塾長です。
Oppenheimerブライアン・ナイジェルが、リテール(小売り)産業への新型肺炎の影響を教えてくれたヨ:
・状況は流動的だ。
NIKE、Lulu Lemon、The Handbag Companyなどから聞いた話では、中国の需要にインパクトがある。
それ以外にインパクトがあるとは聞いていない。
サプライチェーンにもだ。
ある企業は、旧正月前に在庫を積み増していて、今は大丈夫だそうだ。
もちろん、今後の状況次第だが。
・私が会話した会社からは、中国の製造は戻ってきていると聞いている。完全ではないが。
リテールのリードタイム(製造に要する期間)は比較的長い。
今は大丈夫。この状態が長く続けば問題になる。
・一歩引いて見ると、金利が下がっている。
目の前のスクリーンには、10年国債が1.37と出ている。
金利に敏感な小売りには、超ポジティブな話だ。
ホームインプルーブセンター、例えばHome Depot、Law's。
彼らの商品は中国製ではない。中国で売っていない。
彼らにとっては追い風だ。
NIKEは中国で作って、中国で(も)売っているので、昨日(2/24)叩き売られた(-4.33%)。
一方、Home Depotの下落幅は小さかった(-2.30%)。その後、時間外で上げている(+0.48%)。
パニック売りばかりではなく、見ている人は見てるネー。