塾長です。
昨日(米国8/9)の米株市場は、ヨコ。
S&P500、4,432(-0.09%)
Nasdaq、14,860(+0.16%)
【米国市況】S&P500とダウ反落、金融緩和縮小や変異株を警戒 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、66.98
10年債、1.3170
ドル円、110.3300
Bitcoin、46,170
ビットコイン、3カ月ぶり高値の4.6万ドル-強気派は5万ドルを視野 - Bloomberg
米インフラ法案、仮想通貨条項の修正を上院議員が阻止 - Bloomberg
仮想通貨のマイニング(採掘)業者やソフトウエア開発業者に対し、アクセスのない税関連データを内国歳入庁(IRS)に報告するよう義務付けることになると、仮想通貨業界から懸念の声が上がっていた。
さらに、CNBCから「ブローカーの定義を明確にする修正が入った」(注:マイナーやソフトウェア開発業者はブローカーの定義に入らないので、IRSへの特別な届は不要)とレポートあり:
重要経済指標はJOLTS:
米求人件数がまた過去最高、1000万件超え-人材確保なおも困難 - Bloomberg
米労働省の雇用動態調査(JOLTS)によると、6月は全体の求人件数が雇用された労働者を340万件上回った。前月はその差が2000年の統計開始以来の最大だった。自発的離職者は390万人に増加。離職率は2.7%に上昇した。
金融政策:
ダラス連銀総裁、近くテーパリング開始を-均衡取りつつ緩やかに - Bloomberg
アトランタ連銀総裁、テーパリングは「速いペースで」-雇用増を指摘 - Bloomberg
個別株:
オンライン・スポーツ賭博のDraftKingsがオフライン&オンラインのカジノGolden Nuggetsを買収。Draftkings CEOと、Golden Nuggetsオーナーがインタビューを受けているが、内容は面白くないので割愛(シナジーがあるとか、どうとか)。
オンラインカジノ、良いですね。適当にクーポンとかばら撒いて、寄ってきた客を博打中毒者にし、継続的にカネをチューチュー吸い上げるビジネスモデル。リアルカジノのように、立派な施設は不要なので、コストが安い。
買うかな・・・。
カジノと言えば、横浜市長選。争点はカジノらしい。
新型コロナ: 横浜市長選告示、最多8人立候補 IR是非が争点: 日本経済新聞
色々言いたい事はありますが、政治的発言になるので止めておきましょう。
さて、あまりに話題がないので、最後はTesla弱気派、Bernstein トニー・サコナギ:
ーテスラは中国で強い競争にさらされているそうですね。
・Teslaの2Q決算以降最もよく受ける質問は、Teslaの売上は10%上昇したが、中国は同程度下げたのはなぜか?である。テスラは米国で価格を上げた。中国では低価格のModel Yを導入、7月に比べて$11,000安いモデル。Model 3の値段も下げた。なぜこれほど米国と中国では違うのだろう?究極的には、中国市場は競争が激しいのだ。100種類以上のEVが売られている。米国では9車種でしかない。昨年、Teslaは米国EV市場の60%を獲得したが、中国では16%。中国市場の競争は、米国よりもよっぽど進んでいる。
Tesla弱気派は絶滅したと思っている人も多いと思いますが、どっこい、まだ生きてマス。
BernsteinのTesla目標株価は$180なんだそうヨ(昨日の終値、$713)。
Tesla株の適正価格がいくらか?は置いておいて、もし中国メーカーが米国に格安EVを輸出しようとしたら、どうしますかね?
これは安全保障や人権を盾に阻止しそう。輸入EVには、購入補助金を出さない、と言った対抗措置もあります。
では、中国メーカーがバッテリー&EV工場を米国に建設し、EV販売しようとしたら?
これは雇用が絡んでくるので、Noとは言いにくいかも。連保政府やNoと言いたくても、(工場建設地の)地方政府がYesと言ってしまうとか。
中国メーカー単独で行くと米国政府に阻止されそうなので、ドイツOEMと組む手もあり。
例えば、BMWとNIOが組んで(JVなど)、米国でEV生産・販売するとか(そのための投資はNIOが行う、その裏には中国共産党がいる)。
米中(&欧)経済戦争が先鋭化する未来しか見えてきません。