塾長です。
昨日(米国6/20)の米株は、朝方崩れかけたが、少し戻して終了。
5月住宅着工件数が予想以上の伸びを見せ、リセッション懸念を払拭(株高)・・・とはならず、金利先高懸念増加(2年債利回り上昇)・・・ともならず。ハテ?
S&P500、4,388(-0.47%)
Nasdaq、13,667(-0.16%)
【米国市況】株続落、最近の上昇の持続性に懐疑的-ドル141円台前半 - Bloomberg
原油、70.93
10年債、3.7290
ドル円、141.2980
Bitcoin、28,205
ビットコイン、2万8000ドル突破-ブラックロック現物ETF申請受け - Bloomberg
5月 住宅着工件数、163.1万件(予想139.8万件)
同[前月比]、21.7%(-0.1%)
5月 住宅建築許可件数、149.1万件(142.0万件)
同[前月比]、5.2%(0.9%)
米住宅着工件数、2016年以来の大幅増-全ての市場予想を上回る - Bloomberg
パウエルFRB議長の議会証言、金利巡りメッセージ明確化の機会 - Bloomberg
パウエル議長は21日の下院金融委員会、22日の上院銀行委員会の公聴会にそれぞれ臨み、議員の質問に答える。3月に行われた前回の議長証言の直後、一連の米地銀経営破綻があり、米金融当局は厳しい批判にさらされ、政策の戦略見直しも迫られた。
ジェファーソンFRB理事ら、インフレ抑制への取り組み継続表明 - Bloomberg
なし。
米司法省、バイデン大統領次男を連邦税の犯罪で訴追-銃所持では猶予 - Bloomberg
■Fedexが決算発表;
フェデックス、通期利益見通しが市場予想下回る-需要減退が逆風 - Bloomberg
20日の発表資料によると、2024年5月期の調整後1株利益は16.50-18.50ドルの見通し。中間点は17.50ドルだが、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は18.31ドルだった。
株価は時間外で-0.96%、224.79ドル。
■最後はRaytheon CEO グレッグ・ヘイズのインタビュー;
ー今日は商業分野でお話したいことがたくさんありますが、防衛の話から始めたい。中国との関係をどう見ていますか?ブリンケン国務長官が習主席と面談した。昨日あなたは「我々はリスクを減らす(de-risk)ことはできるが、切り離す(de-couple)ことは出来ない」と言った。
・米国民が理解すべきなのは・・・、米国は中国と仲良くやっていく方法を見つけなければならない、という事だ。共に依存しあっている。レアメタル、医薬品素材など。米国は中国から年間$500B分輸入している。中国から供給網を引く抜くとか言うが、それは実際的では無い。我々は過去2年間、必要なコンポーネントの2次ソースを作ってきたが、ロシアとは違い・・・、ロシアからはウクライナ侵攻後2週間で工場閉鎖、人員撤退、完全にロシア顧客との交信を断ったが、中国に同じ事はできない。大きすぎる、重要すぎる、米国経済にとって必要なのだ。
ー米現政権の政策はde-riskingであり、de-coupleingではないと言っていますか?
・ブリンケンの昨日の行いは興味深かった。ブリンケンが中国に行き、その会話を始めたのだ。去年、中東で行ったように、中国とパートナー関係を結ぶ方法を見つけ、衝突無しに建設的な議論をしなければならない。私は、会話を増やせば増やすほど、喧嘩は減ると思う。
ーという事は、あなたは勇気づけられていないのですか?
・いやいや、そうではない。ブリンケンは州主席に会い、握手をし、35分間一緒にいた。それは前進である。やり遂げたわけではない。しかし、礼節を持って、過去の道筋に戻ったのだ。
ー防衛支出についてはどうか?ウクライナでの戦争があり、防衛予算が増えている。どれくらい続くのだろうか?5年、6年?
