塾長です。
昨日(米国6/11)の米株市場は微上昇。
S&P500、4,247(+0.19%)
Nasdaq、14,069(+0.35%)
【米国市況】S&P500が連日最高値、来週のFOMC会合に注目移る - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.4620
ドル円、109.6350
Bitcoin、37,047
原油、70.78
長期債利回りがどんどん下がってますネ。Amazonでも買っておくか・・・。
米国債、CPIにひるまず値上がり-投資家をリスク資産に追いやる - Bloomberg
ビットコインの最高リスク分類、仮想通貨界は当局の姿勢に首かしげる - Bloomberg
マイアミのビットコイン会議で多数のコロナ感染か-参加者がツイート - Bloomberg
下のニュースは、オリンピックのニュースとの対比で読むと面白い。
米国人と日本人のリスク許容度の違いが際立っている。
日本で、資産ポートフォリオとオリンピック賛否の調査をしたら興味深い結果(関連)が得られそう。
経済指標:
6月 ミシガン大学消費者態度指数・速報、86.4(予想84.0)
米消費者マインド、予想以上に改善-インフレ期待やや落ち着く - Bloomberg
米インフレ期待強まる、CPI予想引き上げ-6月のエコノミスト調査 - Bloomberg
金融政策:
来週火・水曜日(15・16日)、FOMCですヨ:
パウエル議長、物価上昇は一時的との議論で投資家の説得に成功か - Bloomberg
企業統治:
東芝の社外取締役4人、取締役会と経営陣の刷新要求-調査報告書受け - Bloomberg
東芝の社外取締役4人は、2020年定時株主総会の運営を巡る弁護士の調査報告書について「深く憂慮すべき」内容だとし、取締役会と経営陣両方の刷新を求めた。
企業統治つながりで、このレポート:
・今年、経営者への報酬案が投資家によって否決されるケースが増えている。4%に達した。最近例はMastercardだ。投資助言会社のISS(Institutional Shareholder Services)は今週、投資家に対して報酬案に反対するよう提言するレポートを出した。
(以下、細かいので省略)
米国の企業幹部は報酬貰い過ぎだと思いマスが、単に「金持ちケシカラン」感情で議論しないように、基本的にはその企業の報酬中央値の比較とかで、決めてると良いのではないだろうか。
中央値の100倍以上支払った場合、税金が上がる仕組みを入れるとか。
それと、未だに続いている株価連動報酬は廃止に。
最後は、Fundstrat Global Advisorsトム・リーがFAANG株評価を2段階引き上げ:
ーFAANG株をUnderweightからOverweitghtは2段階引き上げた。なぜか?
・S&P500が夏までに4,400を付けると考えた時に、多くの部分がテクノジーから来なければいけない。3月や我々がFAANGをダウングレードした5月と比べた時と何が違うかというと、市場は既に金利に対してパニックを起こした点だ。今は金利が冷めている。大きな転換が起こっている。金利上昇時、FAANGが最も悪い影響を被り、銀行株が良い影響を受けた。我々は、それをひっくりかえしたのだ(訳注:金利が低下しているので、FAANG買い・銀行売りを勧めるという意味)。そして、需要の問題。消費者はバランスシートに多くのキャッシュを持っている。金融的構造変化を起こす必要が無いので(訳注:金融機関からカネを借りなくても良いので)、金融機関への需要が減退する。インフラ投資が起ころうとしている。それはテック、FAANGに追い風だ。(経済の)継続的な成長が期待できる中で、金利の逆風が無くなったのだ。
(以下、省略)
トム・リー、勇気ある。この情況で「銀行売れ、FAANG買え」はなかなか言えないヨ。
長期金利低下=テック値嵩株高、というのは誰でも納得するところだけれど、長期金利が継続的に(例えば、3か月といった期間)、低下するなんて誰にも分からない&大外れする可能性がそれなりに大きい。
もちろん、みんなと同じ事を言っていたので、これまた仕事したことにならない。賭けに出た感。
どっちに転ぶか楽しみですネ。