塾長です。
昨日(米国3/26)の米株市場は、アゲアゲ。
S&P500、3,974(+1.66%)
Nasdaq、13,138(+1.24%)
Russell2000、2,221(+1.76%)
【米国市況】S&P500最高値、ワクチン展開を楽観-円1年ぶり安値 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.660
ドル円、109.6670
Bitcoin、55,511
原油、60.72
世界最大のビットコイン投信、苦境鮮明-「ディスカウント」記録更新 - Bloomberg
経済指標:
2月 個人消費支出(PCEデフレーター)[前年同期比]、1.6%(予想1.6%)
2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前年同期比]、1.4%(1.5%)
同[前月比]、0.1%(0.1%)
2月 個人所得[前月比]、-7.1%(-7.3%)
2月 個人消費支出(PCE)[前月比]、-1.0%(-0.7%)
3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値、84.9(83.6)
米個人消費支出、2月は減少-直接給付による押し上げ効果弱まる - Bloomberg
米消費者マインド、3月は1年ぶり高水準-期待指数が大幅改善 - Bloomberg
アメリカ人、ポジティブ過ぎる・・・。
政治では、米中・・・ではなく、英中摩擦:
中国、英国の個人・団体に制裁発動へ-新疆ウイグルで報復 - Bloomberg
そして、こっちは瑞(スウェーデン)中摩擦。日本でも報道されてますナ。
事の発端は、新彊の綿花産業におけるウィグル人強制労働を、H&Mが非難。(本当の発端は、ウィグル人強制労働そのものです)
そして、中国では、消費者からボイコットを受け、H&Mが検索サイトにひっかからなくなり、地図アプリからH&Mの店舗情報が消されたそうです。
他にも、NIKE、Addidasも不買運動をかけられているのだとか。
米・NIKEでもなく、独・Addidasでもなく、スウェーデンという所がミソ。
豪・石炭などと同じ構図。
まずは周辺国を叩いて、様子を見る。
ここで米、欧州の対応が分かれちゃったりしたら、中国の思う壺。
中国、やるネ!
日本・ユニクロは大丈夫かしら?
個別株は・・・、H&Mの流れでファッション系いってみましょうか。
thredUPがIPO。
CEOであるジェームス・ラインハートのインタビュー:
(ただ、インタビューの中身はあまり興味ないので省略)
thredUP、Zozoみたいな形式(インターフェース)で、古着、中古カバン、靴などをオンライン販売。
男性モノの服は売ってない。女性向けのみ。あ、子供服もある。
値段は5ドル、10ドル、20ドルとか。安い!(まぁ、中古品なんでね)
一応ブランド品、プレミアム品、というカテゴリーもあって、そっちは50ドルとか。(ブランドに詳しくないので、これが安いのかどうかワカラン)
中古なんで、一つ一つ全部違う。品数が膨大。選ぶの大変そう。
そこで、”Goody Boxes”というサービスを提供してる。体のサイズ、好みの色やフィットを指定すると、thredUPが適当に選んで送ってくれる。返品可能。1箱ごとの注文もあれば、「2か月に1箱」といったサブスク型もある。
自分が持っている服を売る事もできる。寄付もできると書いてあるが、単に値段が付かなった場合に引き取りますよ、ってだけかな。
どんな風に、古着を洗って、測って、箱詰めしているかビデオで説明している:
5ドル、10ドルの品物にしては、めちゃくちゃ手間がかかっている(ように見える)。
白人が倉庫で商品の写真とったりしているけど、倉庫は米国内にあるのかなぁ。
せめてメキシコでやらないと、コストがかかり過ぎるのではないだろうか。
そして、会社はまだ赤字。
面白いけど・・・、服の取り扱いは自動化が難しいので・・・。
規模拡大すれば、どこかに大きく儲かる分岐点があるのだろうか。
ただ、間違いなくESG的には素晴らしい。最近の若者は環境配慮の傾向が強いし、投資家もそれを一つの流れと捉えて投資する傾向があるので、株価は上がりやすい。
H&MやUniqloのようなファスト・ファッションが持続するとも思えないので、紙くずになる覚悟でこの株を買ってみるのもアリだと思いましたヨ。
こちら、TDUP昨日の値動き:
儲からなくても、大手企業がESG対応で、ThredUPを買収するって可能性もありますね。