塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

米株、そろそろ底打ち?買い場到来?

塾長です。

昨日(米国1/6)の米株市場は、微妙にサゲましたが、底打ちしそうな雰囲気はありますネ。

 S&P500、4,696(-0.10%)

 Nasdaq、15,080(-0.13%)

【米国市況】株続落、日中は一進一退も終盤失速-国債利回り高止まり - Bloomberg

 

 

債権、為替、コモ:

 原油、79.65

 10年債、1.7330

 ドル円、115.8690 

 Bitcoin、43,393

 

 

経済指標:

ISMも、失業保険も、あまり当てにならない指標。今日の雇用統計に注目。

米ISM非製造業指数、12月に急低下-前月の過去最高から一転 - Bloomberg

米失業保険申請、7000件増の20.7万件-依然歴史的な低水準付近 - Bloomberg

 

 

金融政策:

タカ派?・・・3月利上げに向けた地均し発言が2つ。

SF連銀総裁、バランスシート縮小は金利正常化始めた後に実現も - Bloomberg

「現時点で、資産購入の縮小ペースを加速させ始めるのは非常に適切だとの感触を得ている」

米連邦準備制度理事会FRB)のバランスシート縮小とは極めて異なる議論だ。バランスシート縮小はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の正常化を始めた後に実現する」

 

ブラード総裁、「3月に利上げ開始可能」-次はバランスシート縮小 - Bloomberg

「FOMCはインフレの制御を高めるために、早ければ3月会合で利上げを開始することが可能だ」「それに続く2022年中の利上げはインフレ動向次第で、前倒しも後ずれもあり得る」

「インフレに多少の下押し圧力を」かけるため、「円滑かつ市場に混乱を招かない方法で」バランスシート政策を使うこともできると指摘。・・・「私の見解では利上げ開始から程なくしてバランスシートを縮小することは可能だ」

 

市場がびっくりしないように、FRB理事が「だいたいこんなタイミングで、利上げしますよ~、バランスシート縮小しますよ~」と事前にアクションをリークをしているのだけれど、ジェフリー・ガンドラックは、2年債の利回りを見てれば十分だ(2年債がFFレートを決めているんだから、FEDなんて不要)?と言っている。

確かに・・・。

 

 

個別株:

FEDがバランスシート縮小を早めに始めるのでは?との心配をきっかけに株価は大きく下げました(”大きい”かどうかは見方による)。

サゲを代表してしまっているARKKはこんな感じ。チャートは5日間。

キャシー・ウッド氏の米ETF、5日のテクノロジー株売りで全て下落 - Bloomberg

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ARKK 5D 2022/1/6 - Yahoo Finance

 

しかし、投資家心理、特に一般投資家心理はまだまだ衰えていない様子。GameStopがNFTに参入するという報道をきっかけに、株価が急騰。

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・Dow Jones(?)のレポートによりGameStop株が急騰した。GameStopがNFTと暗号通貨に参入するというものだ。株価は15%上昇。Wall Street Journalによると、この部門のために20人を雇用した、NFTと仮想的なビデオゲームの商品(virual video game goods)を取引するハブになる。アバターの服装や武器。報道は、GameStopが2社の暗号通貨企業とパートナー契約を結びそう、それらと共同で開発する、またそれ以外の企業ともパートナーとなる計画がある、とも伝えた。

もっとちゃんと知りたい方は、こちらをどうぞ:

GameStop shares surge on plan to enter NFT, crypto markets | Reuters

After hoursで、23%超値上がりしている。

ゲーム内の武器、防具などの取引所ですか。市場はありそうですね。そこでGameStopが成功できるかは分かりませんが。

 

もう少し普通の投資家(?)になじみのある銘柄の名前を挙げているのは、ジョシュ・ブラウン:

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ーRobinhoodを買ったみたいですね?

