塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【クリス・ハーヴェイ】ジャクソンホールでは何も起きず、投資家の目線は3Q決算、2024年予想へ。市場規模上位50社に上値余地。

塾長です。

昨日(米国8/23)の米株は絶好調。しかもクローズ後にnVidiaが好決算&見通しを発表し、今夜の祭り確定。

弱い指標(PMI)が出たが、それが金利低下につながり、株式市場にとっては心地良い感じになっている(ゴルディロックス)。

 S&P500、4,436(+1.10%)

 Nasdaq、13,721(+1.59%)

【米国市況】ハイテクが株高主導、エヌビディア業績見通し予想上回る - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油78.64

 10年債、4.1980

 ドル円144.6500

 Bitcoin、26,496

 

 

経済指標:

 8月 製造業PMI、47.0(予想48.9)

 8月 サービス業PMI、51.0(51.9)

 8月 コンポジットPMI、50.4(51.7)

 7月 新築住宅販売件数、71.4万件(70.5万件)

 同[前月比]、4.4%(1.8%)

 

米総合PMI、8月の企業活動は辛うじて拡大圏-顧客需要が低迷 - Bloomberg

  今回の数字は最近の堅調な小売売上高の持続性に関して懸念を抱かせる。サービス業PMIも6カ月ぶりの水準に低下。新規受注はサービス業と製造業の両方で悪化した。

 :

  インフレに関しては強弱まちまちの内容が示された。賃金や資材コストは伸びが加速。一方、企業が財やサービスの需要喚起に務める中、販売価格の伸びは小幅に鈍化した。

  低調な需要や受注減少、受注残の縮小を背景に、人員を削減する企業もあれば、採用を抑制する企業もある。雇用の指数は2020年半ば以来の低水準となり、縮小圏に近づいた

 

 

米新築住宅販売、7月は1年半ぶりの高水準-市場予想も上回る - Bloomberg

  住宅ローン金利がおよそ20年ぶりの高水準に跳ね上がっているため、大半の住宅所有者は自宅を手放して住み替えることに消極的だ。これが中古住宅市場の在庫不足を招き、買い手候補が新築物件を求める動きにつながっている。建設業者も購入者に対する優遇措置を拡充している

建設業者が金利の一部を肩代わりしてくれるらしい。

 

米雇用者数、年間30万6000人下方修正へ-年次基準改定の速報値 - Bloomberg

2023年3月までの1年間の米雇用者数は、従来の発表値ほど力強く伸びなかった可能性が高い。・・・3月までの1年間の雇用者増は30万6000人下方修正されそうだ。

米国の雇用は415万人(2022/4~2023/3)くらい増えていたので、約7%の下方修正。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算を出したのはFoot Locker、nVidiaなど。

フットロッカー株急落、業績見通し引き下げ配当停止-ナイキも安い - Bloomberg

  一部項目を除いた今年度の利益は1株当たり1.30ドル-1.50ドルとフットロッカーは予想。従来の2ドル-2.25ドル予想から引き下げた。7月に売り上げが軟化した後、同社は減収が9%にまで悪化すると見ている。

Foot Locker shares plunge 28% as it slashes guidance and blames ‘consumer softness’

Shrink, a retail industry term that refers to merchandise lost by theft, damage or other means, also weighed on profits, Foot Locker said. It didn’t disclose how much shrink cut into its margins compared with promotions. 

盗難(強盗)による利益圧迫について、重しになったと言っているが、定量的には示さず。

何に気を使っているのでしょう???(白目)

こちら5年間チャート。ようやく2020年3月(コロナショック)の底を割ったところ;

Foot Locker 5Y 2023/8/23 - Yahoo Finance

 

 

エヌビディア株急伸、好調な売上高見通しで旺盛なAI需要示唆 - Bloomberg

8-10月(第3四半期)売上高は約160億ドル(2兆3200億円)の見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は125億ドルだった。

  5-7月(第2四半期)の業績も市場予想を上回った。同社は250億ドルの自社株買いを承認した。

 :

 データセンターにチップを供給する部門はかつて副業的位置付けだったが、今やエヌビディアの最大の稼ぎ頭に成長。同部門の5-7月売上高は103億ドル(市場予想79億8000万ドル)。ゲーム部門の売上高は24億9000万ドル(同23億8000万ドル)。自動車関連チップの売上高は2億5300万ドル。

決算数値が出てから間もないので、詳しい分析はされていない。「データセンターすげえ」とか「double orderingで上振れているのでは?」とか。

 

■ついこのあいだまで「株は高すぎる。上値リスクより下値リスクの方が高い」と言っていたクリス・ハーヴェイに変化があった;

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  • Uber Caps”に上値余地がある。S&P500の中の上位。我々(Wells Fargo)はRusselの上位50銘柄を使う。市場に対して10%のプレミアムしか付いていないが、成長性がより高く、より良いバランスシートを持ち、より安定性があり、AIによる後押しがある。嫌いになる理由がない。それらはまだ機関投資家に十分買われていない。
  • これらだけをカバーするETFはないか、あったとしても流動性が低いので、個別株で買うのが良い。
  • ジャクソンホールでパウエルは実質的に何も語らないと思う。今までのnarrativeの通り、引締め的な金利を十分長く続ける、と言うだろう。そして不確実性が減り、株価は上がる。そして9月の決算期に移り、2024年の成長がどうなるか?という話をし始めるだろう。
  • S&P500年末予想は4,400。4,200~4,600のレンジ。短期的に4,600に行くかも知れないが、それは高すぎる。4,600を超えるには、2024年にとても大きく[企業利益の]回復が必要。我々にはそれが見えない。 

S&P500年末目標は変えていないが(=市場全体は頭打ちする予想)、市場規模上位50社には上値余地があると言っている。

リセッション懸念後退&AIブームを無視できなくなったが、いまさらApplenVidiaMicrosoft、・・・を買えとは言えず、無理やり作り出した印象。

 

 

■〆はトム・リーnVidia決算発表前のものなので簡単に;

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  • nVidiaへの期待が高いだけに、[決算が]市場を驚かせるかも知れない。
  • 今日(nVidia決算前、ジャクソンホール前)が株の買い時。8月弱かった株が今週底を付くと予想。これまでFOMCで下げて、その後戻ったので、金曜日・ジャクソンホールがその日になるかも。しかしnVidia決算があるので(上振れするかも知れないので)、その前に買っておくのが良さそうだ。
  • AIによって恩恵を受ける株としてお勧めなのはCadence Design、Arista Networks、Advanced Micro DevicesSalesforce。特にCadence。
  • テック以外では、肥料を作っているCF Industries。質の高い会社。食を支える。長期的な投資。

昨日のうちに株を買っておくのがお勧めだったようですが、ジャクソンホールでパウエルタカ派発言→株安の可能性は残っているので、まだ遅くないかも知れません。

 

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