塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【チャールズ・ダラーラ】各国が様々なレベルで協調した政策を実施すべきだ。

塾長です。

米国での新型肺炎への恐怖&株暴落。The Partner Group チャールズ・ダラーラに意見を聞いたヨ:

www.youtube.com

・コロナウィルスの前から色々な資産にインフレが見られた。

 それらはファンダメンタルズの裏付けがなかった。

 FEDや他の中央銀行によってもたされたものだった。

 ある意味修正は不可避だったと言える。

・考えなければいけないのは、市場の自信を安定化させること、サプライチェーンの問題の解決。

・各国の中央銀行と政府が協調して行動する必要がある。

 WHOへの信頼は無くなった。

 例えば、CDCの横、アトランタに米国・欧州・日本・中国の公衆衛生当局者を集め、リアルタイムでの情報交換と、協調政策を取らせるのはどうだろう?

 米国と中国のリーダーが、貿易戦争で引き上げた関税を取り除くのはどうだろう?

 これでサプライチェーンの問題が解決するわけではないが、2大経済大国が力強いメッセージを送る事が、市場のプレッシャーを取り除くのに有効だ。

・協調的な財政政策の力を見くびってはならない。

 中国と共に財政出動すべきなのはドイツ。8%の経常黒字がある。

 欧州は自身にサプライチェーンの問題を抱えている。Lombardy地域は、欧州で6番目に大きい地域。

 協調して財政を出すべきだ。

 多分、金融政策もあった方が良いだろうが、欧州の追加利下げには副作用がある。バランスシートから劣化したローンを取り除くなどの特別プログラムがあっても良い。

・2009年4月を思い出して欲しい。G20で様々な行動を取った。

 プラザ合意の時も同様。

・これは、様々な形で壊れかけている関係性を修復する機会かも知れない。

 米国はコロナウィルスに単独では勝てない。明らかだ。

 様々なテンションがあるだろうが、米国・中国は欧州・日本と協力しあえる場所を見つける事ができるはず。

FOMCは3週間後。まだ先だ。

 FEDに全ての重荷を背負わせるべきではない。

 既に弾は切れかけている。

 まずは各国の中央銀行が、協調して、必要に応じて流動性を供給するとでも言えば良い。

 

 

ここにもマトモな事を言う人がいたネ。

ようやくドイツも重い腰を上げたみたい:

www.bloomberg.co.jp

 

しかし、日本では全然マトモな事を言う人がいない。

既に利下げ余地はない。財政も効かない(コロナの前にやり尽くした)。

あとできる事は減税くらいだろう。

消費増税にともなう5%還元の拡大・延長、介護保険料アップの中止・延期、とか。

 

香港は大人一人あたり14万円支給するらしい。これもある意味同じこと。

そういえば、リーマンショックの頃、日本も定額給付金をやったなー。あれは経済効果が無かったと後で批判されてたネ。