・これは10年間続く問題だ。我々は在庫を増やすために行動している。スティンガー、ジャブリン、150mm砲弾など。誰もが予期できなかった。米国とNATO同盟国の在庫を戻すために数年かかる。我々は今日時点、ウクライナ関連で$2Bの注文をもらっている。今年、さらに$3Bが追加されるだろう。今後3、4年、その数倍の注文が来る。これは1、2年の話ではない。文字通り10年間だ。
ー次に商業向け事業について聞きたい。今年は注文がスゴイ事になっている。多くの重役が同じような事を言っている。まるでキャンディー屋に行った子供のようだと。胃袋が受け入れられる以上に目を大きく開いている。
・それらの航空機の受け渡し(delivery、配達)がいつになるかという文脈で考える事が重要だ。A320の新品が欲しくて、Airbusに行ったとする。(引き渡しは)2031年になると言われるだろう。Indogoは500機注文した。deliveryは2030年から2035年だ。BoeingとAirbusは2030年までを売り切ってしまっている。航空会社は今、delivery spotを確保しようとしている。事実として、民間航空機市場は継続して増大する。パンデミックで1年停止したが、パンデミック前の状態に戻った。今後、最低でも10年間、4、5%/年の増加があるだろう。Airbusは次の20年間で44,000機を作る。今日、28,000機が飛んでいる。そのうち半分が退役する。飛行機が倍になるということだ。
ーそれについて別の観点から聞きたいのだが、それだけの容量があるだろうか?いつその会話が始まるだろう?米国にはより多くの空港必要、それぞれの空港がより大きくなり、管制官を増やす、と。
・それらはそれぞれ異なる問題だ。別々に解決されなければならない。管制については、最新のair traffic control systemを使うことによって、解決可能だ。我々はそれについてFAAと会話をしている。2つ必要なものがある。政治的意思とカネだ。ハハハ。
ー(笑)それらは不足していますね。
・空港インフラについて考えてみよう。中国は素晴らしい仕事をした。多くの空港を作り、ハイウェイなどのロジを整えた。我々はそれをしていない。話はするが、ここ、オヘア空港で新たな滑走路は50年間作られていない。空は混んでいるが、それはAIなどで解決できるだろう。しかし、より多くのパイロット、多くの空港が必要だ。
※:エアバス、史上最多500機の受注獲得-インドのインディゴから - Bloomberg
ふむふむ。
・防衛向けはウクライナでの戦争で10年間受注が確保されているようなもの。
・民間向けは2030年まで受注確保済み。Boeing、Airbusともにキャパに達している。
・民間航空座席需要は年間4,5%伸びる。
あとはインフラが追い付けるかどうか。
空港建設(その周辺道路)にはカネ=政治が動く必要がある。中国を見習え。
人的問題も課題。
だと。
大変景気が良いようで。
特に「民間向け受注がスゴイ」と言われた時の反応(動画2:48)を見て欲しい。まさに「笑いが止まらない」を絵に描いたような笑顔だ。
しかし、株価を確認すると・・・(5年チャート);
Forward Yield 2.41%で、株価ヨコ。
う~ん。
日本も頑張って羽田拡張、高速道路修繕、新幹線・リニア整備等やっているので、後は人口問題をなんとかすれば・・・。
”異次元の少子化対策”では、人口減少最悪ケースから少し浮上させる効果しかなさそう;
【速報】政府「異次元の少子化対策」の中身を決定 今後3年で取り組む具体策「加速化プラン」はコレ!!(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
そして、移民受け入れる気は無さそう?;
入管を責め難民を拒む矛盾...入管法改正問題の根本は「国民自身」にある|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
難民だけが移民ではないが、逆に、現地で困っていない優秀な人がわざわわ日本に来る理由はあるの?と考えると・・・、どうでしょう?
ウクライナ難民から優秀な人を選別して・・・みたいな事を裏でコソコソやっていたりするのかというと・・・、どうでしょう?
人口減対策については、年寄りは口出さず、若い人だけで決めて欲しいデス。
政策の効果が出る頃、今の年寄りは死んでいる。
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