なんかこの数字おかしいなぁ」と眺めている失業保険統計。ようやく詐欺の話が表に出てきた(報道は以前からあったけれど、知ったのが最近というダケですが・・・):

2020年12月30日初出、21年1月27日改定、USA Todayの記事。

www.usatoday.com

「コロナ支援で増額された失業保険金、$36B(≒3.8兆円)が国外に持ち出された」そうです。

ナイジェリアで詐欺を働くマヨワさんにインタビュー。

手口は、闇マーケットで氏名、社会保険番号を2ドルぶんのBitcoinで買って、申請するだけ。追加情報が必要な場合は、FamilyTreeNowやTruthFinderで母親の旧姓や母校を調べる、だそうだ。

 

 

こちらは、Yahoo FinanceにID.me CEO ブレイク・ホールが出演し、とんでもない金額に言及(2021年1月4日)。ID.meはクライアント(この場合は失業保険を受付けた地方政府)に対し、人物確認を提供する会社。

finance.yahoo.com

... unemployment fraud really focused on the Pandemic Unemployment Assistance Program designed to aid the sharing economy workers, I think the national figure for fraud and loss is closer to $200 billion based on what we're seeing, almost half of the claims that have been paid out.

 失業保険詐欺は、シェアリングエコノミーで働く人達を対象に作られたPandemic Unemployment Assistance Programを標的にしている。詐欺によって失われた額は、全米で$200B(≒21兆円)規模に近いのではないかと推測している。これは払い出された金額のほぼ半分である。

 

 

さすが、アメリカ。桁が違う。規模が違う。

全世界から狙われちゃってる。

米国民のカネだから、どうでもイイと言えばどうでもイイが、少なくとも失業保険の統計は信用できなさそう。

 

日本もやられちゃってるのかな?持続化給付金。

日本語が障壁になってくれれば良いけれど。北朝鮮、中国には日本語使える人いるから、国ぐるみでやられちゃうとつらい。もしかしたら、電子化が遅れていて、うまく守れていたりして。へへへ(自嘲)。