塾長です。
昨日(米国12/4)の米株はサゲ。先週金曜日のアゲを消した程度。
S&P500、4,569(-0.54%)
Nasdaq、14,185(-0.84%)
【米国市況】株・国債下落、利下げ観測行き過ぎとの見方-147円前半 - Bloomberg
原油、73.29
10年債、4.2880
ドル円、147.2210
Bitcoin、41,925
10月 製造業新規受注[前月比]、-3.6%(予想-3.0%)
10月 耐久財受注[前月比]、-5.4%(-5.4%)
10月 耐久財受注・コア[前月比]、0.0%(0.0%)
なし。
なし。
なし。
■注目決算なし。
■〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;
ーあなたはマネーサプライが2年間増えていない点を指摘した。FEDが利下げすれば、2024年は15、20%上昇もあり得ると予想している。FEDは金融引締めをやりすぎたと思いますか?
・それが心配である。マネーサプライは4月にボトムを打ち、増加に転じたが、秋後半減少した。QTが減少を継続させるかも知れない。M2マネーサプライが減少しているとき、経済は成長しない。これほどマネーの流れが停滞しているのは、第二次世界大戦以来だ。そうだ、私は心配している。もしFEDがマネーサプライを再び増加させれば、2024年は好景気に沸くだろう。実質的経済成長と2%インフレ目標を達成できる。マネーサプライのゼロ成長が意味するのは、失業、リセッション、デフレーションである。
ーあなたはマネーサプライに満足できないようですね。増加しているときも不満だった。
・2020年3月、マネーサプライの爆発的増加があった。150年の歴史の中で最大だった。なので、私は多くのインフレがあると予想した。2年後、パウエルはそれ(マネーサプライ)を止め、インフレを止めた。
ー(2年前は)マネーサプライが多すぎて、今は少なすぎると言うことですか。
2024年が目前だ。利下げすべき時期は1Qですか?しかし、3QのGDPは+5%以上だった。すぐに利下げすべきと思う人は多くないだろう。
・8月、9月のGDPの伸びは行き過ぎだった。5.2%の成長。しかし、Atlanta FEDは今期予想を1.2%としている。クリスマスセールス次第のところもあるが、成長率が3Qから75%も減少している。今週、多くの重要なデータが発表される。金曜日の雇用統計は、UAW(のスト終結)により多分増加する。もし失業率が4%を超えれば、ボトムから0.5%上昇である。それはリセッションの可能性が劇的に増加することになる。我々はまだ森の中から抜け出たとは言えない。
ーFEDが利下げすべき、というのと、利下げする、というのには違いがある。彼らは利上げを渋ったように、今回は利下げを渋るのではないか?
・それが心配なのだ。今回のFOMCで、パウエルには利下げを議論していると認めて欲しい。彼は11月のFOMCでは利下げを議論していないと言っていた。彼らは議論すべきである。やるべきだとは言っていない。過去4週間の経済データが弱くなっているだから、議論を開始すべきだ。私はリセッションが不可避だとは思っていないが、両方の可能性があると思っている。金利引上げを渋った時のような頑固さを決して見せてはならない。
ー利下げすればソフトランディングになる?
・それがソフトランディングへの最大のチャンスである。前回も言ったように、70年代とは違う。その10年間、マネーサプライは毎月増加していた。インフレ再燃は無い。彼らはマネーサプライをリーズナブルなレベルに増加させ、経済成長を継続させるべきだ。
ーもしFEDが利下げをしないとしましょう。リセッションになり、市場はフラットですか?
・Magnificnent7を除けば、市場はほぼマイルドなリセッションを織り込んでいる。小型、中型株は利益の11~13倍で取引されている。それはマイルドなリセッションの時の値である。[リセッションになれば]株は下がるだろうが、巨大な下落にはならないだろう。下落するとしたら、5,6、7%くらい。マネーサプライが増加すれば株は15~20%上昇して、素晴らしい年になるだろう。
ということで、シーゲル教授の見解に変化なし。今回新しいのは、2024年末時点のS&P500予想。-7%~+20%。
直接的な値に変換すると(本日のS&P500 4,569を基準にして)、
-7%:4,249~+20%:5,482。
約5,500ですか。夢があって素晴らしい!
Wall Streetでもこれほど強気な予想をしている人はいません。多分、ドイツ銀行の5,100辺りが最高値。
2024年は、景気後退に関係なく、S&P500の中でローテンションが起る(Magnificnent7から他の株に資金が移行する)だけで、S&P500の水準は今と変わらない、という人もいますが、どうでしょう?
急上昇した株、セクターは1年(~数年)の期間で見れば、平均に回帰する傾向があるので、個人的には2024年、割安株の年になると予想したいと思います(ポジショントーク)。
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