・自分でも信じられないよ。いまだにRobinhoodは嫌いだ。しかし、全ての人がRobinhoodを嫌いになり過ぎたように思う。多分長くは保持しない。誰にもお勧めしない。今日売るかも知れない。投資ではなく、トレードだ。この株は、今朝の時点で81%下落した。市場価値は$12Bだ。この会社は、2020年8月、IPO前に$12B調達した。シリコンバレーの頭の良い人達が出資したよりも低い価値で取引されているのだ。取引を見ていると、$15以下で売ろうとしている人はいないようだ。なので今朝買いを入れた。長く持つつもりはない。既にPaypal、Coinbaseを持っているから。3つ全部を持っていたくない。ただ、この株が嫌われ過ぎ、売られ過ぎだと思ったのだ。どうなるか見てみよう。

ーキャシー・ウッドはこの”売り”の中心になっている。この48時間、ARKKは壊滅的。

・ARKKは今朝の時点で48%下落した。それは2020年3月の下落よりも大きい。まったくびっくりするよ。

ーその通りだ。そして彼女は買増ししている。Robinhoodなど。

 あなたは他にも買っていますね。Matterport、Paypal。ジム・クレイマーも今朝言っていましたよ「多くの株が半分になっている。だから(買うべき株を)探しているところだ」と※。あなた達も同じですね?

・Matterportは高値で取引されていたとは言えない。しかし、35%、40%下落するのはおかしい、ファンダメンタルズなど何も変わっていないのに。今の価格辺りで買っていて、そこに戻った感じ。利確はしていない。これは長期投資だ。彼らがやっていることが好きだからだ。これは簡単。

 Paypalはもう少し興味深い。どうやら底を付けたようだ。今朝、俺の画面で、最初に緑色になった(プラスに転じた)株だった。前回のサゲの局面では179、180がサポートだった。今週もそれが起きた。理由がなんであれ、180ドル近辺で買いが入る。売り側の人が尽きたよだ。間違っているかもしれないが、この価格で買うのはリスクが低いと考えた。

 

ジョシュ本人が言っているようにRobinhoodはどうかと思いますが、Matterport、Paypalに対する考え方は参考になるのではないでしょうか?

 

 

※:多分この動画内の発言のこと。そろそろ買い場かな?的な事を言っているだけなので、詳細割愛デス。

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【マーク・モビウス】市場に流動性はたっぷりある。

塾長です。

マーク・モビウス(Mark Mobious)が、流動性に関して(昨日の)市場とは違った見方を表明していたので、ご紹介。

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ーあなたが出したノートの中で興味深い点があった。今日、株価が下落した原因の一つは、金利が上昇し、市場から資金の流動性が取り去られてしまうという考えだった。あなたは、それほど多くの資金が市場から流出するとは考えていないのですね?

・今後も市場に多くの流動性が供給されると思う。あなたは、世界中の中央銀行が資金を供給しているのを忘れてはならない。コロナで、他の通貨が大量に発行されている。そのうえ、暗号資産によって、人々が金持ちになったと感じている人がいる。これらの全てが、市場に大量の流動性があると私に感じさせる。FEDが何をしようとも。

ーそうだとすれば、今日は買いの機会だろうか?

・良い株を買うには良い機会だ。カネを失っている企業、特にテックセクターに属するそういった企業はダメだ。なぜ今日テクノロジーセクターが急落したかというと、カネを生み出していない企業が多く存在するからだ。それらの企業は大きく値を下げる。カネを生み出している企業はうまくやれる。資本からリターンを生み出す企業と、そうでない企業をしっかり見極める必要がある。

FAANGや、巨大テック企業、多くの利益を出していて、成長している企業を買えと言うことか?

・その通りだ。資本から利益を生み出し、成長している企業は、間違いなく買いだ。

(この後、中国の話を少しだけしているが、ここでは割愛)

 

米国株は、世界中の人が買っていますからね。FRBだけが引き締めても、他の通貨から株式市場にカネが流れ込み続けるのかも知れません。

一応、ECBからはタカ派的発言は出ています。

ECB、インフレ見通しが上昇すれば行動に出る-カザークス氏 - Bloomberg

日銀は、蛇口を開いたまま。

パウエル議長のミスコミュニケーションで米株市場急落。次のイベントは11日。

塾長です。

昨日(米国1/5)の米株市場は、昨年12月に開催されたFOMCの議事要旨が公開され、その内容にびっくりして急落。

 S&P500、4,700(-1.94%)

 Nasdaq、15,100(-3.34%)

