塾長です。
株価急落が続いて、調整局面入り。
永遠のBullシーゲル教授が何て言っているか、気になるよネ?
・全ての投資家が意識しておかなければいけないのは、株の価値の90%以上は、1年以上先の利益から来るということ。
すなわち、例え1年分の利益が無くなったとしても、その後に持ち直すのであれば、90%の価値は維持されなくてはならない。
既に10%を失っている。
・去年10月以来、モメンタム・マーケットだ、高すぎると言い続けてきた。
石ころが道路に転がっていれば、道を外れる、と。
実際に来たのは石ころではなく、巨石だった。
そして、道理にかなった価格に戻った。
恐怖心は株価を短期に動かす。
株は長期で持つ資産。1、2四半期先を見て、価値を判断せよ。
・我々はコロナウィルスがもたらす2020年への影響を知ることができない。
2021年、22年、23年には正常に戻るを思うか?私には間違いなくYesだ。
今年に疑問を持つのは良い。しかし、その後は正常に戻るんだ。
私は経済学を教えている。1年間ダメで、その後戻るなら、30%の下落なんてあり得ない。
株価はぐらつくだろう。売られるだろう。しかし、株の根源的価値を壊す事はない。
・2020年の企業利益期待は高過ぎた。10%、12%と言われていた。私は5%だと見ていた。
コロナウィルスでマイナス10%、20%、いや、30%になる可能性もある。
・リセッションになる可能性もある。米国で起こるとは思っていないが。
株価は20%下落し、弱気相場入りする可能性もある。
短期には非常に悪くなる可能性はある。
しかし、そうであればあるほど、戻す自信がわいてくる。
2009年金融危機とは違う。金融危機のときは、企業利益が8割、9割減が数年続いた。
今は違う。期間が限られている。
金融危機、大恐慌といったシステミック・リスクではない。それは何年にも渡る。
・FEDは利下げすべきと思う。
1兆ドルにのぼるローン、LIBORなど、がある。
利下げして、金融危機が起きないようにしなければならない。
利下げが全てを癒すのではないが、金利が1.6%で、10年国債が1.15%では、理屈に合わない。
・(Kevin Warshが中央銀行が協調行動を取れと言っている事について)
FEDは0.5%利下げし、他の中銀も同じようにすべき。
状況を悪化させることはない。
・もしリセッション入りしたら、金利をゼロにすればよい。
6、7年間もゼロ金利状態だった。
大恐慌と同じ事態を防げるなら、やるべきだ。
・AAAグレードの国債、米国債、日本国債に金が集まるだろう。それ以外のリスクは拡大する。
ギリシャ、イタリア国債、Aグレード、Bグレードとの金利差は広がる。
とはいえ、リーマンショックの時のようには拡大しない。
株価は、現在価値に割り戻した期待収益の総和(を発行株数で割ったもの)だからネ。
計算上、利益が普通に拡大していく企業であれば、今年1年分の利益が吹っ飛んでも、1割価値が減る事にはならない。
教授も指摘しているように、今年2月に入った時点での株価が高過ぎたので、あと10%くらいの下落は覚悟しておきましょう。
原油価格が下がっているのが、何気に気になるヨ。
ジャンク債の多くが石油関連だから、ここが弾けると何が起こるの???
誰か偉い人に解説してもらいタイ!