塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【トム・リー】今年の株は+20%、小型株は+50%まである。【ジム・ビアンコ】インフレ率が高止まり、今年利下げは無いかも。【マイク・グリーン】Doom Spendingは恐慌のサイン。

塾長です。

昨日(米国3/7)の米株は爆上がり。

 S&P500、5,157(+1.03%)

 Nasdaq、16,273(+1.51%)

【米国市況】株が続伸、米欧の利下げ近づくとの見方-ドル148円付近 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、79.10

 10年債、4.0920

 ドル円、147.9150

 Bitcoin、67,148

 

 

経済指標:

 1月 貿易収支、-670.0億ドル(予想-632.0億ドル)

 第4四半期 非農業部門労働生産性指数[前期比]、3.2%(予想3.2%)

 第4四半期 単位労働費用、0.4%(0.5%) 

米貿易赤字、昨年4月以来で最大-輸入が1年ぶり高水準 - Bloomberg

 

米失業保険申請なお低水準、労働市場底堅く-継続受給者は増加傾向 - Bloomberg

 変動のより少ない失業保険申請の4週移動平均はほぼ変わらずの21万2250件だった。

 

 

金融政策:

■パウエル議会証言、メスター、ボウマン、ECBラガルド;
パウエルFRB議長、利下げ開始は「遠くない」時点に確信へ - Bloomberg

メスター総裁、年内利下げ見込む-インフレ鈍化の証拠なお必要 - Bloomberg

ボウマンFRB理事、利下げ時期「まだその地点に達していない」 - Bloomberg

ラガルドECB総裁、6月利下げを示唆-インフレ目標達成が視界に - Bloomberg

 

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■Kroger、American Eagle、Broadcomo、Costcoなどが決算;

Kroger (KR) Q4 Earnings Top Estimates, Identical Sales Fall Y/Y

+9.88%、55.48ドル。

American Eagle (AEO) Reports Q4 Earnings: What Key Metrics Have to Say

American Eagle Outfitters (AEO) reported $1.68 billion in revenue for the quarter ended January 2024, representing a year-over-year increase of 12.2%. EPS of $0.61 for the same period compares to $0.37 a year ago.

-1.92%、23.00ドル。

ブロードコム、AI投資が成長促進-半導体売上高が予想下回るも - Bloomberg

時間外 -2.49%、1,371ドル。

Costco earnings beat profit estimates while revenue misses slightly, stock dips

Costco (COST) once again bulked up its earnings as it reported fiscal 2024 Q2 results.

The wholesale club posted adjusted earnings per share (EPS) of $3.92, soundly beating estimates of $3.62. Revenue came in at $58.44 billion, up 5.7% year over year, but slightly lower than expectations of $59.04 billion, per Bloomberg data.

Same-store sales, excluding gas and foreign exchange, jumped 5.8%.

時価外 -4.09%、753.45ドル。表面上は悪くないように思いますけど?

 

 

■〆はFundstrat トム・リー

www.youtube.com

ーテクノロジーとは言わないが、Magnificent7の一部が落ちてきている。Nasdaqは新高値を更新したが。

・テクノロジーの値上がりが整理されるのは理解できる。去年10月からの上昇が驚異的だったからだ。小型株、工業などがリードし始める健全である。市場が広がりを見せている。テクノロジーのバリュエーションはバブルだとは思わない。健全だ。

 

ーグラスの水が半分しかないと捉えるのか、半分もあると捉えるかの違いですね。

 2024年の株価上昇は2023年と同様なものになると考えますか?

・顧客にも聞かれる。今年は去年よりも強いようだ。4か月連続の値上がり。テクニカル的に稀である。pretty niceな1月とvery strongな2月を通過した。今年は20%値上がりすると思う。それは2023年と同等だ。驚きではない。しかし、様相は異なる。多くのセクターが値上がりに参加するだろう。小型株はもっと上がる。50%くらい。

 

ーあなたが強気の見通しを捨てるとしたr、何があった時ですカ?

・20%上昇を挫くとしたら2つある。インフレが再上昇しFEDタカ派に転換する場合。それは市場を恐れさせるだろう。金融環境が引き締まり過ぎて、リセッションになる場合。モメンタムに大きな影響はないと思うが、どちらも株にはネガティブである。

 

金利に注意しているのですね。明日は雇用統計が出る。4回の利下げを予想しているのでしたっけ?

金利が下がるほど、株にeasyな環境となる。今年、金利が上がってきているのに、株式市場が見逃しているのには驚いている。金利上昇にはそれなりの理由があるのに。もちろん良いシナリオはインフレ率が下がり、FEDが利下げを確信することだ。

 

[以下、Bitcoinの話なので割愛]

彼は「短期的な調整がある」と予想していたが、起きていない。まだ調整があると考えているのか、聞いてもらいたかったのに、残念。

 

小型株が最大+50%と言っているが、今までのところまったくその気配無し。Russell2000はYTD+3.5%。利下げと同時に跳ねると考えているのかも知れませんが。

 

ジム・ビアンコはインフレ率、FF金利についてトム・リーとまったく違う予想をしている(↓);

www.youtube.com

以前紹介した内容と重複するので詳しく書きませんが・・・、

・インフレ率はベース効果、ガソリン価格、住居費により高止まり(3~4%)。

・今年、FEDは利下げしないかも知れない。FEDは政治的だと言われる。私もそう思うが、他の人とは違う。FEDは政治的だと見られたく無いのだ。ゆえに今年後半の利下げが出来ない。

・米国経済はコロナ前と後で変化した。欧州や日本は元に戻っているようだが、米国消費者は買い物を続けている※。明確な理由は分からない。しかしデータは明確にそれを示している。

等々。

 

※:この消費行動は”Doom Spending”と呼ばれている;
米国の若者が「破滅的消費」-貯金はたきシャネルの37万円バッグ購入 - Bloomberg

マイク・グリーンはその理由を値上がりした住宅価格のせいにしていた(動画3:30辺り~、数週間前の動画);

www.youtube.com

ー米国経済は強いと言われるが、これ(Doom Spending)は恐慌のサインではないか?

・その通りだ。ニヒリズムである。「私は一生家を買う事が出来ない。そうだとしたら頭金を貯蓄する必要があるだろうか?今日のために使おう」と消費している。これは1920年代の米国で見られた。不幸な事に、この世代でも見られるということだ。

 

これに対して、物価上昇で経済運営が不評のバイデン大統領は企業に責任を押し付けている;
POLITICS ‘Stop the price gouging’: Biden hits corporations over high consumer costs(2023年11月28日付け)

・President Joe Biden took aim at corporations for charging prices he said were artificially high.

“Any corporation that has not brought their prices back down, even as inflation has come down, even as the supply chains have been rebuilt, it’s time to stop the price gouging,” Biden said.

・The White House has struggled to bridge the gap between data that shows an economic recovery from pandemic lows, and voters who still feel stubborn inflation in their budgets.

(蛇足:下線太字部分「インフレ率が下がっているのに、価格を下げないのはケシカラン」と述べている。SNS上では「インフレ率は下がっているがマイナスになっていないので、価格は下がらないよ」とバイデンの経済学的無知に対する批判が散見された)

 

 

この辺りが投資家にとって今年11月の選挙の関心事デス(民主党が勝てば増税?みたいな)。

 

ーー

ランキングサイトに登録しています。いつもポチっとして下さり、ありがとうございますm(__)m

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


米国株ランキング