【米国市況】タカ派的なFOMC議事要旨で株一段安、国債利回り上昇 - Bloomberg

こちら、セクター別。テクノロジーが下げるのは当然として、金融も大きく下落しているのがオモシロイ。

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SPDR sector ETF 2022/1/5 - Yahoo Finance

 

 

債券、為替、コモ:

 原油、77.20

 10年債、1.7050

 ドル円、116.1460

 Bitcoin、46,192

ビットコイン4万4000ドル割れ、12月フラッシュクラッシュ以来の安値 - Bloomberg

 

 

経済指標:

米ADP民間雇用者数、12月は80.7万人増加-7カ月ぶりの大幅増 - Bloomberg

 

 

金融政策:

FOMC議事要旨:早期利上げ、バランスシート縮小の可能性に言及 - Bloomberg

「FF金利引き上げ開始後の比較的早い時期に、連邦準備制度のバランスシートの規模を縮小し始めることが適切になり得ると、一部の参加者が留意した」

バランスシート縮小については「正常化の過程で、大規模に縮小させることが適切になり得ると一部の参加者は判断した」とも記されている。

パウエルさん、12月FOMC後のQ&Aで「バランスシート縮小は議論を開始したばかりで何も決まっていない」と言っていたのに※、議事要旨を開けてみたら、すぐに・大幅に縮小しそうな勢いで市場はビックリ。12月の時点で「バランスシート早期縮小もツールの一つだ」くらいの事を言っておけば、こんな事にはならなかっただろうに。最近はうまくなってきたと思っていたのに、ここにきてコミュニケーションの失敗。

先日誰かが「FRB副議長にブレイナードさんが指名されている。彼女は(も)このような微妙なコミュニケーションが出来る人か分からない。実績がない。彼女にタフな質問が投げられた時の対応に注目だ。変な事を言ったら市場が過剰反応する懸念がある」と言っていました。コワイコワイ。

 

※:12月FOMC後パウエル会談の記事、バランスシート縮小に関するQ&Aを読んでみて下さい:

alibertarian.hatenablog.com

 

 

個別株:

AmazonはRivianから(のみ)配送用バンを買うのだと思っていたら、Stellantis(旧プジョーグループ+フィアット・クライスラー)からも買うそうです。大量導入しようと思ったら、新興企業だけに頼るわけにはいきませんネ。「共同開発」の中身は、Alexa、AWSを使う以外良く分かりませんが、まぁ、その程度だと思いマス。AWSを安く使わせてやるから、注文通りの仕様にしてくれ、とか。

アマゾンとステランティス、配送用EVで協力-リビアン株急落 - Bloomberg

 

 

他にニュースもないので、ジョシュ・ブラウンと、ジェレミー・シーゲル教授のご意見を拝聴。

まずはジョシュ・ブラウンから。

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・バランスシート縮小(balance sheet runoff)の話題が、市場下落の切っ掛けだろう。この時期にバランスシート縮小について話をする事自体、一部の人には驚きだっただろう。balance sheet runoffとは、債券が期限を迎えた時、借換えをしない事を言う。その結果、バランスシートは縮小される。それが、人々の期待よりタカ派的であった。

 しかし、それは利上げがあるまで起こらない。(利上げ時期の)コンセンサスは、早まっていないように見える。すなわち、6月、7月くらいだろう。もしかしたら、それよりは早いかも知れない。FEDは利上げを出来る限り待つ方針を示している。まずテーパリングを先にやらなければいけないのだし。

 このことが、私がsmall cap growthとカテゴリー分けしている株の希望や夢を脅かしているようだ。Robinhoodにとって酷い日だった。AMC、GameStop、DocuSign、Teledocなど。それらが最も影響を受けている。大型割安株(Large Value)は0.55%の下落。生活必需品、公益、素材、エネルギーはプラス圏。[注、この動画の時点では、そうだったのでしょうが、上の表で示した通り最終的に全セクターがマイナスで終了]

 経済崩壊を予期して、株が叩き売られているのではないし、FEDが大きなミスを犯してしまったのではない。思っていたよりFEDがアグレッシブになるかもしれないが、それは多くの人が既にやっておくべきと思っていた事だ。

