塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【日本株が熱い】KKR ヘンリ・マクベイが来日していた。

塾長です。

昨日(米国4/21)の米株は下げて始まり、終わってみたらヨコ。

 S&P500、4,133(+0.09%)

 Nasdaq、12,072(+0.11%)

【米国市況】株は小幅高、企業決算とPMI統計見極め-ドル134円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、77.95

 10年債、3.5700

 ドル円、134.0960

 Bitcoin、27,316

 

 

経済指標:

 4月 製造業PMI、50.4(予想49.1)

 4月 サービス業PMI、53.7(51.4)

 4月 コンポジットPMI、53.5(51.1)

米企業活動は上向き、4月PMIは予想外に上昇-インフレ加速リスク - Bloomberg

 S&Pグローバルが21日発表した米国の製造業・サービス業を合わせた4月の総合購買担当者指数(PMI)速報値は、前月から1.2ポイント上昇して53.5。・・・これで3カ月連続で活動拡大を示した。昨年後半には活動縮小が続いていた。

 新規受注は11カ月ぶりの高水準。特にサービスセクターで顕著だった。企業はコスト上昇分を顧客に転嫁でき、産出価格は7カ月ぶりの高水準となった。

全然リセッションの気配がない。

企業決算(前期の数字と、今後の見通し)が好調なのも納得。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 昨日決算を出した注目銘柄はP&G。

米P&G、第3四半期決算は予想上回る 中国経済再開が寄与|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

・・・(23年1―3月期)の業績は市場予想を上回った。全ての分野の商品を平均10%値上げしたが、全体の販売数量は3%減に抑えられたのが要因。

 :

P&Gは22―23会計年度の年間の既存事業売上高が前年度より約6%伸びると予想し、増加率を従来見通しの4―5%から引き上げた。年間利益は、横ばいから4%増を見込んだ従来予想を据え置いた。

一応、P&G CEO ジョン・モラーのインタビューを貼っておきます;

www.youtube.com

特にオモシロイ事は言っていない。

・先々期の販売数量が-6%だったが、先期は-3%に抑えられて良かった。

・PBとの競争はあるが、地域によってばらつきがあり、全体でみれば大きな脅威にはなっていない。

とかなんとか。

消費者はインフレにも関わらず、ブランド品を買い続けている→消費者の懐は痛んでいない、のが垣間見れる。

 

 

■ リストラのニュースが2件。LyftAmazon参加Whole Foods。

アマゾン傘下ホールフーズ、数百人のレイオフ計画-事業再編の一環 - Bloomberg

米リフト、人員の大幅削減を計画-全社員の30%以上に影響及ぶ可能性 - Bloomberg

これより先にリフトの人員削減を報じた米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、この計画はリフトのコスト半減に寄与する可能性がある。

コスト半減?人員コスト半減の間違い(言葉不足)ですよね?

株価は+6.10%も上昇し、10.44ドル!

最高値はIPO時の78ドルなので、まったく褒められたものではありません。

 

 

■ KKR CIO ヘンリー・マクベイが日本に行っていたそうで、CNBCのインタビューを受けていた;

www.youtube.com

そもそも聞き手が何を聞くべきか分かっておらず、インタビュー内容はスカスカ。

・日本は長いデフレ期を脱して、眠っているカネが動き出す。

コングロマリットの事業切り出し(curve out)をしたがっている。

などと言っていた。

 

KKRは日立物流、日立国際、マレリ(旧カルソニックカンセイFCAの部品部門)に関わったり、小さいところでは弥生を買ったり、古くはパナソニックのヘルスケア部門切り出しもやっている。

最近(2023年4月19日)、経済産業省 対日M&A課題と活用事例に関する研究会の最終報告書「対日M&A活用に関する事例集」を出し、その中でKKR(や、その他PE)が果たした役割を褒め称えている。

一方、マレリのような失敗事例は含まれていない(65ページに企業名を伏せて薄~く書かれている)。

委員名簿を見ると・・・、

対日M&A課題と活用事例に関する研究会 委員名簿・構成

このメンバーと建付けであれば、実際に資料を取りまとめたのは三菱UFJリサーチ&コンサルティングで、その下でカーライル・ジャパン、KKRジャパンが中身を埋めたと思われる。委員たちは、「こういう言い回しにしてはどうか」「章立てはこっちのほうが分かりやすい」「ここをもう少し深堀して書けないか」みたいな指示を出すだけで、何もしない(お墨付きを与えるのが役目)。

 

さて、いったいこんな資料に何の意味が?と思うが、先日(4月20日)岸田首相が関連する発表をしてましたネ;
岸田文雄首相「日本に投資を」 月内に資金・人材誘致で計画 - 日本経済新聞

多分、こういう”計画”の中に盛り込まれる。

事業切り出しに有利な税制が出来たり、産業革新なんとか機構・日本政策なんとか銀行からカネが出たり、新たな組織(対日投資促進機構、的な)が出来たり。

ヘンリー・マクベイは官邸・経産省に”挨拶”に行ったのかも?KKRから人を出したり、直接社員を出すと後で利益相反と言われるので、”お友達”の元〇〇社社長的な人物を押し込むとか。

バフェットが日本に来ていたのも、これが目的の一つだったりして。

 

日本株が熱い。

 

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