塾長です。
ここ10年でS&P500は約3倍となる一方、MSCI Emerging Market ETF (EEM)は7%しか伸びてない。Annandale Capitalのジョージ・シーエイが新興国、出遅れセクターの見通し、投資方針を教えてくれたヨ:
・出遅れてた新興国は戻ってくるだろう。懸念は、米国市場との関連が強くなってきていること。米が停滞したときに上昇するのは難しい。
・我々の会社は新興国買ってる。
・米のモーメンタムがこの先5年続くかというと難しい。歴史的に言うと、今年は良い年になるだろう。大統領選挙の年、金利は低い、米株市場は最強。地政学的な災害等がなければ。期待値は低い。
・我々の会社は、未上場株多め、不動産、オイル&ガスやヘルスケアのような出遅れセクター、に投資。Apple、FacebookやMicrosoftは買ってない。19年50%も上昇してしまったので、20年はプラスのリターンをもたらすのも難しいだろう。一方、低評価に長く放置されてきた会社がある。
・例えばエネルギーセクター。どれくらい続くか分からないが、例えば、川中(midstream)の会社はバランスシート見直し完了、株は安い、利回りは高い。10年国債が2%下回る中、配当だけで5~10%。勝つ確率は高いと言える。エネルギーはS&Pの4%。それを6~8%に比重を上げるだけ。
投資ファンドはS&P500をアウト・パフォームしなければいけないから、大変だ。未上場株、出遅れ株を探すのに必死。
一般投資家が参考にできるとすれば、出遅れセクター/市場で、配当の大きい所の比重を少しだけ上げる、ところかな。
でもマルっとETFで買っちゃうと高配当にならないんだよねー。石油の個別株、XOMなどを少しだけ組み入れる・・・、それじゃ普通の高配当株投資ダよ。ちゃんちゃん。