塾長です。
昨日(米国7/6)の米株市場、独立記念日3連休でどうなるか?と心配しましたが、途中までガタガタだったものの、終わってみればほぼヨコ。
さすが米国は強い。
強いのは良いけれど、徐々にアナリストが弱気派に転じてきました。
S&P500、4,343(-0.20%)
Nasdaq、14,663(+0.17%)
【米国市況】S&P500種が反落-10年債利回りは2月来の低水準 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、73.68
10年債、1.3700
ドル円、110.629
Bitcoin、34,107
え~っと、どうして10年債利回りがこんなに下がっているのでしょう?コロナ再拡大懸念(デルタ)?
経済指標は、ISM非製造業景況指数が悪かったと一部で騒がれていましたが、まぁ、いいでしょう。
米ISM非製造業景況指数、予想以上の活動鈍化-雇用が縮小圏 - Bloomberg
個別株では、これを取り上げないわけには行かないでしょう。
滴滴のADR急落、公開価格下回る-中国当局の締め付け強化が直撃 - Bloomberg
また国務院(政府)は6日、データセキュリティーや国際間のデータ移動、機密情報に関する規則を改定し、国外で上場している同国企業への監督を強化すると声明で発表した。国外上場についても規則を見直す方針を打ち出した。
ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は「中国政府の戦術は2つの目標を持っているように見受けられる。企業幹部を締め付けつつ、中国よりも米国の投資家が主に痛手を被るよう仕向けることだ」と指摘した。
バイトダンスがIPO延期とバリュエーションカットも-CNBC記者 - Bloomberg
う~ん???DidiやByteDanceを痛めつけ、株価を下げれば、そこに投資している外国人は損をするけれど・・・。骨を断って肉を切る、みたいな事になってませんかね???
そして、マイクロソフト・ファン、アンチ・ベゾス派に残念なニュース。
米国防総省、マイクロソフトに付与した100億ドルのクラウド契約破棄 - Bloomberg
おかげでAmazon株価は+4.69%。しかしMicrosoftは変わらず:
Amazon高に加え、10年債利回りが下落したこともあり、Nasdaqは最高値更新らしい。CNBCの常連コメンテーターが解説しているので、聞いてみましょう(そんなにオモシロクナイので要約/ポイントのみ):
ーNasdaqが最高値。AmazonやAppleが高い。ジョシュ、あなたの持っているCrowdStrike、nVidiaも高い。
<ジョシュ・ブラウン>
・2か月前、景気敏感株に走った。その裏で、成長株が上昇機会を伺っていたのだ。Amazonが良い例だ。去年の7月以来の高値を更新。投資家は、経済成長率がピークを迎えたとしても、これらの会社が成長し続けると思っている。FAANGだけではない、Shopify、Zoomなども上昇している。
ー10年債利回りが低下している。心配はないのか?
<ピート・ナハリアン>
・Apple、Microsoftなどの株が一時停止状態になっていると、ずいぶん語ってきた。Facebookは例外だったが。
10年債利回りが1.4を切ったらどうなるだろう?心配ではある。しかし、まだ1日だけだ。心配し過ぎるのはよくない。ただ、金融や素材を売り急ぐ人もいる。俺自身はまだエネルギー、素材を信じているが、去年11月から上昇している。ここで一旦停止してもおかしくない。テクノロジーにカネが流れているのは確かだ。Amazonに巨額のコールの買いが入っている。
ー10年債利回りが下がったら、株も下がるだろうか?
<ジョー・テラノバ>
・10年債利回り低下は謎だ。6月1日、1.60%だった。25 basis pointも下がった。グロース株は8%上昇し、割安株は2%下がった。市場は利回り低下に反応している。これはディフェンシブな動きだ。この流れは続くだろう。なぜ利回りが下がっているのか?デルタ株か?経済再開したものの、オーガニックな経済成長が見込めないからかも知れない。
ピートが言っているように、短期の値動きで大きな流れを判断することはできませんネ。性急な動きは控えておきます。