塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

FOMC終了、タカ派的でビックリ。債券と株の温度差拡大。

塾長です。

昨日(米国3/22)の米株は、FEDハト派転換しなかったので下落。そのじつ、3/20の水準に戻っただけ。パウエル会見がタカ派的だったのに(後述)、株はFOMCを無事乗り切ったと言える。

一方、債券が買われた(金利上昇)。ますます債券市場と株式市場の温度差(リセッション織込み具合の差)が拡大。

 S&P500、3,936(-1.65%)

 Nasdaq、11,669(-1.60%)

【米国市況】株下落、パウエル・イエレン両氏の発言で-ドル131円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、69.98

 10年債、3.5000

 ドル円131.1610

 Bitcoin、27,318

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

FOMC終わりましたヨ、と;

FOMC声明:最近の動向に潜在的影響力、追加引き締めの可能性も - Bloomberg

最近の動向は家計と企業の信用状況を引き締め、経済活動や雇用、インフレに影響を及ぼす公算が大きい。

パウエル議長、インフレ沈静化の決意強調-FOMCは追加利上げ - Bloomberg

同時に発表されたFOMC参加者の経済・金利予測によれば、政策金利は2023年末時点で約5.1%と、昨年12月時点での予測中央値と変わらなかった24年の予測中央値は4.3%(前回4.1%)に上昇した

 :

 前回の声明までは「継続的な誘導目標レンジ引き上げが適切になると見込む」と記されていた。今回の文言変更からは、必要に応じて利上げを休止する柔軟性を追加したいとのFOMCの考えがうかがえる。

  今回の声明ではまた、インフレが和らいだとの文言が削除され、「インフレは依然として高水準にある」と記された

  量的引き締め(QT)として知られるFRBのバランスシート縮小については、これまでと同ペースでの縮小を継続する方針が示された。

FOMC声明文を3行で超訳するとこんな感じ?;

・銀行が破綻し始めているので、銀行・non bankの貸出が減るだろう。

・昨年12月時点よりインフレ鎮静化期待が後退したので、今回0.25%利上げを決めた。5月も0.25%利上げする方向で考えている。

・QTは続ける。

 

シーゲル教授は、昨年12月のドットプロットで示されたterminal rateが引き下げられると示唆していたが、まったく逆の結果でした。

 

FOMC後パウエル議長会見動画はこちら;

www.youtube.com

注目すべきは2番目と最後のQ&Aかな?2つは関連しているので、並べて見ると良いでしょう;

ーon-going rate increasesとfirmingの違いを教えて下さい。firmingが示しているのは、政策金利以外による引締め効果のことですか?

・いや、そうではない。政策金利についてである。私なら”on-going”よりも、”may”と”some”に注視するだろう。ここでやろうとしているのは、不確実性の反映である。これ(銀行がバタバタ潰れていること)が経済にそこそこの(modest)影響しか及ぼさないかも知れない。そうなればインフレは強いままだろう。逆に、強い金融引締め効果として表れるかもしれない。そうなれば政策金利をそれほど上げなくても良くなるかもしれない。単純に、我々は理解できていないのだ。

 :

ー金融状態(financial condition)をどのように見ていますか?それがどうなれば「引き締まり過ぎたので、金利を下げよう」と思いますか?

・多分、伝統的なindexが示すよりも、金融状態は引き締まっていると思う。伝統的なindexは金利と株を重視しており、貸出条件(lending condition)について十分反映しているとは言えない。とは言え、銀行貸し出し条件の指標もあり、それは引き締まりを示している。我々にとっての問題は、その貸出条件どの程度厳しく絞られるのか?とどの程度の期間続くのか?である。それが分かれば、その後それらが経済に及ぼす影響を研究したものがある。我々が分かろうとしているのは前半部分である。どれくらい厳しいのか、継続するのか?である。それが分かれば、簡単にマクロ経済への影響が分かり、我々の政策に反映できる。

別の言い方をすると、「今までFED政策金利を大幅に引き上げてきた。その成果がようやく一部の銀行破綻という形で表れた。今後、貸し出し条件は引き締まり、生み出されるcreditは減少するはずだ。この動きがインフレ抑制につながるほど大きくなれば利上げ打ち止めだし、そうならなければ(なるまで)政策金利を引き上げ続けるぜ」ってことでOK?

タカ派的ですネ、と。

 

株にはあまり関係ないので、大きく取り上げませんが、「兆候はあったのに、どうしてSVB破綻を予見できなかったの?」的な質問に対して「なぜこんな事が起きてしまったのだ?と驚いている。バー副議長のもとで検証が行われている。来週には公聴会がある」とすっとぼけていたのが印象的でした。

(SVBを管轄する)SF連銀デーリー総裁をトカゲの尻尾切りして、逃げ切るつもりかな?

さすがに誰も責任取らないなんてことはないよネ?

ネ?

ネ?

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 大手決算なし。

 

■ パウエル会見を見るために早起きしたので、今日はこの辺で終了!

 

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