 これが私の見立てである。多くの人は同意してくるだろうが、一部はそうではないだろう。

 

 

そして、シーゲル教授。

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ーここ2、3日、国債利回りが上昇している。FEDの議事録が公開された。

・私は、1年以上、FEDはもっとアグレッシブにならなければいけない、インフレは一時的ではないし、悪くなる一方だ、と言ってきた。12月のFOMC議事要旨は、FEDの(インフレに対する)心配を反映している。そして、市場は「その通り、彼らはシリアスになる」と言い始めたのだ。先ほど(CNBCの)スティーブ・リースマンは4回利上げの可能性は40%と言っていたが、私が2週間ほど前にこの番組に出演したとき、8回の可能性があると言ったら、皆驚いていたな。4回以上の利上げがあるだろう。その恐怖が10年債に表れている。

Nasdaqは3.5%下落、S&Pも大きく下落した。FEDはどこまでやりきれるだろうか。FEDはインフレ退治の時間枠を逃してしまったのではないか。

・ジョシュのインタビューを聞いた。2018年の繰り返しはない、と。我々はまったく異なる状況にいる。FRBは2018年の時より$4T以上多い資産を抱えている。FRBがそれをrunoffし始めたら、それは大きな金融引締め効果がある(で合ってるかな???)。そして、インフレの問題がある。2018年時点ではなかった問題だ。雇用は完全雇用の状態にある。ある指標によると、完全雇用を超えている。そして、FEDのもう一つのゴールは、物価安定である。市場は反応するかも知れない。私はローテーションが起こるのだと思うし、実際起きている。私はそれでも今年の市場は値上がりすると思っている。FEDが急激に引締めを行った場合、キャッシュフローの良い会社は、ディスカウント・レートの影響を受けやすい。悪い市場になるとは思わない。ローテーションが起きるだろうし、ここ数日起きている動きだ。

 

彼らの見解は胸にしまって、反応しないでおきます。というのも、市場の1日、2日の動きで何かを読み取るのは無理(してはいけない)。明日、明後日、大幅反発する事もある。

そして(昨日も書いたように)、11日、パウエル、ブレイナードの公聴会がある。議員から「お前ら、このインフレをどうするつもりだ」なんて質問があるでしょうから、それらへの回答に注目。ブレイナードが口を滑らせないとイイな!(逆に、それがチャンスであるという見方もできる)

米上院銀行委、パウエル・ブレイナード両氏指名公聴会を来週開催 | ロイター

【CNBC解説者】2022年、お勧め株【Part.2】

塾長です。

前回記事に引き続き、CNBC常連解説者のお勧め株をご紹介。

ステファニー・リンク(Stephanie Link)さん。

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・Bank of Americaが大手6銀行の中で、最も金利に敏感である。売上は様々なところからきている。2021年、業界全体でM&Aは$5.8Tだった。これまでの最高総額。$47Bがアドバイス料金として得られた。全ての銀行の2021年4Q決算は、M&Aによって素晴らしいものとなるだろう。営業レバレッジ(Operating Leveradge)については依然話した通り。大きくコストカットしている。需要は多い。強い資本のポジションを持っている。$26Bの余剰資金がある。$25Bの自社株買いを計画。前四半期、$9Bを使った。利益の12.8倍で取引されている。2%の配当利回り。もっと配当を出してほしいし、そうなると思う。

ー他のお勧めはWynn ResortsとIBMIBMが持っているテック企業の中で最も大きいそうですね。Wynnはパンデミック後を期待したものですか?

・そうだ。最高値より37%ダウンしている。マカオのライセンス更新の懸念があるからだ。そして監督官庁の監視。全ては織り込み済みだと思う。彼らは巨大だというのを思い出して欲しい。彼らはマカオに1,008部屋と、739,000 square feetの賭博場を持っている。彼はサイズとスケールを持っている。ライセンスを得ることができるだろう。その期間は10年になるかも知れない、20年かも知れない。監督官庁の監視は既に起きたことだ。一方、Las VegasとBostonの結果も良い。流動性資金は$3.9Bある。

ーなぜ「割安テック株」と呼ばれる株が沢山ある中で、なぜIBMなのか?

