塾長です。
昨日(米国5/8)の米株はヨコ。10年債利回り上昇&円安。とは言え、直近最高値4.7%まではほど遠い。重要な決算や経済指標の発表がなく、みなさん暇そう。
S&P500、5,187(-0.00%)
Nasdaq、16,302(-0.18%)
【米国市況】円売り継続、155円台後半に下落-S&P500種は失速 - Bloomberg
原油、79.24
10年債、4.4920
ドル円、155.5730
Bitcoin、61,072
■コリンズ;
米ボストン連銀総裁、インフレ2%目標達成には一段の時間要する公算 - Bloomberg
■植田;
物価見通しの上振れリスク大きくなれば「金利早めに調整」-日銀総裁 - Bloomberg
なし。
なし。
■注目決算なし。
■昨日のblog記事で、スタン・ドラッケンミラーが「バイデノミクスはF(落第)。パウエルはゴール5ヤード手前でファンブルした」との発言を紹介しましたが、FEDウォッチャーとして有名なJefferies デイヴィッド・ザボスがそれを否定した論説を出していました;
若干まとめつつ訳すと・・・;
・12月FOMCで出したSEPで2024年の利下げ回数を1回増やしただけなのに、市場の予想者は7回利下げだとした。2024年4月までにそれは消失し、S&P500の下落を誘発した。
・間違いを犯したエコノミストは責める対象を探し、それはFEDのせいだ、ジェイに騙された、ジャネット・イエレンの財政赤字からくる余計な財政支出のせいだ、と言っている。
・私はスケープゴートを探すのではなく、別の説を提示したい。エコノミストが”F(落第)”評価をもらったのだ。ジェイ(パウエル)が5ヤード手前でファンブルしたのではなく、市場がサックされ100ヤード近く戻されたのだ。
・私はイエレン・バイデノミクスの支持者ではないが、全てを財政のせいにするのに飽き飽きしている。
・債券・通貨を扱ってきた者であるが、キャリアの後半になるに従い、株式市場に敏感になってきた。金利を扱う者は考えすぎで、分析し過ぎで、失敗する。一方、株の奴ら(equity peeps)は単純だ。
・最後にジェイ(パウエル)の偉業を称えたい。彼は過去2年間、最大のサプライショックの中で長期インフレ期待を低く抑えることができた。2021年1月以来、累積のインフレが20%なのに、5年先のインフレ期待は上昇していない。長期化しているイールドカーブ反転も、FEDが1970年代の亡霊を遠ざけている証拠である。
・・・。
市場が行き過ぎる(そしてそれを修正し、また行き過ぎる・・・の繰り返し)のは普通の事で、落第点を付けるのは間違っている。
そしてパウエルを褒め過ぎ。
多分、彼は次のキャリアとして狙っているのは・・・、というのは半分冗談。
ですが、彼はたびたびFOMC後にインタビューされているので、彼の考えの基本的な部分を知っておくのは重要だと思い、紹介させて頂きました。
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