塾長です。
昨日(米国6/9)の米株市場は・・・、微妙に下落してますが、4月以降4,100~4,200に張り付いて動かない。
S&P500、4,219(-0.18%)
【米国市況】株下落、米CPI待ち-10年債利回り1.5%下回る - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.4890
ドル円、109.6260
Bitcoin、37,235
原油、69.69
ビットコイン、弱気派は2万ドル視野に-エルサルバドルでは法定通貨 - Bloomberg
中国で仮想通貨交換業者の検索結果表示されず-検閲の可能性との報道 - Bloomberg
暗号資産巡る状況はゴールドラッシュのよう、機会に注目ーモーリス氏 - Bloomberg
重要経済指標の発表無し。
財政:
米上院、対中競争力強化法案を可決-製造業・技術に27兆円投資 - Bloomberg
米上院は8日、中国の台頭に経済的・戦略的に対抗するため、米国の製造業と技術に約2500億ドル(約27兆4000億円)を投じて競争力を強化する包括的な法案を大差で可決した。
個別株では、meme株の話題がいっぱい。例えば・・・、
・元SEC ジェイコブ・フレンケルが、naked short(株を借りずに売ること。基本的に違法)について、「naked shortは存在するが、立証するのが大変なので、見逃されがち」と解説:
https://www.youtube.com/watch?v=lB43u38BV8o&ab_channel=CNBCTelevision
・Gamestopが元Amazonの幹部を連れてきて、CEO、CFOに任命した:
GameStop names Matt Furlong CEO, effective June 21 - YouTube
・Meme株に投資している人にサーベイをかけたら、6割弱の人達が、ポートフォリオの中で活発に個別株を取引きしているの割合は30%以下と回答した(「meme株をやってる奴は素人のバカ」と思われがちだが、全財産を賭けているのではなく、うまくポートフォリオを管理している):
Majority of day traders actively trade less than 30% of portfolio: Betterment survey - YouTube
・ジム・クレイマーは「SECは投資家の教育に努めるべきだ」「そうでなければ、ギャンブルと同じになってしまう」と発言:
Jim Cramer: Meme stocks 'should be offered at a casino' instead of Wall Street - YouTube
クレイマーの発言には一理も二理もあるけれど、(カジノや宝くじ等の)ギャンブルと重要な違いがあって、それは胴元がいない事。
そして、Robinhoodなどを使えば手数料も不要(さすがにオプション取引は有料らしいけど)。
さらにさらに、今の局面では空売り筋を踏み上げられる。
普通の株投資家から見れば「こいつらバカだな~、株は長期でやるもんだよ」なんて思っちゃうかも知れないけれど、普段ラスベガスで遊んだり、スポーツ賭博をやっている人からすれば、よっぽど割が良いギャンブルなんじゃないだろうか。
ここで終わるとアレなので、最後はいつものジョシュ・ブラウン:
ー10年債利回りが1.5%台にい落ちた。株式にどのような意味を持つか?
・1.5%台がどれ程の意味を持っているか分からない。株というのは、絶対的なレベルよりも、変化の方に反応する。もちろん、2%を超えたら話は違う。
債券利回りと関係なく、今は興味深い取引が起こっている。バイオテックがその代表例。IBBはブレイクアウトした。Biogenの新薬に対応したものではあるが。
Gamestopが9%上昇した。最高値に戻った。
Amazonはインフレなどに影響を受けない。9か月の下落のあと、少しずつ値を上げている。このまま上昇する可能性がある。
Netflixは反対だ。1月の高値から100ドル下げている。Amazonの値が動く事を示唆している。
最後に、もしこの先インフレが来る、経済が過熱し過ぎる兆候があるのだとすると、なぜ運輸株が売られているのだろうか?IYTは直近のサポートを割った。4月以降、最も低いレベルで取引されている。FEDEX、UPSは下げた。本当に経済が過熱しているなら、こうはならない。興味深い動きが進行している。
ジョシュは、株式市場はこれから(上にも下にも行きそうだけれど、どちらかというと)上昇局面が始まると言いたいのかな?