・経営者がやっている事が好ましい。彼らには少し時間が必要なだけだ。リストラクチャリングの真っただ中だ。ノン・コア資産を切り出して、多くの企業を買っている。クラウド、AI、クオンタム(量子)・コンピューティングに関する会社を買っている。Blockchainもだ。資産を売って、M&Aをしている。より良い成長、より良いマージンをもたらすだろう。今年はメインフレームの更新年でもある。ELA(Enterprise Licence Agreement)の更新年だ。AWSOracleSalesforceなどのクラウドとの協業。ただ、時間はかかる。誰もIBM株を好きではない、IBMがやっていることを知らないのだ。$35Bのフリーキャッシュフローがある。$4Bの借入枠がある。その(合計である)$40Bで、M&Aができる、自社株買いができる、配当を増やせる。株価は利益の14倍。結果が出るまでの間、4.8%の配当をもらえる。

ー(ジョシュ・ブラウン)IBM株には興味がある。下降トレンドから折り返したように見えるが、まだ直近最高値を超えていない。IBMM&Aは失敗続きだ。今回うまく行くと思う理由は何か?

・新しい経営陣によってM&Aが行われている。18か月前、新CEOに代わった。IBMの生え抜きではあるが、クラウド分野の出身だ。Red Hatを買った人でもある。素晴らしい動きだと思う。彼はクラウド戦略を作った人だ。親類の世界から離れようとしている。過去の経営者はM&Aが上手ではなかった。新しい経営陣は正しい事をしている。M&Aした会社を正しい場所に置いている。結果が出るまで7、8年(several years)の時間はかかる。とても眠くなる株であるのは分かるが、$40Bはナイスな追い風になる。

 

彼女も基本的に割安株を勧めていますネ(彼女の場合、普段からそんな感じ)。

注意点があるとしたら、Bank of AmericaはFinTech企業からの追い上げや、コスト構造。昔からある業界、その中での歴史ある企業なので、色々と澱がたまっているでしょう(他の巨大銀行も同様)。

Wynnのマカオのライセンスは、普通に考えれば得られるはず。しかし「共同富裕」が怖い。いくらマカオにホテル、カジノを持っていたとしても、中国当局習近平?の一言でつぶされるかも知れません。昨日もこんなニュースがありました:中国恒大、海南島で建設中の集合住宅に取り壊し命令 | ロイター。普通の感覚では「マンションを39棟取り壊すなんてあり得ない」と思うのではないでしょうか?

さて、永遠の不発弾IBMはどうでしょう?確かに配当は魅力的。しかし、配当が高い=配当をきっちり出しているのに評価が低い。なぜ評価が低いかというと、ジョシュ・ブラウンが言っているように、過去のIBMM&Aは失敗続き。というより、メインフレームの商売からの移行に失敗し続けている。経営者がダメダメ。興味のある方は、こんな動画を見てみてはどうでしょう(ただし英語)?

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多くの普通の日本人にとって、ガースナーはIBMを再建させた素晴らしい経営者という事になっていると思います。この本もたくさん売れたはず:

しかし、彼の再建策は一時しのぎであって、今のIBMの凋落の道筋を付けたと言っても過言ではない、というお話(など、諸々)。

これはジャック・ウェルチにも同じことが言えるし、カルロス・ゴーンも身近な例。

彼らの全てを否定しているのではなくて、その瞬間、その状況、その時代背景において正しかった(もしくは仕方がなかった)経営判断が、長期的には悪い影響を与えてしまう事があり、企業経営(の評価)は難しい、という事です。なので、経営者のボーナスは慎重に・・・、と話が逸れるので、この件は別の機会に。

さて、個人的には高配当株大好きですが、個別株としてのIBMを買う気にはなれません。買うとしたら、SPYDが良いのでは?と思いマス。IBMはSPYDの組込み銘柄として6番目に多い、1.91%。今日時点の情報。最新情報はこちらから。投資は自己責任で)

 

そういう意味では、Bank of Americaも、Wynn ResortsもETFで買うのが良いのかも知れませんネ。銀行ならVFHなど。カジノETFは日本から買えないかも???見つけられませんでした。WynnはS&P500の構成銘柄ではあります。