塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【デイヴィッド・ザボス】ジャクソンホールのパウエルは満足そうだった。Jefferiesはハイイールド債推し。

塾長です。

昨日(米国8/28)の米株は特にこれと言ったネタもなく上昇。強気相場が続いている。

ちなみに今週はネタが目白押し。JOLTS、PCE、雇用統計。

 S&P500、4,433(+0.63%)

 Nasdaq、13,705(+0.84%)

【米国市況】株続伸-円は年初来安値を更新、一時146円74銭 - Bloomberg

 ニューヨーク外国為替市場では、円が対ドルで3営業日続落。一時は0.2%安の146円74銭まで売られ、年初来安値を更新した。市場関係者によると、147円の水準ではオプション絡みのドル売りが控えている。

 円は今年、主要10通貨の中で最もパフォーマンスが悪く、対ドルで10%余り下落している。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、80.01

 10年債、4.2120

 ドル円146.4380

 Bitcoin、26,111

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

米SF連銀の監督責任者が退任へ、SVBなど地銀破綻で批判受ける - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■このタイミングでの米商務長官訪中の意味は謎ですが、中国の触られたくないチベット問題をチクチク刺しているあたり、米国/バイデン政権の反中姿勢が良く表れている。日本株には追い風。

レモンド商務長官、貿易が米中関係を安定化し得る-試金石の訪中 - Bloomberg

  米商務省の声明によれば、レモンド長官と王商務相は商業問題に関する米中作業グループを設置し、米国の輸出規制に関する情報交換のメカニズムを構築することで合意した。輸出規制に関する協議は北京で29日に初会合が開かれる。

米政府、中国のチベット同化政策を批判-一部当局者にビザ制限 - Bloomberg

ブリンケン国務長官・・・は「チベットの子どもたちを政府が運営する寄宿学校に強制的に入れることや、チベットおよび中国全土で抑圧的な同化政策をやめるよう中国当局に求める」と表明。

 

 

個別株:

■3Mの欠陥耳栓問題が決着?;
米3M、55億ドルの支払いで暫定合意-戦闘用耳栓の欠陥訴訟めぐり - Bloomberg

株価は+5.22%、104.12ドル。

 

 

■〆はJefferies デイヴィッド・ザボス;

www.youtube.com

ー重要なFEDウォッチャーであり、重要な洞察を提供してくれるあなたにお聞きしたい。市場にどのような影響があるのでしょう?

・あなた方が言っていたことは正しいと思う。「あと1回利上げがあるか」というより、「来年何が織り込まれているか」の方が重要である。来年半ばに、1%程度の利下げが予想されている。それは9月、11月のFOMCでの決定より重要だろう。次のCPIで0.3%が出る可能性はある。そうなれば天秤を傾けるには十分だと思う(=FEDが利上げする)。0.2%かそれ以下であれば、FEDは間違いなく[金利を]据え置く。彼らは全体的に満足している。それが私のジャクソンホールの理解だ。ジャクソンホールはvictory lapではなかったが、去年に比べれば満足そうであった。去年のジャクソンホールでは、パウエルは”pain”という言葉を多く使っていた。

ー債券市場について聞きたい。何が長期債金利を高めているのか?

・日本がYCCに変更を加えた。それが世界の長期債券市場を少し混乱させた。米10年債を0.1%~0.15%くらいか、もう少し引き上げる効果があっただろう。インフレ期待のせいではないと思う。なぜならFEDが注目する5 year 5 year break evenの値は2.25%辺りだ。少し上昇したが、戻った。[長期債利回り上昇]は少しのterm premium、少しのrisk premiumと、もしかしたら日本人の自国回帰による買い手不足といったところ。

 4%を超える10年債利回りについて、より重要なのは、FEDのプレッシャーを取り除く効果である。FEDが利上げをしなくて良くなる。FEDイールドカーブ反転に対してフラストレーションを感じていた。彼らが望むような金融引き締め効果を得られなかったからだ。

FEDにとっては良いことだとしても、投資家にとってはどうか?今年前半、株は上がった。まだ上がるか?債券に行くべきか?

・Jefferiesはハイイールド債市場を推している。ハイイールド債、ローン、仕組債(structured credit)など。それらでB, BBで構成されるポートフォリオを作れば9%、10%を容易に得られる。投資適格の一段下にあたる。株には出遅れる。多いと年間7、8%くらい。しかし、馬鹿にしたものではない。リスクを考えれば、株より良いリターンとなるだろう。多くの人が高金利における株上昇に驚いている。4、5%の修正が起きているのは喜ばしい。ここから株が上がるのは難しい。我々がハイイールド債を推しているのは、risk offとしてではない。ネガティブなトレードではない。リセッションが来るのであれば、ハイイールド債を推したりしない。我々が予想しているのは、高金利が長く続き、経済はOKだが、FEDはインフレ2%達成という大仕事をやり続けなければいけない状態。次の1、2四半期には何かが起きる。”pain”ではない、”pain”よりも痛みの少ない何かが。

この原稿を書いている時点で、代表的なハイイールド債ETFであるHYGの利回りは5.65%。

リセッションがくれば値下がりする。

Jefferiesとしては、景気は悪くならない&来年には利下げもあり、ハイイールド債が買われる→値上がり益も狙えるヨ、と言いたいのかな。「ポートフォリオを作れる」と言っているので、jefferiesに運用を任してください、というのが本当に言いたい事でしょうが。

 

同じくらいの利回りの債券を探すと・・・、

といったものが見つかった(@SBI証券)。

こちらは途中の3.1年間値上がりしようと、値下がりしようと関係ない。満期まで所有すれば額面の金額が返ってくる(三井住友FGが潰れなければ)。

 

今の環境では、どちらかというと後者の方に魅力を感じますかネ。

 

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