塾長です。
昨日(米国3/25)は2月PCE(3/29発表予定)がリークしてしまったのか、株安、長期債利回り上昇。
Apple、Microsoftがそれぞれ-0.84%、-1.37%も下落しているのに、Nasdaqの下げ幅が小さいのは不思議。
S&P500、5,218(-0.31%)
Nasdaq、16,384(-0.27%)
【米国市況】株は下落、PCE指数の発表控え高値警戒も-151円前半 - Bloomberg
原油、81.98
10年債、4.2530
ドル円、151.4010
Bitcoin、70,364
2月 新築住宅販売権数、66.2万件(予想67.7万件)
同[前月比]、-0.3%(2.2%)
米新築住宅販売は3カ月ぶり減少、予想を下回る-起伏の多い回復示唆 - Bloomberg
■クック、ボスティック、グールズビー;
クックFRB理事、利下げには「慎重なアプローチ」取らざるを得ない - Bloomberg
米アトランタ連銀総裁、利下げ年内1回にとどまるとの見方を再表明 - Bloomberg
シカゴ連銀総裁、年内3回の利下げ見込む-インフレは鈍化との認識 - Bloomberg
なし。
なし。
■BoeingCEOがようやく辞任;
ボーイング、カルフーンCEOが辞意表明-民間機部門トップ交代 - Bloomberg
発表文によると、カルフーンCEOは2024年末で退社。ラリー・ケルナー会長は再任へ立候補しない。民間航空機部門を率いてきたスタン・ディール氏は即日退職し、後任にはステファニー・ポープ最高執行責任者(COO)が就くという。
CEOが即時辞任しないあたり、反省していないというか、「俺は悪くない」感が強く出ている。
会社の方針(安全より利益優先)を変えないというメッセージでもある。
ということで、株主は安心し、+1.36%、191.41ドル。
乗客・乗員が安心できるかは・・・、知りません。
■元ダラス連銀総裁 リチャード・フィッシャーのインタビュー;
ー人々は3回の利下げを示したドットプロットと、ハト派的なパウエル会見を見て、利下げを織り込み過ぎただろうか?
・そうだ。6回利下げを織り込んだのは馬鹿げていた。今は3回くらいを織り込んでいる。それは[Treasury]Bill(短期国債)の市場に影響を与えるだろう。しかし、キーとなるポイントはそこではない。我々は機関車ではなく、煙を見ている。煙が上がっているのを見て、そこに注意が行ってしまう。線路が作られたときにアメリカ先住民が犯した過ちと同じだ。イールドカーブのエンジンとなっているのは、米国債である。オークションスケジュールを見てみると、$60Bの10年国債があり、それを6か月、1年モノの短期国債に突っ込んだ。それゆえ、金利が5%を上回っているのだ。
FEDの動きと同じくらい重要なのが財務省の動きである。国の借金は途方もない(ungodly)。[債券の]ディーラーはこれに対処しなければならず、いくらかの後退やオークションでtails(?)が見られるだろう。私ならば、FEDのドットプロット、SEPなどFEDが行う事と同様に、それらに注目するだろう。
ー数か月ではなく、1年という期間でみると、長期債利回りが上昇すると考えますか?
フィッシャーは「FEDと同様に財務省の動きが重要」と言っているが、その例え話が「イールドカーブの機関車は財務省。FEDはそこから立ち上る煙」なので、実質的に「金利水準を決めているのは(FEDではなく)財務省である」と言っている。
彼は元FED高官なので「FEDの役割は小さい」とは言えないのでしょうが・・・。
ジェフリー・ガンドラックは常々「FEDは2年債金利に従ってFFレートを決めているだけ。FEDは不要だ」と言っている。フィッシャーは実質的に同じ事を言ってしまっている。
パウエル議長は利下げしたくてウズウズしているのに出来ない理由がこの辺にあるのかも知れませんネ(サマーズ氏がFRBを批判、利下げしたくて「うずうず」している - Bloomberg)
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