塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジェレミー・シーゲル教授】2024年末、S&P500は10~12%上昇し5,300へ。FEDが景気後退を防ぐと言ったので、安心して株を買える。

塾長です。

昨日(米国12/27)も米株はクリスマスラリー。

 S&P500、4,781(+0.14%)

 Nasdaq、15,099(+0.16%)

【米国市況】株続伸、好調な入札で利回り急低下-ドル一時141円55銭 - Bloomberg

 この日は580億ドルの米5年債入札が旺盛な需要を集めたことを受けて国債利回りが急低下。前日実施された米2年債入札も、米利下げ開始前に高い利回りを確保しようとする買いを集め、予想外に堅調な内容となっていた。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.94

 10年債、3.7890

 ドル円141.5640

 Bitcoin、43,419

 

 

経済指標:

 12月 リッチモンド連銀製造業指数、-11.0(予想-3.0)

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■決算も無いので、いきなり〆のジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

ー12月1日から株はずいぶんと上がりました。

・私はまだ強気だ。来年はとても良い年になるだろう。私は去年の1月1日、コンセンサスに逆らって、10~15%上昇すると言った。それ以上は期待していなかった。2024年はさらに10~12%上昇するだろう。企業利益予想は通常高めに出るが、S&P500社平均が$240というのは低すぎるのではないかと思う。

 これは2つの市場の物語(tale of two markets)だ。S&P500は利益の19.5倍で取引されている。しかし割安株は14、15倍だ。もしソフトランディングになれば、その可能性はどんどん高まっているのだが、株を買うチャンスである。

 

ー最近は強気派がぞろぞろ這い出てきたように感じます。まだ何人かは心配しているようですが。例えば、エド・ヤーディーニは12個の強気になる理由を示し、S&P500が2024年末5,400になると予想した。12個全てを読み上げませんが、その中には、消費者の購買力や、住宅市場の回復、インフレは一時的、ハイテク革命が生産性を高める、といったものがある。彼は2025年末6,000と言っている。どう思いますか?

・それは私が思うのよりも高いが、不可能ではない。私は常々言っているのだが、人々は15倍、16倍が正しいPERだと考えているが、私は19、20倍だと思っている。来年、2025年と企業利益が良ければ、熱狂(enthusiasm)が間違いなく株式市場を押し上げる。

 

ーそれは、FEDが仕事をやり遂げる(FED pulls this off)という事を意味しますね。FEDは複数回利下げする。もしかしたら5回かも知れない。[リセッションになり]利下げを余儀なくされるのではなく、それが可能だからだ。インフレが目標に近づき、パウエルFED議長は利下げしても安心だと感じる、ということ。

・そうだ。FEDは利下げをすべきである。インフレ率が下げれば、FFレートからインフレ率を引いて計算される実金利は上昇することになる。金融の引き締め度合いを同じに保つだけでも、金利(FFレート)を引き下げる必要がある。

 株が上がっているのは、市場が多くの利下げを織り込んでいるからだと言う人が多くいる。それは正しくない。12月FOMC後のパウエル会見で強気になれる理由は、彼が柔軟性を示したからである。(実質的に)彼は「経済の減速を目にしたら、利下げする」と言ったのだ。彼は上昇局面で頑固になり過ぎたのを下降局面で繰り返したくないのだ。彼が利下げするかどうかではなく、彼に利下げの準備が出来ているということが、とても市場にとって心地よいのである。2024年、FEDはある意味経済を擁護する/守る/肩を持つ(Fed in a way has the economy's back)。それについて3~6か月前まで確信を持てなかった。

という事で、補足しつつ纏める/言い換えると・・・;

・2024年は株に強気だ。10~12%上昇する(注:本日終値を元にすると、5259~5355。中間をとって、ざっくり5,300を予想していることになる)。2024年S&P500利益コンセンサス$240は低すぎる。S&P500の適正なPE倍率は、多くの人が言う15~16倍ではなく、19~20倍である。

 ヤーディーニ予想(2024年末5,400、2025年末6,000)は高すぎるが不可能ではない。企業利益が上振れすれば、株に資金が流入するだろう。

・インフレ率が下がっているので、金融環境を同程度にする(実金利を同じに保つ)だけでもFEDは利下げしなければいけない。利下げがあるのは確実だろう。

・しかし、市場が見ているのは、FEDが何回利下げするか?ではない。これまでFED/パウエルは「インフレ退治には痛みが伴う(=景気減速する、失業率が上がるのは仕方がない)」と言っていたのが、12月FOMCで「今後は景気減速するなら利下げするよ、それが出来る環境になったよ」とメッセージを発信したのだから、安心して株を買って良い。

だ、そうですヨ。

最後の点については、トム・リーも同じような事を言っていました。「FEDは(インフレ退治から)ビジネスサイクルを扱うモードに移行した」みたいな言い方で。

 

2024年1月1日新NISA開始に向けて、ありがたいお言葉を頂戴できました。

アリガタヤ。

 

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