塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

マルコ・コラノヴィックを2年国債で置換えろ。

塾長です。

昨日(米国1/25)の米株は大幅に下げて始まり、終わってみればヨコ。強い。

 S&P500、4,016(-0.02%)

 Nasdaq、11,313(-0.18%)

【米国市況】株は下げ埋める、ハイテク巡る懸念後退-ドルは129円半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、80.41

 10年債、3.4620

 ドル円、129.3010

 Bitcoin、23,156

 

 

経済指標:

なし。 

 

 

金融政策:

■ カナダ中銀が0.25%利上げと、今後の利上げ停止を発表;
カナダ中銀、市場予想通りの25bp利上げ-次は据え置きの可能性示唆 - Bloomberg

利上げでカナダの不動産バブルが弾けると言われてきたが、どうなんでしょう?

 

■ ブレイナードさん、政権入り?
ブレイナードFRB副議長、次期NEC委員長の最有力候補-関係者 - Bloomberg

色々思う事はあるが、自粛。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■ 独、米が主力戦車ウクライナに供与;
米国、戦車「エイブラムス」31両をウクライナに供与へ-ドイツと協調 - Bloomberg

早く戦争終わって下さい。

 

 

個別株:

■ 今日の注目決算。Tesla、IBMAT&T、Boeing、LVS。「駄目だこりゃ」という決算は無い。

テスラの昨年10-12月利益、市場予想上回る-速やかに増産目指す - Bloomberg

自動車事業の粗利益率は25.9%と、アナリスト予想平均の28.4%を下回った。・・・前年同期の同事業の粗利益率は30.6%だった。

IBM、強気の通期見通し示す-全世界で約3900人削減を計画 - Bloomberg

米AT&T、第4四半期利益が予想上回る 23年利益見通しは低調 | ロイター

 

Las Vegas Sands sees $166mln loss in 4Q22, despite 10 percent uptick in net revenue | AGB

中国ゼロコロナ政策撤廃に期待。

 

米ボーイング、22年12月期決算の純損失拡大 フリーキャッシュフローは黒字化 | ロイター

12月期の本業の損益を示す営業損益は35億ドルの赤字と、赤字額は前年の29億ドルから拡大した。

こんな決算でも株価は上昇して終了。+0.33%、212.68ドル。

そして、こんなBoeingを勧めている人がいた。RBC ケン・ハーバート。「中国経済境、旅行需要増加、サプライチェーン改善により全体としてポジティブ。price targetは225ドル」だそうです(詳細割愛)。

www.youtube.com

737MAXで明らかになったBoeingの本質的問題「ちゃんと飛行機を作れない」は残ったまま。

日野自動車みたいになっているのでは?と考えると怖くて手が出せない。

ちなみに、配当は出ていない(復配していない)。

 

 

■ Hindenburg Researchが新たなショート・レポートを発表;
印アダニ傘下企業の株価下落-物言う投資家ヒンデンブルグが空売り - Bloomberg

Adani Group: How The World’s 3rd Richest Man Is Pulling The Largest Con In Corporate History – Hindenburg Research

インドのAdani財閥がシェルカンパニーなどを使って株価操作している、と訴えている。

レポートは、Adani財閥はAdani一族が握っており、彼らの中には過去様々な詐欺容疑を掛けられた者もいて、モーリシャスUAEにシェルカンパニーを作り、マネロンまがいな取引をしている、的な話を延々と述べている。あまりに長いので途中で読むのを断念。スミマセン。

中心人物であるGautam Adaniは(Hindenburgに株価操作と糾弾されている)株価上昇により、去年世界3位の富豪になったのだそう;
世界3位の富豪に躍進、アダニ氏資産の支えは驚異的な株価評価 - Bloomberg

「こんな派手にやちゃって。もっと穏便にやれば見つかる可能性も下がるだろうに」というのが正直な感想。

 

 

■ 今日の〆は、去年強気から弱気に大転換したJPMorgan マルコ・コラノヴィック;

株価上昇は景気減速と「衝突」へ、売りの舞台整う-コラノビッチ氏 - Bloomberg

コラノビッチ氏は昨年の相場下落の大半を通じてウォール街で最も強気なストラテジストの1人だったが、12月半ばに株式の推奨配分を縮小。その理由として今年の軟調な経済見通しを挙げていた

彼が転換した理由は、織り込んでいたFED pivotが起こらなかったからですヨ。もちろん「高金利が続くから経済が軟調となる」というロジックなので、間違いではないが、正確ではない。

インタビュー本編はこちら;

www.youtube.com

で、今後どうなると考えているのかというと・・・

中国再開、ドル安などで最悪期は脱した、リセッションは終わったという期待があるが、我々はそれに同意しない。様々なデータ、ISM、フィラデルフィア連銀、リッチモンド連銀などは下がっている。では、何がこれらのデータを上向かせるだろう?FEDが利下げをするまで上向かないだろう。そしてFEDにそのつもりは無い。

だそうです。

ここでもFED金利頼り。

考えに一貫性があるとも言える。

ここで一つ疑問があります。「株価は金利次第だ」と言い続けるアナリストは必要だろうか?

ガンドラックだったら「コラノヴィックなんて不要。2年国債で置換えろ」と言ってくれそう(注:彼は、FEDのFFレート決定は2年国債利回りを追っているだけなので、FEDは不要と主張している)。

そしてこちらが2年国債利回りチャート;

2 year treasury rate - 2023/1/25 - Ycharts

徐々に金利上限(予想)が下がっている。

 

で、これが直近の株高の要因なのでしょうか?

カネの出所を見ると、企業の自社株買い(だけ)が株価を支えている、と主張する人もいる(元データはBofA);

 

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