塾長です。
昨日(米国5/26)の米株市場は、ちょこっと上昇。
S&P500、4,195(+0.19%)
Nasdaq、13,738(+0.59%)
【米国市況】株が反発、小型株・経済再開銘柄が主導-ドル上昇 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.5740
ドル円、109.17
Bitcoin、39,206
投資家カール・アイカーン氏、仮想通貨への「大々的」な関与を検討 - Bloomberg
重要経済指標の発表なし。
金融政策:
今日もFRB幹部が資産買取縮小の地ならし:
クオールズ氏、テーパリング議論開始が重要に-今後数カ月の経済次第 - Bloomberg
そして、議会は大手銀行CEO叩き。お芝居とも呼べない、小学校の学芸会レベル。
米大手行CEOを痛烈批判、短期利益でなく労働者支援を-上院委員長 - Bloomberg
個別株では、ようやくAmazonがMGM買収を発表:
アマゾン、映画制作会社MGM買収で合意-コンテンツ拡充へ - Bloomberg
事前のリークがあったので、株価に動き無し。
最後は、Canaccord トニー・ドワイヤーのインタビュー:
ー(以前に主張していた)10%の修正はどこに行った?
・Nasdaqのいくつかの銘柄、SPACには下げたモノがあった。4月初旬にたくさんあった綿埃は払われた。買われ過ぎの状態は変わらない。しかし、センチメントに変化があった。National Association of Active Investment Managersのセンチメント・インデックスは低下した。これはrolling correction(異なる株、セクターが順番に修正される)なのだ。次に起こる場所は、皆がいる場所だ。丁度1年前、我々は攻撃的なポジションを取った。当時は人気が無かった。FAANGは下げていて「なぜFAANGなんて買うんだ」と言われたものだ。まぁ、去年10月以降FAANGは動いていないが。この急激に経済成長が起こっている状況、インフレ圧力がある状況では、皆が景気循環株にポジションを移している。夏にかけて、その傾向は続くだろう。
ーちょっと待ってくれ。あなたはS&P500に10%の修正が入ると言ったはずだが。FEDはテーパリングしようとしているのに、市場は「だから何なの?」と肩をすくめ、10年債は1.56%に下落した。
・私も同じ質問を受ける。「なぜインフレ期待が継続的に高まっているのに、10年債利回りが1.56%なのか?」と。(債権を)売っている人より、買っている人の方が多い、としか言いようがない。4月、$68Bの国債が発行された。FEDが$80B買っていた。それは銀行による政府保証証券の買入を含んでいない。政府かこれだけカネを配っているのだから、そのカネはどこかに投資されなければならない。それらは高成長株に行くのではない。安全な資産に行く。銀行システムの中に、これだけ大量のカネがあり、(債券に対する)需要は非常に大きい。
(このあと省略)
プロたちは、株価を落としたくて仕掛けているのだけれど、一般投資家の買いに押されて、負けている、って状況でしょうか。
トニー、素直に「間違ってたよ、ゴメン」って言えばいいのにネ。
”rolling correction”と呼んでいる事象は、起こっているようで、超割高株は修正されている。
例えば、Tesla。今年1月26日の高値から、30% down。
こういう値動きを見ていると、「一夜にして大金持ちになろう」と考えるのは止めておこうと思いマス。